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2008年2月

2008.02.24

『JELLYFiSH ジェリーフィッシュ』★★★★★

Main 久々に試写会が当たりました。2007年のカンヌ国際映画祭で新人監督賞(カメラドール)を受賞した作品『JELLYFiSH』です。イスラエルが舞台の作品なんですが、これは実に良い映画でした!

Lesmeduses_03 海辺の街を舞台に、3組のストーリーが紡がれる作品。結婚式場でウエイトレスをするバティアは、海辺に突如現れ、浮輪をつけたまま喋らない少女を週末だけ預かることになる。バティアの母親は家のない人を支援する協会の代表者として有名で、離婚した父親は過食症の女性と暮らしている。

Lesmeduses_06 バティアの働く会場で結婚披露宴をしたカップル。新婦のケレンはその最中に骨折してしまう。仕方なく新婚旅行として海の近くのホテルに泊まることになるんだけど、ホテルの不手際に不機嫌になり、スイートルームに一人で滞在する女性と親しくなる夫に対しても冷たくなってしまうの。

フィリピンから出稼ぎでヘルパーとして働くジョイは、退院したばかりのマルカの家に行くことに。言葉の通じない二人は最初はぎくしゃくしていて、さらに気難しいマルカは娘との関係も壊れかけているんだけど、ジョイが娘の舞台へ誘ったことがキッカケで、3人の関係も少しずつ変わっていくの。

それぞれがすれ違い、改めて触れ合うことで築かれる関係性。ゆったりと流れながらも温かな光へと導くようで、観終わった時に優しい気持ちを残してくれる作品でした。

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2008.02.15

『アンジェラの灰』★★★★☆

Angela 何となく観てみたかった作品、『アンジェラの灰』をようやく観ました。主人公フランクの書いた自伝小説が元になった作品だそうです。

アイルランド出身の父(ロバート・カーライル)と母アンジェラ(エミリー・ワトソン)はアメリカに住み、二人の間には長男フランクを筆頭に4人の男の子がいて、ある日女の子が生まれるの。喜びに暮れるのも束の間、女の子は数日後に亡くなってしまう。母はショックで寝込み、生活は荒んでいき、アイルランドの母の実家へ行くことになる。だけど、プライドの高い父はなかなか職を得ず、さらには出る手当も全てお酒に使ってしまうという始末。食べ物の何もない生活は、やがてそこで生まれた双子も死なせてしまうの。

父はロンドンに出稼ぎに行くことになるんだけど、そこでの稼ぎも送られてこないどころか、父も半ば行方不明状態に。家族は家を追い出され、母の従兄弟の家に身を寄せるも、乱暴なその人に耐え兼ね、フランクは学校を辞め家を飛び出す。電報配達の職に就いた彼は、そこで恋をして、人の死というものを改めて知ることになる――

…と、こう書いていくと相当めちゃくちゃな作品って感じなんだけど、実はそうではなくて。こんな暮らしの中でもフランクや子供たちが真っ直ぐに育ったのって、母の威厳や父の愛があったからだし、何よりそれらをちゃんと理解してる子供たちだったからなわけで。そんな当たり前なはずの“家族の姿”を深く感じられる作品でした。

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2008.02.13

『パフューム -ある人殺しの物語-』★★★☆☆

Pfm_sb1 公開時、凄いシーンが話題&問題になりましたが…『パフューム -ある人殺しの物語-』です。問題のシーンなんかよりも、作品全体の持つ世界のほうが凄まじかったですね…。

18世紀のフランスが舞台。当時のフランスは物凄い異臭が漂っていたそうなんだけど、その最たる場所=魚市場でジャン=バティスト・グルヌイユは産み落とされるの。ジャンを放置しようとした母親は処刑され、ジャンは孤児院へ。赤ん坊の時からどこか違うものを持っていたジャンは、人並み以上に嗅覚に優れた少年に成長する。

やがて皮なめし職人へ売られたジャンは、真面目に働き、パリ市内へ皮を売りに使われるようになる。そこで、今まで嗅いだことのない香りの数々を知り、さらに香水と女性の香りも知る。そして、香りに誘われついていった女性を誤って殺してしまい、だけど女性を手に入れてもその香りを保存できないことを知り、自分の使命を感じるの。

ある日、皮のお使いで落ち目のバルディーニ(ダスティン・ホフマン)の香水屋に行ったジャンは、そこで驚異の嗅覚と手腕を発揮し、それをキッカケにバルディーニの店で働くことになる。たくさんの香水を生み出しながらも、ジャンの興味は人の香りの保存法だけ。バルディーニの出した条件をクリアしたジャンは、学ぶために旅に出る――

そこで“研究”を重ねてついに成功したジャンは、“香水は12の香りから成り立っていて、そこに13番目の香りを見つけられたら究極の香水になる”とのバルディーニの言葉どおりに“香り”を集め始める……

