あれからちょうど1ヶ月。
2011年3月11日。忘れられない、忘れてはいけない出来事がありました。
東日本大震災。
マグニチュードは日本史上最大の9.0。東京の震度も5弱と、今まで経験したことのない規模の地震でした。
お昼ゴハンも終え、仕事の山場も過ぎていた時期だったので、同僚と呑気に郵便を仕分けていた時だったのですが…最初に感じた縦揺れで、“あ、ちょっとデカいかも…”と思ってるうちに、どんどん大きくなっていく揺れ。
会社の棚が開いて本がどんどん落ちて行き、机の上のものもなだれ…それからはもう、恐さでワケが分かりませんでした。
一度、近くの小学校に避難したんですが、その後会社に戻るも、同僚と自力で帰ることに。
人がいっぱいの道、そもそもよく分からない帰り道、途中で鳴る地震速報…とにかく必死に歩いて約5時間。ようやく自宅に辿り着きました。
自宅で軽く散乱したものを片づけながら観たテレビで、ようやく震源地付近での被害を知り…数年前の海外各地で起きた災害と同じ映像に、言葉を失いました。
何度も来る余震に地震酔いというものを知り、震源から離れた東京でもこんなにパニックになってしまうことに恐ろしくもなり。
…と、ここまで書いてきて、どこまで書いたらいいのか分からなくなってきました。
震災の約1週間後、離日する外国人で激混みの成田からロンドンに行ったのです。仕事で。
行く前に“飛行機飛ぶから予約を継続して”ってメールしたホテルからは、“I'm happy to hear that~”と返信が来ていて、定型的な文章なんだろうと思いつつも感動した。
ハイドパークでボーっとしてた時に話しかけてきたおっちゃんは、とにかく日本を心配しつつ、“日本が落ち込むことは、1年後のイギリスにもダメージになるんだよ。イギリス人はそんなこと思ってないけどね”とか話してくれた。
M&Sで、あたしのキティのクレジットカードをカワイイと言ってた黒人の兄さんは、“これどこの?…日本か。君の家族はみんな元気?”って話しかけてくれた。
新聞での報道のされ方も良くも悪くも凄まじかったけど、何だかみんな、凄く気にしてくれていた。
この震災で、海外からの日本の見られ方とか、初めて知る事柄や感情も多かった。
とにかく、1ヶ月経ったからと言って、まだ終わったことではないのだけど、このことをこの先も絶対忘れてはいけないのです。
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