映画(な~は行)

2009.09.14

『ハッピーフライト』★★★☆☆

うわーん、全然映画観てないっ。ヒマも時間もなくて…って、正確には時間はあるんだけど、ドラマの録画分を観るのに追われてたりして。てへ。

5cf403f8 てなワケで、久々となる映画はラク~に観られる邦画を選びまして、矢口史靖監督作品、綾瀬はるか主演の『ハッピーフライト』です。

羽田発ホノルル行きの、搭乗前~搭乗中~離陸後…の一連の時間の経過が描かれていくのね。

搭乗機を整備する整備士たち、搭乗者を受け付け&案内するグランドスタッフたち(田畑智子、平岩紙)、機長(時任三郎)と操縦士訓練のフライトとなる副操縦士(田辺誠一)、厳しいことで有名なチーフパーサー(寺島しのぶ)と国際線初フライトとなるCA(綾瀬)、管制官たち、オペレーションセンターのスタッフたち…と、様々なスタッフが1つの便に関わるのね。

ようやく離陸し、地上のスタッフは安堵するも、空では問題が勃発、それを対処する機内スタッフ、管制&オペレーションセンター。果たして、ホノルル便はどうなるのか!?といったところなんですが――

いろいろな人が出てきて、それぞれの細かい“職業病”的なところも描かれているせいか、全体的に散漫な感じになっちゃってるところは否めなかったのよねー。

特に、“綾瀬はるか主演”目線で観ているせいか、綾瀬自身が意外にもパッとせず(話の中で、ってとこだけど)、どっちかと言うと田辺誠一演じる副操縦士がどう成長するか、のほうがちゃんと描かれていたりして。

鳥がエンジンに巻き込まれるのを防ぐために“バードパトロール”なる仕事もあるのか…とか、いろいろ感心したところはあったけど、全体的にはANA及び航空業界のお仕事紹介的な印象になっちゃってね。矢口監督作品だっただけに、ややガッカリですー。

同じ『ハッピーフライト』なら、こっちのほうが面白くて好きかも。

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2009.07.28

『ブーリン家の姉妹』★★★★☆

04_large また久々です。ナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソンの競演で話題だった『ブーリン家の姉妹』です。っていうか、またイギリスモノを選んでみました(笑)。原題は『THE OTHER BOLEYN GIRL』っちゅうんですが、これは姉のセリフなんですねー。

イングランド王に息子が生まれず、地方の貴族たちは自分の家の地位を上げるために画策する中、姉アン(ナタリー)と妹メアリー(スカーレット)の父親は、アンを王の愛人として差し出すことを決める。

アンは頭の回転が速い娘で、メアリーは可愛いだけのちょっとアホな娘だから…という父親の見解から、メアリーは商人の嫁に出すの。その結婚式でアンは“私はブーリン家のもう一人の娘”と呟くんですが、質素な幸せで満足する妹を前に、地位の上がる結婚への野望をさらに強く持つの。

そして、ついに王が鹿狩りのための宿にブーリン邸へやって来る。そこで、アンは王に気に入られるように振る舞うも、王と共に行った鹿狩りでの失敗をキッカケに、王はメアリーのほうへ目をむけ始める。

この際、王の愛人になるのはどっちの娘でもいいや的な姉妹の父親は、メアリーを王の侍女として宮廷へ上がらせ、そのお供としてアンも一緒に行かせるの。

結婚している身であり、最初は仕方なく王に接していたメアリー。でも、“賛辞は別の誰かのもの”“永遠に影の存在”だと、メアリーの深意を突いた言葉を王に言われたことで、すっかり王に心を奪われる。

対して、嫉妬に心を燃やすアンは、王に内緒で(結婚には王の許可が必要だったよう)、許婚のいる公爵の息子と駆け落ち。これがメアリーが両親に話したことでアンはフランスへ追放されてしまうの。

無邪気な言動で姉を怒らせながらも、王の寵愛を受けたメアリーはついに妊娠。家族は大喜び。だけどメアリーは妊娠中に体調を崩し、絶対安静状態となったために王が遠のいていく。2ヶ月ぶりに帰国の命が下ったアンが、そんな王の前に再び現れるの。

