『わたしを離さないで』★★★☆☆
キーラ・ナイトレイが出てるのと、何となく評判良いようだったので、『わたしを離さないで』を観ました。原題は『Never Let Me Go』です。まぁそのままですね。
幼少期に寄宿学校「ヘイルシャム」で学ぶ少年少女たち。外界と遮断した暮らしで、自分たちの出生についても知らないまま、やがて18歳になった彼らは寄宿舎を出て、農場のコテージで生活することに。そこで、別の寄宿学校から来た他の生徒に、初めて“外界”のことやいろいろなことを知る。
幼少期からお互いを想い合っていたキャシー(キャリー・マリガン)とトミー(アンドリュー・ガーフィールド)だったんだけど、その二人への嫉妬心もあったルース(キーラ・ナイトレイ)が略奪的にトミーと付き合うようになる。
やがて、“提供”の時期が来た3人はコテージを出てバラバラに。“介護人”となって外の世界で一人暮らしを始め、“提供”が猶予されていたキャシーは、仕事として訪ねる病院で、すでに“提供”が始まっていたルースに再会…。
なんつーか、あまりに信じがたいSF的な設定と、その展開…切ないやら怖いやら。映像が綺麗すぎるところも、その残酷さを浮き彫りにしてるんですね。。
設定は違うけど、目的が非現実的/非人間的な“寄宿学校”を題材にしているというところでは『エコール』なんかも思い出しましたが、ヨーロッパの寄宿学校には、そういう裏の姿もあるものなんでしょうか。。。
わたしを離さないで [DVD] 販売元:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン |
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