« 2006年9月 | トップページ | 2006年11月 »

2006年10月

2006.10.29

『マダムと奇人と殺人と』★★★☆☆

C0000581_0 前からちょっと気になっていた『マダムと奇人と殺人と』を観てみました。…1日延長してます、ちなみに(^_^;)

墓地で手のない女性の死体が見つかることが話の始まりです。それから同じ手口で殺された死体が連続して見つかるの。その捜査をする刑事とその母、刑事の同僚、刑事が立ち寄るホテルのオーナーやコック、宿泊客…と、様々な登場人物がまさに“マダムと奇人”なわけで、何だかみんなクセモノで。事件とその人たちが無関係のように展開しながら、被害者の身元が分かったことで、急速に全てが絡んでいきます。

連続殺人事件っちゅう深刻な問題が軸にあるにもかかわらず、ベルギー映画っていうためもあるのか、出て来る人も物も景色もみんなカラフルで、何だか陽気な映画でした。

マダムと奇人と殺人と DVD マダムと奇人と殺人と

販売元:バップ
発売日:2006/05/24
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006.10.28

『プラダを着た悪魔』★★★★☆

Prada『プラダを着た悪魔』、観てきました! ずーっと前に原作本を本屋で見た時に“実在のファッション誌の鬼編集長をモデルにした話”というコピーを見てめちゃくちゃ読みたかったんだが、その時の財力では買えず、映画化されてしまった今ではまるで本屋になく、注文したamazonからもまるで届かず……ということもあり、めちゃくちゃ観たかった映画だったので、片っ端から試写会に応募! それが見事に当たりましたの。

最初に書いたとおりに、舞台はファッション誌『RUNWAY』編集部。ファッション界の権威である編集長=ミランダ(メリル・ストリープ)と、彼女の第2アシスタントとして雇われてしまった、ファッションに興味のないジャーナリスト志望のアンドレア(アン・ハサウェイ)。その二人を中心に話は展開していきます。

編集部の人たちにとってミランダは圧倒的な存在であり脅威でもあり、アンドレアはそんな職場に最初は馴染めない。“努力してるのに認めてもらえない”と愚痴る彼女に、同僚は“努力していない”と諭す。その言葉に目が覚めたアンドレアは、見ようとしなかった“ファッション”を受け入れ、仕事を忠実にこなしていくの。

そして、仕事=ミランダ中心の生活になった彼女は、だんだん彼氏とも友達ともすれ違い始めるんだけど……

厳しさはまるで違うとは言え、同じ雑誌を作る人間として、“努力していない”って言われるシーンは何か堪えたなぁ。そう言われると、あたしも努力していない気がする。毎日の波に流されて、何となく仕事をこなしていて。『RUNWAY』とは比べものにならないけど、あたしも少しは憧れる人がいるような雑誌を作ってるのにね。仕事に対して、改めて考えさせられました。

と同時に。ラストにかけての展開は、同業者がゆえに納得できないところもあり。っていうか、ああいうのは日本の社会じゃまだ認められないだろ。…っていう意味で星4つ。ところでこれ、まさに同業なファッション誌の編集者が観たらどう思うんだろう?ってのも知りたいですね。

メリル・ストリープは圧巻だったし、アン・ハサウェイは可愛いし、キャスティングも良かったんじゃないでしょうか。アンって、“可愛く成長する”役が似合いますねぇ。

だけど、今回の試写会がりそな銀行とかの主催で、映画が始まる前に“仕事に頑張る女性のための○○”とかの話があって、それになーんかカチーンと来ちゃってね……映画を観ていても思ったけど、やっぱ仕事だけの生活は淋しいし、そもそも仕事だけに生きたいわけでもない。第一、“仕事に頑張る”とかいちいち冠付けられなくても、常にみんな頑張ってるわけで。女性の幸せとは、結婚なのか仕事での成功なのか、まだあたしには分からないけど、女がナチュラルに生きるのはまだまだ難しいのかなぁなんて思いました。

まぁともかく、イイ服を着てイイ仕事をして、イイ恋をしたいですね。…とか言いながら、今日も超安い下着を買っちゃったんだけど(苦笑)。

プラダを着た悪魔 (特別編) DVD プラダを着た悪魔 (特別編)

販売元:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
発売日:2007/04/18
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (15)

2006.10.22

『かもめ食堂』★★★★☆

Ruokalalokki_poster_11_8 フィンランドとかスウェーデンとか、北欧は前から行きたいところでもあったし、『かもめ食堂』は元々観たい映画でもあったんだけど、先日知り合いがフィンランドに行って、良かったっちゅう話を聞いてから、ますます観たかったのね。