フランスですっかり洗練されて、“オトコの転がし方”も学んだアンは王を翻弄。ついに王はアンに骨抜きにされちゃうんだけど――

これ、家や姉妹の問題だけじゃなくて、結局このことによってイギリスはローマから離れてイングランド国教会を設立する原因となった事件でもあり、エリザベス1世へと続く話でもあるわけで。話の展開が激しくて、なかなか難しいところもありつつも、実に興味深い作品でした。

やっぱ、国は違えど“戦国時代”ってのは女はあくまで道具であり、どうにも出来ない運命に踊らされるのね…。

賢い姉と、純粋すぎる妹という対照的な姉妹を演じたナタリーとスカーレットもイイ感じでした。やっぱ口角の上がったナタリーと、ポカン顔のスカーレットは、まさに!という感じなんでしょうか…(笑)。

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2009.04.03

『プライスレス 素敵な恋の見つけ方』★★☆☆☆

071112_priceless_main オドレイ・トトゥ主演作『プライスレス 素敵な恋の見つけ方』を観ました。いやぁ何て言うか、これまたビミョーな作品でしたねぇ…オドレイは相変わらずカワユかったんですけども。

パリの高級ホテルにあるレストランで誕生日を祝う若い女性と年配の男性…女性イレーヌは、金持ちのパトロンを探して高級ホテルを徘徊して、高級ブランドの服やバッグや靴を買わせている生活をしているの。その夜、男性が酔って寝てしまい、仕方なく一人でバーに寄ったイレーヌを見たレストランの給仕であるジャンは一目惚れ。給仕だと気付いていないイレーヌと飲み明かしてしまい、寄った勢いでインペリアルルームで一夜を明かしてしまうの。

その1年後。再びホテルでパトロンと一緒にいるイレーヌの姿を見たジャンは、素性を隠してイレーヌに近づくの。そしてまたインペリアルルームで夜を明かすんだけど、今度はそのことが元でイレーヌはパトロンに捨てられてしまう。だけど完全に金持ちだと勘違いしていたイレーヌはジャンのもとへ。でも今度は、インペリアルルームにいるところをホテルの他のスタッフに見られ、ジャンの素性もバレ、イレーヌは別のパトロンを探すためにニースへ。

イレーヌを追いかけたジャンは、イレーヌと一緒にいられるように貯金を崩して買い物に付き合うんだけど、それもやがて底を尽き、イレーヌはジャンを遠ざける。イレーヌはすぐに別のパトロンを見つけ、ジャンはイレーヌのせいでホテルの支払いに困っているところ、未亡人のマドレーヌが声をかけてきて――

オドレイも可愛いし、ハイブランドのファッションの数々も綺麗だし、イレーヌとジャンの付かず離れずな関係、イレーヌのだんだんと高まっていく嫉妬心とか、微笑ましいところはあるんだけど、それにしても何だかなぁといった作品。これが“素敵な恋の見つけ方”なのか、あたしにはよく分かりませんでした…ε-( ̄ヘ ̄)┌

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2009.03.15

『ヘアスプレー』★★★★★

Hairspray_photos_138 ミュージカルの『ヘアスプレー』、ようやく観ました。ミュージカル好きにはたまらない作品なんじゃないでしょうか!

1962年、人種差別がまだまた残るボルチモア。ちょっと太めのトレイシー(ニッキー・ブロンスキー)は、“コーニー・コリンズ・ショー”というTV番組を観るのを楽しみに毎日過ごしている。授業が終わるとすぐに、友人ペニーと即帰り。TVに出演することを夢見ながら、家でTVを観ながら踊るのだ。

そんなある日。番組で出演者の欠員募集オーディションが行なわれることを知り、オーディションを受けに行くも、“ミス・ボルチモア”の過去が誇りのプロデューサーに、容姿を原因に落とされちゃうの。

オーディションのせいで学校を遅刻したため、居残りさせられるトレイシー。その教室では黒人たちが踊りまくっているのを見て、トレイシーは彼らの仲間に入れてもらうの。教室で踊っているトレイシーの姿を、番組出演者に見られ、番組のパーティーに招待される。白人黒人の枠にとらわれずに楽しく踊るトレイシーの姿は、番組司会者であるコーニーの目に止まり、晴れて番組に出られることに!

