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2008.02.13

『パフューム -ある人殺しの物語-』★★★☆☆

Pfm_sb1 公開時、凄いシーンが話題&問題になりましたが…『パフューム -ある人殺しの物語-』です。問題のシーンなんかよりも、作品全体の持つ世界のほうが凄まじかったですね…。

18世紀のフランスが舞台。当時のフランスは物凄い異臭が漂っていたそうなんだけど、その最たる場所=魚市場でジャン=バティスト・グルヌイユは産み落とされるの。ジャンを放置しようとした母親は処刑され、ジャンは孤児院へ。赤ん坊の時からどこか違うものを持っていたジャンは、人並み以上に嗅覚に優れた少年に成長する。

やがて皮なめし職人へ売られたジャンは、真面目に働き、パリ市内へ皮を売りに使われるようになる。そこで、今まで嗅いだことのない香りの数々を知り、さらに香水と女性の香りも知る。そして、香りに誘われついていった女性を誤って殺してしまい、だけど女性を手に入れてもその香りを保存できないことを知り、自分の使命を感じるの。

ある日、皮のお使いで落ち目のバルディーニ(ダスティン・ホフマン)の香水屋に行ったジャンは、そこで驚異の嗅覚と手腕を発揮し、それをキッカケにバルディーニの店で働くことになる。たくさんの香水を生み出しながらも、ジャンの興味は人の香りの保存法だけ。バルディーニの出した条件をクリアしたジャンは、学ぶために旅に出る――

そこで“研究”を重ねてついに成功したジャンは、“香水は12の香りから成り立っていて、そこに13番目の香りを見つけられたら究極の香水になる”とのバルディーニの言葉どおりに“香り”を集め始める……

『ヘヴン』のトム・ティクヴァ監督作で、そこはかとない恐怖と悲しみが漂うところは『ヘヴン』にも通じるところがある気がしましたね。

このジャンという殺人鬼は実在の人物らしいけど、愛されることを知らない出生・環境と、人並み外れた嗅覚という能力による香り=生への執着心によって起きた悲劇だと思うのよね。その悲しみがもう少し描かれていたら、また違った作品になったのかしら…という気もします。

しかし舞台がフランスなのに台詞が英語…しかも役者がイギリス人が多いっちゅうことでちょいちょいイギリス英語が聞こえるってのが、やはり何だか違和感もなきにしもあらず……。ベルリン・フィルの曲はめちゃくちゃ良かったです。

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受信: 2008.02.14 01:54

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