ヘルシンキでサチエが営む“かもめ食堂”を手伝うようになった2人の日本人と、ちょっとしたことをキッカケに“かもめ食堂”に通うようになったフィンランド人たち。“食堂”の持つ人情味とおもてなしが、それぞれの人たちの心を通わせていくの。

あくまでも素朴な日本映画なんだけど、舞台がフィンランドということで、その素朴さに不思議な魔法が掛けられていて、何とも心地好い映画でした。その素朴さも、小林聡美と片桐はいり、もたいまさこの3人だったからこそ出せたんだろうなぁ。

そしてフィンランド! ますます行ってみたくなりました☆

かもめ食堂 DVD かもめ食堂

販売元:バップ
発売日:2006/09/27
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2006.10.17

『ミュンヘン』★★★☆☆

Photo_29 スピルバーグ監督作『ミュンヘン』を観ました。劇場公開当時、映画館で観たかったんですが、結果的に、行かなくてよかったような(苦笑)。なんせ、長いの。150分超え。ついでに、怖い。だから映画館で大画面で観てたら、個人的に大変なことになってたと思うの。

1972年のミュンヘン・オリンピックで起きた、パレスチナ・ゲリラによるイスラエル選手団襲撃事件がモチーフで、この映画では“その後”を描いている。イスラエル政府が決定した“報復”という任務に、平凡な警察官だったアヴナーが選ばれる。彼を中心とした暗殺集団が結成されて、アヴナーたちはただひたすら“任務”を遂行していく。

その報復に応えるのはやはり報復…この終わらぬ闇の連鎖に、だんだん精神も蝕まれていくアヴナーたち。そんな彼らに最後に光は射すのか…

しかし、あたしの生まれる前のミュンヘン・オリンピックで、こんなことが起きてたなんて知らなかった…。あたしが知ろうとしてなかったのか分からないけど、埋もれさせてしまった歴史なのかもしれません。だから、それを敢えて描いたスピルバーグは凄いけど、この題材で映画化するというのも凄い。アラブ系テロリストを描いた作品で、いくら史実とは言っても9.11後という今の世界、何かアメリカ人の思惑を感じちゃうよねぇ。

ミュンヘン スペシャル・エディション DVD ミュンヘン スペシャル・エディション

販売元:角川エンタテインメント
発売日:2006/08/18
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006.10.14

『幸せになる彼氏の選び方-負け犬な私の恋愛日記-』★★★☆☆

Lucy05 何も考えないでいいものを観たいなぁということで、ガエル・ガルシア・ベルナルも出てたんで、『幸せになる彼氏の選び方』というものを観てみました。いわゆるラブコメですね。これまた当然原題はまるで違って、『I'm with Lucy』っていうのね。この邦題に比べたら、やっぱ原題のほうがいいよねぇ。

運命だと思っていた完璧な男性から、エレベーターの中で性の不一致を理由に突然別れを告げられたルーシー。それから、友達などの紹介で5人の男性と出会うの。他の作品でもあったけど、アメリカでは会ったことのない人とのデートを、“ブラインド・デート”っていうんですね。

んで、この映画のちょっと面白かったところが、ルーシーと女友達の会話から、最初に5人との出会いを見せるの。で、ある場所に到着して友達が一言。“これから1時間後に、その中の一人とルーシーの結婚式なの”と。そこから、5人とのデートの様子を並行して見せていきながら、だんだんと絞られていくの。そして最後にルーシーが選んだ男性は……

最後にルーシーが気付く、“理想と、本当に必要な人は違う”ということ。ホント、そうだとは思うんですが、そこに行ききれてないあたしは、まだまだ何かが足りないんですよね、きっと。とほほー。

そういえば、このDVDのジャケとか、ガエルがかなりフィーチャーされてる風だけど、別にそんな感じではなく。『バッド・エデュケーション』とかでガエルが話題になった後だけに、ガエル人気に便乗しようとしてるのが分かっちゃったりして、ちょっと萎えた(苦笑)。

幸せになる彼氏の選び方 負け犬な私の恋愛日記 DVD 幸せになる彼氏の選び方 負け犬な私の恋愛日記

販売元:ジェネオン エンタテインメント
発売日:2005/11/25
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2006.10.09

『クラッシュ』★★★★☆

Photo_7あたしの好きな人が観ていたようなのでおいらの好きなマット・ディロンが出てるので、この『クラッシュ』は観たかったんだよーぅ。

いや~とにかく凄まじかった。人種問題、銃社会ってのがありきのこのストーリーでアカデミー作品賞だからね! なんかアメリカ、やっぱ恐いっす、こういうのを観ちゃうと。

オムニバス的な体を取りながら、様々に出てくる人物が人種と銃の問題を介しながら、微妙に絡んでいくんだけど…とにかく、ほとんど救いがなくて、ただただ呆然。それだけに、最後に見えるひとすじの光にどれだけ安心させられるか。こういうテーマの作品に賞をあげちゃうアメリカも恐いけど、でも作品として悪いわけではなく、これだけ救いのないストーリーながらグッと引き込まれるというのは、やはり脚本の妙なんでしょう。