番組でも人気が上がり、周りの人たちを巻き込み、周りを幸せにしていくトレイシーなんだけど、ある問題に直面する――

人種差別っちゅう問題が潜んでる作品と知らなかったため、陽気なだけに終わらない部分にちょっとしんみり。だけど、トレイシーの笑顔と歌声で自然と元気になり身体が動いてしまう、実に軽快な作品でした。トレイシーの両親役で出演しているクリストファー・ウォーケンとジョン・トラボルタ(しかも女装・激太りメイクでの母親役!)にかなりウケました( ̄▽ ̄;)

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2009.02.25

『ビバリーヒルズ・チワワ』★★★☆☆

Beverlyhillschihuahua 機内で観たもう1本、日本では5月1日から公開になるらしい『ビバリーヒルズ・チワワ』です。実写とCGの混在した、タイトル通りなお犬様ムービーです。ディズニーが配給なんで、ソレっぽいと言えばソレっぽいですね。

ビバリーヒルズに住み、キレイなお洋服とアクセサリーに飾られ、甘やかされまくりで過ごす、チワワのクロエ(声:ドリュー・バリモア)。ある日、飼い主が仕事で10日ほど家を空けることになり、姪のレイチェルがその間クロエの面倒を見ることに。クロエの世話が飽き飽きし始めた頃、友達に誘われメキシコ旅行に行くことになり、クロエも連れて行くの。だけど、ロクに餌もあげずに遊び回るレイチェルに怒ったクロエ、ひょんなことからホテルを出てはぐれてしまうの。そして、レイチェルを探し回るうちに、車に乗せられて連れ去られてしまう…

チワワが主人公のロードムービーみたいな感じでもあるんだけど、ああいう小型犬を飾り立ててアクセサリー感覚で飼っているようなセレブに対して、ちょっと皮肉ってるところもあって小気味よかったです。声も、クロエ役のドリューの他、アンディ・ガルシアなんかも出演しているようで、なかなか豪華です。

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2009.02.24

『ブタがいた教室』★★☆☆☆

Img_1493337_57757414_0 最近全然映画も観てないんですが、先週末に北京に遊びに行ってきまして、その往復の機内で映画を2本半観たので、それを記すことにします。ちなみに“半”は『マンマ・ミーア!』なんですが、残りを観るの、ちゃんと劇場に行ったほうがいいでしょうか…( ̄▽ ̄;) というワケで、まずは『ブタがいた教室』です。

6年2組の担任で、新任教師・星(妻夫木聡)は、1年の始めに“ブタを育てて、最後は食べたいと思う”と子ブタを連れてくる。児童たちは子ブタの可愛さに惹かれて飼育を賛成するの。周りの教師に反対されながらも、“命について学ばせたい”という星先生の熱意で、校長(原田美枝子)は応援する。“ピーちゃん”と名付けられた子ブタは、児童たちの熱心な飼育で、風邪をひいたり、小屋が飛ばされかけたりしながらも大きく成長。そして、卒業まで100日余りになったところで、星先生は“ブタをどうするか”を児童たちに改めて問いかける。完全にブタに情が移った児童たちは、卒業式の直前まで泣きながら討論を重ねる…

これ、実際のドキュメンタリーの映画化作品なんですよね。実際はどうだったのか知らないけど、この映画では子供たちの考えることばかりに焦点をあてすぎて、問題を提起した教師側の意図が全然見えてこないのよね。“子供に考えさせたい”ばっかりで、“命について”の話がなかったのはどうなのかなー?と思っちゃいました。子供たちの真剣な演技(?)には感動させられましたけども。ついでに、ピエール瀧だの近藤良平だの、マニアックな人がさり気なく出てるのは良かったです。

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2009.01.30

『パリ、恋人たちの2日間』★★★★☆

Paris ひゃーレビュー書くのが久々すぎて書き方忘れちゃった! てなワケで、久々に観たDVDは、あたしの好きなジュリー・デルピーの監督作品『パリ、恋人たちの2日間』です。フランスってこういう感じなんだ~って、ちょっと印象が変わったかも。