『ヘヴン』のトム・ティクヴァ監督作で、そこはかとない恐怖と悲しみが漂うところは『ヘヴン』にも通じるところがある気がしましたね。

このジャンという殺人鬼は実在の人物らしいけど、愛されることを知らない出生・環境と、人並み外れた嗅覚という能力による香り=生への執着心によって起きた悲劇だと思うのよね。その悲しみがもう少し描かれていたら、また違った作品になったのかしら…という気もします。

しかし舞台がフランスなのに台詞が英語…しかも役者がイギリス人が多いっちゅうことでちょいちょいイギリス英語が聞こえるってのが、やはり何だか違和感もなきにしもあらず……。ベルリン・フィルの曲はめちゃくちゃ良かったです。

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2008.02.11

『恋愛睡眠のすすめ』★★★★☆

Sos_sub03 ガエル・ガルシア・ベルナル主演の『恋愛睡眠のすすめ』です。原題は『The Science of Sleep』で、こっちのほうが内容には近いのかなぁ、やっぱ。

父親を癌で亡くし、母親の住むフランスにメキシコからやって来たステファン(ガエル)。母親の推薦でカレンダー会社のデザイナーとして就職するも、実際の仕事は写植貼りで、会社の同僚たちも何だか風変わりで、ステファンは当然上手くいかないの。

ある日、隣にステファニー(シャルロット・ゲンスブール)が引っ越して来て、彼女の友人ゾーイを気に入るんだけど、どこか自分と波長の合うステファニーのことも気になって、やがてそれは恋心に変わっていく。

ステファンは6歳の頃から夢と現実の境がつかない癖があって、上手くいかない現実を夢で良いように作り替えることで、現実を違って見るようになっているの。そのせいで実際の仕事はますます上手くいかなかったり、ステファニーとの関係が危うくなったり…。周りもそんなステファンのことを理解しきれず振り回されてしまうんだけど、ステファニーへの想いが募りすぎて……

ステファンの性質はおかしなところもあるんだけど、上手くいかない現実を夢や妄想で作り替えることって、案外誰でもやってることだし、そうすることで現実が好転することを願うのって普通なことだったりするのよね。それだけに、この作品自体が夢と現実を行き交ってるような感覚があって。で、その感覚って『エターナル・サンシャイン』を観た時と似てるなぁと思ってたら、同じ監督さんの作品だったのねー。

シャルロットが出てましたけど、トシ取ってますますお母さんに似てきたな!ってビックリしました。

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2008.02.07

チケット取れちゃった~(゜∀゜)

Queen おいらの好きなバンドQueen Adreenaが3月に来日するっていうの。最初はイベント出演があるってのを知ったんだけど、イベントじゃなぁ…なんて思ってたら、ワンマンも決定というじゃないですか!

だがしかし、せっかくの来日公演というのに原宿アストロホールという500キャパのちっこいハコ…どうせチケット取れないだろうなぁと思いつつ、先日e+で先行予約やってたので軽い気持ちで申し込んでみたら……あっさり取れちゃったYO!(゜∀゜)

ついでに、3月に出るアルバムを予約するとサイン入りブックレットがもらえるっちゅうんで、それも予約しちゃったよ~ぅ。

生ケイティ、相当楽しみだなぁ…

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2008.02.06

『ゾディアック』★★★☆☆

Sub2 久々にサスペンスを…『ゾディアック』です。アメリカで実際起きた、未解決の連続殺人事件を題材にした作品ですね。

1969年、男女が襲われ死傷する事件が起きる。その4週間後、クロニクル紙宛てにその事件と前に起きていた事件について犯人しか知り得ない事柄と暗号を書いた手紙が届くの。その暗号を1面に載せなければ大量殺人を開始する、と。同様の手紙は他紙にも届いていて、各紙1面には載せないってことになる。クロニクル紙専属の漫画家ロバート(ジェイク・ギレンホール)は、そんな編集方針を尻目に事件に興味を持ち、担当記者ポール(ロバート・ダウニーJr.)に深く関わっていくの。

やがて今度は“ゾディアック”と名前入りで2通目の手紙が届く。手掛かりを見つけられないまま、それから1ヶ月半後から次々と殺人事件が起きてしまう。そのうち一つの事件の担当になった刑事ポールだが、各事件で管轄が違って捜査状況を牽制し合うがために、なかなか捜査が進められない。そんな中、限りなく疑わしい容疑者が挙がるんだけど、証拠がなく逮捕に至らない。

それから4年後、ゾディアックからの手紙も途絶え、事件も起きず、世間が忘れてきた時、ゾディアックから手紙が届く。そこから今度はロバートが事件について調べ始めてみると――

実際の出来事の作品化だから仕方がないんだけど、150分に及ぶ長さの中で、事件が起き→手紙が届き→捜査が難航…って繰り返しが続くから、ちょっと単調って感じなんだよねー。だからロバートやら周りの人やらの心情がイマイチ伝わりづらくて。こういう感じなんだったら、もうちょっと編集して短くしてくれてもよかったかも、と。でも、どこに繋がるのか分からないスリリングなところはドキドキしました。

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