マット・ディロンのオッサンぶりはさることながら、ブレンダン・フレイザーの年寄り化にビックリだよ! あたしが彼をよく観てた時ってたぶん彼も20代前半だから、あれから10年も経ってちゃ、そりゃあフケるってわけですけども。

クラッシュ DVD クラッシュ

販売元:東宝
発売日:2006/07/28
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (2) | トラックバック (4)

久々に徒然記。

何だか最近、マジで映画ブログ化しているので、久々に日々徒然のことでも書こうかと。

安野モヨコさんの『働きマン』3巻が出ましたね。友達のブログで新刊が出たと知り、遅ればせながら購入。主人公の松方の“働き”場所は週刊誌編集部で、自分と近い世界だってことで、かなり入り込めて読めるわけです。とは言え、あたしはヌルい月刊誌で、松方の境遇とはだいぶ違うんですけどね。

松方の、周りに頼れない感じとか、怒って疲れちゃう感じとか、すげー分かるなぁ。だけど松方、そんな性格のせいで今回で男と別れちゃいましたね。

そこもあたしもダメなところで…仕事と恋愛、両立できなかったから。…って言っても、それはかなり昔の話で、それ以来両立のレベルにも行ってないしねぇ。あの時は仕事に必死だったというのがあったけど、今だったらどうなんだろう。仕事続けたままの精神状態で相手に頼ったり出来るのかな? でもさすがに、そろそろ誰かに頼りたい気もしますね…。

…なぁんてこと、ホントはもうちょっと若い時に考えたほうがよかった気もしますがね。

働きマン 3 (3) Book 働きマン 3 (3)

著者:安野 モヨコ
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.10.08

『乱歩地獄』★★★★☆

Photo_6江戸川乱歩原作の「火星の運河」「鏡地獄」「芋虫」「蟲」の4本の作品を映像化したオムニバス映画『乱歩地獄』をようやく観ました。元ナゴギャみたいなもんなんで、こういう世界観の作品は好きなんですね。とは言え、あたしは乱歩より横溝派なんですけども。

んで、内容はというと。それぞれ監督さんの違う作品なんですが、4本全てに浅野忠信はいろんな役柄で出てきます。

あたし的には「鏡地獄」が絵柄的に好きでした。ちょっと天井桟敷的というか。あとは「蟲」の色使いと緒川たまきね! 緒川たまき、こういうちょっと上品で妖しい役柄をやらせるとやっぱサイコーですな!

でもやはり乱歩だけあって、全編エログロなんで、こういうのが好きじゃない人は観ないほうがいいかも…な作品でした。

乱歩地獄 デラックス版 DVD 乱歩地獄 デラックス版

販売元:ジェネオン エンタテインメント
発売日:2006/05/25
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2006.10.03

『ホワイト・プリンセス』★★★★☆

Photo借りてるDVDが観ずに溜まって来ている今日この頃…ようやく『ホワイト・プリンセス』を観ました。ケイティ・ホームズ主演です。トム・クルーズの子ども産んじゃいましたねぇ。

大統領の一人娘=サマンサ(ケイティ)は大学進学に当たって、住まいであるホワイトハウスから遠い学校を選んで寮生活を始めるの。サマンサの夢は大学まで自分の運転する車で旅をすること…だけど当然現実はそんなわけがなく、厳重な警備の元で大学まで送られ、学生生活もボディガードに常に囲まれ、周りからも好奇心の目で常に見られる。

“普通の女の子”になりたいと望む彼女は、ルームメイトのミアに“普通”の学生生活を教わり、ひょんなところから出会った寮長のジェームスには恋心が芽生えるんだけど…

常に“大統領の娘”であり続けて育てられてきたサマンサが、一人の女性として強さと愛を掴んでいくストーリーなんですが、こういう展開、アメリカってホント好きですねぇ。でもまぁ、頑張るサマンサの姿にちょっとホロリとさせられたり、あたしも嫌いじゃないです、これ。

ケイティも可愛くて良かったけど、『エイプリルの七面鳥』ん時の彼女のハチャメチャっぷりのほうがあたし的には好きだったなぁ。

ホワイト・プリンセス DVD ホワイト・プリンセス

販売元:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
発売日:2006/08/18
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2006年9月 | トップページ | 2006年11月 »