普段はニューヨークに住むカメラマンのマリオン(ジュリー)とデザイナーのジャック(アダム・ゴールドバーグ)は、旅行のため猫を預けていたマリオンの実家があるパリに立ち寄ることに。マリオンの実家に着くなり、言いたい放題な家族に面食らうジャック。それでもマリオンは、アメリカ人であるジャックに気を遣ってはいたんだけど、一度外に出れば、“マリオンの元カレ”に何人も会う。しかも未だに仲が良いという関係にジャックは不信感が募る。

何でも話してぶつかってコミュニケーションをはかるマリオン=フランス人に対し、人との関わりをそこまで求めないジャック=アメリカ人。普段のニューヨークでの暮らしでは、ジャックはマリオンのここまでの姿は見なかったのかもね。

人と人が理解し合うにはやっぱりコミュニケーションなんだろうけど、国民性の違いによってその取り方も違っていて、それが全て小気味良い会話で続いていく感じが、ジュリーっぽい映画です。しかしフランス人のイメージ、これでちょっと変わったなぁ。むしろアメリカ人がこういうイメージだったのに。

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2008.12.19

『パラノイドパーク』★★★★☆

Paranoid ガス・ヴァン・サント監督作『パラノイドパーク』を観ました。90分弱にまとめられた中で、非常に良く出来ていたと思います。

アレックスは年上の友達ジャレッドに誘われ、スケート公園である“パラノイドパーク”に行く。その1ヶ月後、授業中に呼び出されたアレックスは、刑事にパラノイドパークの近くで事件があったこと、その事件にスケーターが関与しているかもということを聞かされ、事件当夜の行動を聞かれる。普通に答えたアレックスは、それ以降も彼女と何となく付き合ったり、変わらぬ日々を過ごしていた。

だけどある日、校内でスケーターが集められ、刑事に事件現場の写真を見せられる。アレックスはある記憶が甦り、そこから生活が変わってくる――。

淡々と進みながらも、事件と事件に関わった人の心の変化が絶妙に描かれ、味わい深い作品に仕上がっていました。

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2008.12.17

『ペネロピ』★★★★★

Photo クリスティーナ・リッチとリース・ウィザースプーンが出てるお伽噺じゃあ観るっきゃないでしょ!と思いつつ、ようやく観た『ペネロピ』です。

ロンドンの名家・ウィルハーン家。5代前の息子が使用人に手を出すも裏切り、その使用人は身投げしてしまう。これに激怒した使用人の母である魔女は一族に呪いをかける。“次に生まれる女子はブタ耳ブタ鼻を持ち、呪いを解くためには真に愛する仲間が現れること”と。しかしそれから一族に生まれる子供は男子ばかり。そしてようやく生まれた女子ペネロピ(クリスティーナ)は、呪いのとおりの容姿をした娘だった。

人前にさらされることを嫌がった母親は、ペネロピを20代半ばまで屋敷の中だけで育て、呪いを解くために一族と同等の名家の息子とのお見合いを次々にセッティング。しかし彼らはペネロピの姿を見るなり逃走→口止めの繰り返し。そんな中、お見合い相手が新聞社に情報を流す。が、逆にキチガイ呼ばわりされたことに怒り、一族を追い続け恨みもある記者と共謀し、ペネロピの姿を暴く作戦が立てられるの。

ペネロピと見合いの出来る家柄で、今はギャンブルで落ちぶれているマックス(ジェームズ・マカヴォイ)を探し出した二人は、お金でマックスを雇い屋敷に潜り込ませることに成功。

ちょっとした手違いでペネロピの姿を見ないまま屋敷に取り残されたマックス。マジックミラー越しに話しかけてくるペネロピに興味を持ち、ペネロピもマックスに好意を寄せ始める。そして、何回かの会話の後に姿を見せたペネロピは、訳を話してマックスに求婚。しかし“出来ない”と言われたことによるショックで、ペネロピは家を飛び出すのだが――

ペネロピの前向きさがけなげで可愛らしい。クリスティーナのキャラに合ってるのかなー。ペネロピに世の中を教える姉さん、アニー役のリースも良かったなー。ペネロピの顔を知っても温かく見守る姉さん、さずか今作のプロデューサーって感じでした。

