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2007.04.20

『バベル』★★★★☆

2_1 『バベル』のブロガー試写会ってのが当たりまして、昨日こっそり会社を途中で抜けて行ってまいりました。GAGAの会社&新試写室が東京ミッドタウン内ミッドタワーにあるっていうんだから、ミッドタウン初体験のあたしはそれだけで軽く興奮です(バカ)。上からの眺めは凄かったなー。会社自体も凄かったけど。あんな中にある会社で働けば、もうちょっと出会いとかもあったりするんだろうなぁ…(軽く妄想…さらにバカ)。

Babel_kate_1024x768_1 で、映画ですよ! モロッコで起きた銃撃事件が、メキシコ、日本にも波及していく…というのが全体のストーリー。モロッコで、山羊飼いの兄弟が銃の腕を比べるために遠くを走る観光バスに狙いを定める。弟の放った銃弾はバスに命中していた。

夫婦の絆を取り戻すためにモロッコを旅行中のアメリカ人夫婦(ブラッド・ピット&ケイト・ブランシェット)。観光バスに移動中のところ、突然妻が血まみれになっていた…。兄弟が放った銃弾に当たったのだ。瀕死の妻をガイドの村に連れて行き応急処置をするも、アメリカとモロッコの国同士の問題で救助がなかなか来られない。夫は苛立ち、さらに一緒に連れてこられてしまった他の観光客たちも怒りが爆発し、それぞれの主張ばかりぶつかっていくの。

警察の調べで、事件に使われた銃は登録上は日本人のものだと分かる。その所有者ヤスジロー(役所広司)は、妻が自殺してしまい、聾唖の娘チエコ(菊地凛子)との距離を埋められないでいた。チエコもまた、言葉が通じないために自分の愛情が伝えられないもどかしさに苛立ち、それを身体で伝えようとする。

事件に遭ったアメリカ人夫婦の二人の子供たちは、メキシコ人の乳母と一緒に留守番しているんだけど、その乳母の息子の結婚式があり、夫婦が代わりの乳母を見つけてくれるはずだったのがダメになり、仕方なく子供たちもメキシコに連れて行くの。その帰り、国境で車を止められた時、飲酒運転だった乳母の甥(ガエル・ガルシア・ベルナル)はその発覚を恐れ、そしてアメリカ人のメキシコ人に対するこれまでの想いが爆発して無理やり国境を越えてしまう…

それぞれの国で、それぞれの人同士、想いや言葉が通じないことで生じる苛立ちが次々と被さってきて、それが心に重くのしかってくるんだよね。その“通じない世界”の対比の描き方が良かったなぁ。あとちょっとね、『クラッシュ』を観た時に感じた心苦しさとかと同じようなものを感じたかなぁ。『クラッシュ』と同じく、この『バベル』でも銃問題や人種問題なんかが存在する世界…さらにアメリカ、というのが前提で描かれているからね。最後の最後でちょっとした救いもあるんだけど、それよりもあたしは、モロッコでようやくアメリカの救助ヘリが到着した時、助けてくれていたモロッコ人ガイドに夫が差し出したお金をガイドが断ったシーンが、なんか象徴的というか、アメリカや世界の持つ差別だとかの悲しさを感じ、涙が出ました。

ところでアメリカ人夫婦の娘役、ダコタ・ファニングに似てるな〜と思ってたら、実の妹なのね。お姉さん同様憂いがあってよかったわ。あの子も良い女優さんに成長するといいねぇ。あと菊地凛子。期待が大きすぎたのか、日本人が日本人を見てるからか、言うほどでは…って気もしなくもなかったけど、目の表情とかは確かに良かったです。

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原題:Babel 我々は十分賢くなったので、塔を建て、天に届かせよう・・・、そして主は町と塔を見て、言われた彼らの言葉を乱し、互いに言葉が通じないようにしよう・・・ アフリカ(モロッコ)、アメリカ(ロス、メキシコ)そしてアジア(東京)の3... [続きを読む]

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