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2008.10.24

『犯人に告ぐ』★★★★☆

Hannin 雫井脩介原作の映画化作品『犯人に告ぐ』です。原作は読んだことないんですが、映画のラストがナゾすぎるので、ぜひ原作も読んでみたくなりましたねぇ。

2000年12月31日、誘拐事件の犯人からの指示で、身代金を持った母親が新宿駅前を徘徊。そしてさらなる指示で横浜へ移動。年越しのイベントに沸く混雑した状況の中、捜査本部の管理官であった巻島史彦(豊川悦司)は、新宿でも見かけた同じ人物を見つけ、追うのだが……シーンは正月の川のほとりへ。誘拐されていた少年が死体で発見され、そのポケットには犯人からメッセージが書かれた年賀状が。警察の非を認めない会見を開くも、被害者の両親は巻島への怒りを露にする。

それから6年。事件の失態から足柄署に左遷させられていた巻島。そこでは検挙率1位を誇り、事件の最中に妻が自分の身を賭けて生んだ息子は6歳になっていた。その頃、川崎では別の連続児童殺害事件が起きていたのだか、ここ半年間は捜査が行き詰まった状態になっていた。そんなある日、県警本部に呼び出された巻島は、かつての上司であった本部長(石橋凌)に、捜査責任者を任される。そして、本部長の指示でニュース番組に出演した巻島は周りの意に反して犯人を挑発。それが視聴者の反響を呼び、犯人へ呼び掛け続けると、ついに犯人から声明文が届き、再び事件は動き始める――

巻島と事件の絡み、周りの刑事の感情や思惑なんかが複雑に絡んでいって、非常に楽しめました。怖さもあったけど。ラストにかけての流れ、やはりナゾすぎるし…。ラストシーンも、本部長の記者会見のラストシーンも。だけど、何と言ってもトヨエツが渋くてカッコ良かったー!(笑)

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2008.07.30

『ベガスの恋に勝つルール』★★★★★

01『ベガスの恋に勝つルール』の試写会に行ってきました。原題は『What Happens in Vegas』で、あたしは邦題よりもこっちのほうが好きですねぇ。アメリカのコメディらしい、時々ホロリとさせられつつもスカッとする爽快な映画でしたね。

証券マンのジョイ(キャメロン・ディアス)は仕事第一で、何事も計画的に進めようとする完璧主義者。だけど婚約者の誕生日を祝おうとサプライズ・パーティを計画したその日にフラレてしまうの。その気晴らしに、プレゼントとして買っていたチケットでラスベガスに行くことに。

ジャック(アシュトン・カッチャー)は仕事に真剣に向かわないがために、父親の経営する工場をクビになってしまうの。ヤケになったジャックはラスベガスへ。

ラスベガスのホテルでダブル・ブッキングの手違いをキッカケに出会ったジョイとジャックは、飲みに出かけて意気投合。泥酔した勢いで、翌朝気づくと結婚しちゃっていたの。結婚を取り消そうとしたものの、ジョイのコインでやったスロットマシンで300万ドルの大当たり。その賞金の権利を求めて裁判を起こした二人なんだけど、賞金の所有権を決めるために6ヶ月の結婚生活を円満に送る努力をすることを指示されるの。

所有権を認められないように相手を陥れることばかり考えるジョイとジャック。だから衝突ばかりしている二人なんだけど、二人で過ごし、共通の出来事を経験するうちに、何となく違う感情も生まれてきて……

キャメロンもアシュトンも個人的にわりと好きなのもあり、テンポ良い展開はかなり楽しめました。これはエンドロールが始まってからもちょっとした続きがあるので、席は立たないほうがいいですね!

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2008.06.21

『ナルニア国物語 第2章:カスピアン王子の角笛』★★★★★

Main TSUTAYAに割引券をもらったのもありつつ、溜まってる代休を使って『ナルニア国物語 第2章』を観に行ってきました~!

物語は第1章から1300年後の“ナルニア国”。だけどそこはテルマール人という人間に侵略され、かつての美しさもなくなっている世界。そこでは先王の弟ミラースが摂政を務め暴力で周りを押さえていた。そのミラースに男子が生まれた夜、正式な王位継承者であるカスピアン王子(ベン・バーンズ)の暗殺を企てる。それに気付いた王子の教育係であったコルネリウス博士は、“危機の時に使うように”と角笛を渡して王子を逃がすの。そして、森へ逃げた王子のもとに追っ手が迫ったその時、王子が角笛を吹く。

あれから1年が経ち、ロンドンで“普通の”生活にようやく慣れ始めたペベンシー兄妹。地下鉄を待つ彼らに角笛の音が届き、気が付くと美しい海岸に立っていたの。ナルニアへ戻ってきたことに喜ぶ4人なんだけど、廃墟を見つけて疑問に思い、やがてナルニアの現状を知ることになるの。そして、自分たちを呼び戻したカスピアン王子を探し始める――

前作はあくまで“子供対魔女の戦い”って物語で、若干子供っぽすぎるとこもあったのは否めないけど(あたしは大好きだったけどね)、今作は人としての葛藤だとか成長だとかが中心に描かれていて、かなり違った趣。特に、カスピアン王子の登場が作品に違ったものを持ち込んだようですね。ちょっとした恋もあるし。

しかし何よりカスピアン王子役のベン・バーンズ、全くもって萌え死にました。英会話の先生曰く“イギリスの典型的なハンサム顔”ってことですが、も~ぅ、イギリス人万歳!っす。

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2008.06.14

『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』★★★★☆

Funuke_main 久しぶりの映画です~。『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』って邦画を観ました。“劇団・本谷有希子”(だったかな?)っていう劇団を主宰する本谷さんの原作のものです。

両親が交通事故で亡くなり、その葬儀の場に家族…兄妹が揃う。頑固で嫁には厳しいが妹には優しい兄(永瀬正敏)と、都会出身でちょいボケ、だけど夫には従順な嫁マチコ(永作博美)、大人しく漫画を書くのが好きな下の妹・清深、東京で女優修行中の上の妹・澄伽(佐藤江梨子)だ。

澄伽は親の葬儀という理由だけじゃなくて、ある問題も抱えて帰って来るの。自分が売れないのは仕送りが足りなくバイトばかりしてるせいだと仕送りを要求に来ていた。再婚同士の親のため、兄と妹2人は血が繋がってないんだけど、兄はヘンに澄伽に甘く、澄伽は清深に冷たく厳しい。それは、兄と澄伽の歪んだ関係があり、清深が元に起こした過去の事件(?)があったからで。そんな兄妹の中にあって、マチコの純真さは3人を癒し混乱させ悩ませるんだよね。

そういった4人の関係が過去や周囲も絡みながら徐々に変化していくの。ラストにかけては実に爽快! “お姉ちゃんは面白すぎる”って言ってのけた清深が良かった。

映画の冒頭こそ、不思議な人物設定と内容に、ありがちな不思議系舞台作品のような日本映画って感じなのかなって思ったけど、中盤から後半への展開が小気味良く、なかなか興味深い作品になってました。

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2008.05.18

『パンズ・ラビリンス』★★★☆☆

Pans_suba_rgb 連休前後から今まで、何だか忙しすぎて全然DVD観られなかったです…。そんな中、ようやく観た作品が『パンズ・ラビリンス』です。オスカーの何かの賞獲ってたり予告とかから期待してたんですけどね…。

1944年のスペイン。独裁政権下で内戦の絶えない時代だ。オフェリアは大尉と再婚した母親とベースのある村に向かっていた。臨月の母親が具合が悪くなり途中で休んでいる間、オフェリアは不思議な石像と、そこから落ちていた目を見つけるの。その目を石像にはめてみると、そこにカマキリが現れて驚くオフェリア。

厳しい大尉を前にオフェリアは絶望するんだけど、カマキリの導きで森の奥へ行くと、そこにいた“迷宮の守護神”だと言うパンに、“地下の魔法の王国のモアナ王女”だと告げられ、王国に戻るための3つの試練を与えられるの。

渡された本をもとに試練をクリアしていこうとするオフェリア。だけど現実の世界はゲリラと軍の戦いは激しくなっていて、反発する者はすぐ殺害されるという事態。さらに母親の状態も悪くなっていて、オフェリアの絶望感はますます大きくなっていく。大尉への不信感も募るし、女中が抱えている問題も察してしまって、逃げ場を迷宮に求めるんだよね。だけどオフェリアは与えられた試練を約束通りにこなせなかったことで、悲劇の連鎖が待っていて――

ファンタジーって言われてたと思うんだけど、スペインの独裁政権っていう生々しい事柄が根本にあるせいでだいぶ違った趣で。何でそうなっちゃうんだ!?的な強引すぎる展開もあったりして、あたしの期待しすぎた感もあったなぁ…。ほとんどホラーだって言われるほどの怖さもなく、逆に映像は不思議で綺麗でしたけども。

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2008.04.11

『譜めくりの女』★★★★☆

080205_piano_main フランス映画の『譜めくりの女』の試写会に行ってきました。

ピアニストになるのが夢のメラニーはコンセルヴァトワールの試験を受けることに。合格をほぼ保障されていたメラニーだったが、審査員のピアニスト・アリアーヌが試験中にサインに応じるのが気になり、指が止まってしまう。試験の失敗と共に、ピアノに鍵をかけて夢を封印してしまう。

それから10年。メラニー(デボラ・フランソワ)は弁護士の研修生として弁護士事務所で働いていた。そこのボスが子守を探しているということでメラニーが行くことになる。すると、その妻は何とアリアーヌだった。そこで、メラニーが譜面が読めることを知ったアリアーヌは、自分の譜めくりも依頼することに。そしてメラニーがアリアーヌに対して、そしてその息子に対して取った行動は――

いや~実にフランス映画らしい陰湿な空気いっぱいの恐ろしい作品でしたねぇ。でもこういう、もろフランス映画!な作品って、いっつも寝ちゃったりするんだけど、これはちょっとだけしか寝なかったのよね。それは音楽構成の秀逸さにあるかも。最初のメラニーの試験曲がいろいろなところでモチーフとして出て来て、作品を通して1曲のピアノコンツェルトを聴いているようでね。そんな楽曲の美しさが、物語の陰湿さを際立たせているような作品でした。

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2008.03.02

『ボルベール〈帰郷〉』★★★★★

Main ペドロ・アルモドバル監督作『ボルベール〈帰郷〉』を観ました。アルモドバル作品らしい会話劇で、良い雰囲気の作品でした。

母親の墓参りに出掛けた姉妹…ソーレとライムンダ(ペネロペ・クルス)と、ライムンダの娘。帰りに伯母の家に寄ると、そこで不思議な影を見るソーレ。ボケた伯母を心配しつつ家に帰る。ライムンダの家ではロクに働かない夫と喧嘩、その夫は娘に対して怪しい目を向けている。そして疲れて夫を拒否した翌日、ライムンダが家に帰ってみると、父親に襲われて殺してしまった娘の姿が。

そこに伯母の死の知らせが入るも、夫の死体を片付けるために葬儀への出席を断るライムンダ。そんな折、かつて働いていた隣のレストランが閉店し、鍵を預かることに。そこの冷凍庫にしばらく死体をしまうと、そこへ近くで撮影をしているクルーから昼食の依頼があり、ライムンダは受けることにするの。

一方、伯母の葬儀へ出掛けたソーレは、伯母の家で死んだはずの母の姿を見て……

ここから、姉妹同士の、母と娘(ライムンダと母、ライムンダと娘)といった複雑な関係性が会話によって徐々に明らかになっていくんだけど、それが切かったりほっこりしたり。何より、ペネロペの強さと繊細さが良かったですね。

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2008.02.13

『パフューム -ある人殺しの物語-』★★★☆☆

Pfm_sb1 公開時、凄いシーンが話題&問題になりましたが…『パフューム -ある人殺しの物語-』です。問題のシーンなんかよりも、作品全体の持つ世界のほうが凄まじかったですね…。

18世紀のフランスが舞台。当時のフランスは物凄い異臭が漂っていたそうなんだけど、その最たる場所=魚市場でジャン=バティスト・グルヌイユは産み落とされるの。ジャンを放置しようとした母親は処刑され、ジャンは孤児院へ。赤ん坊の時からどこか違うものを持っていたジャンは、人並み以上に嗅覚に優れた少年に成長する。

やがて皮なめし職人へ売られたジャンは、真面目に働き、パリ市内へ皮を売りに使われるようになる。そこで、今まで嗅いだことのない香りの数々を知り、さらに香水と女性の香りも知る。そして、香りに誘われついていった女性を誤って殺してしまい、だけど女性を手に入れてもその香りを保存できないことを知り、自分の使命を感じるの。

ある日、皮のお使いで落ち目のバルディーニ(ダスティン・ホフマン)の香水屋に行ったジャンは、そこで驚異の嗅覚と手腕を発揮し、それをキッカケにバルディーニの店で働くことになる。たくさんの香水を生み出しながらも、ジャンの興味は人の香りの保存法だけ。バルディーニの出した条件をクリアしたジャンは、学ぶために旅に出る――

そこで“研究”を重ねてついに成功したジャンは、“香水は12の香りから成り立っていて、そこに13番目の香りを見つけられたら究極の香水になる”とのバルディーニの言葉どおりに“香り”を集め始める……

『ヘヴン』のトム・ティクヴァ監督作で、そこはかとない恐怖と悲しみが漂うところは『ヘヴン』にも通じるところがある気がしましたね。

このジャンという殺人鬼は実在の人物らしいけど、愛されることを知らない出生・環境と、人並み外れた嗅覚という能力による香り=生への執着心によって起きた悲劇だと思うのよね。その悲しみがもう少し描かれていたら、また違った作品になったのかしら…という気もします。

しかし舞台がフランスなのに台詞が英語…しかも役者がイギリス人が多いっちゅうことでちょいちょいイギリス英語が聞こえるってのが、やはり何だか違和感もなきにしもあらず……。ベルリン・フィルの曲はめちゃくちゃ良かったです。

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2008.01.18

『ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女』★★★★★

Main “本を読んでから…”なんつってたら、映画どころか本もまるで読んでない『ハリーポッター』の二の舞にならないように(苦笑)、今さらながら『ナルニア国物語 第1章』を観ました。

激しくなる戦禍から逃れるために、カール教授の屋敷へ疎開をするピータン、スーザン、エドマンド、ルーシーの4兄妹。母親もいなくやることのない4人は広い屋敷でかくれんぼを始めるの。隠れ場所を探すルーシーは大きな洋服タンスを発見。そこに身を隠すと、奥深くまで続いていて、気付くとルーシーは雪景色の中。そこで下半身が馬のタムナスに会い、ここがナルニア国だと知り、女王に生け贄にされそうになるも、ルーシーの優しさに触れたタムナスは帰してくれる。

屋敷に戻ったルーシーは兄姉に話すも誰も信じてくれない。気になって眠れないルーシーは再びタンスからナルニア国へ。あとをつけたエドマンドもナルニアへ行くんだけど、ルーシーを探すうちに女王に出会ってしまうの。女王は、そこに伝わる呪いを解かないように、兄弟揃って城を訪ねるようにエドマンドに告げて解放する。そして、ルーシーに会って二人で屋敷に戻る。

ナルニアの話はルーシーの夢…再び普通の日々に戻った4人。エドマンドが打った球が窓ガラスを割ってしまい、逃げるためにタンスの中へ…ついに4人がナルニア国へ迷い込む。

そこで出会ったビーバーは、4人が呪いを解く王・女王になる人物だと悟り助けるの。だけどエドマンドは兄に反発し、女王の誘いも忘れられずに勝手に城へ行ってしまい、捕われてしまう。3人とビーバー夫婦はエドマンドを助けるために、本当の王アスランのもとに急ぐ。途中、彼らの前にサンタクロースが現れ、ピーターに剣を、スーザンに弓矢を、ルーシーに薬を与えるの。呪いのためにクリスマスが100年来ていなかったというナルニアは変わり始めていたのだ。

いよいよ会うことが出来たアスランは凛々しいライオン。そんな彼に3人は自身に与えられた使命を改めて知り、女王との戦いのために立ち上がる――

いや~基本が夢子のあたしにはこれは良かった! 子供の読む物語が原作だけあって、教訓めいたところもありつつ、そこがちょっとホロリとさせられてね。まさに夢のある作品!って感じで好きですね。子役たち…特にルーシー役の子が最高だったし。今年公開の第2章、彼らは出ないみたいだけど楽しみですね。

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2007.10.04

『僕のニューヨークライフ』★★★☆☆

Main 書いてないネタが続々とたまっています…というワケで、ウディ・アレン監督作『僕のニューヨークライフ』です。

物語はジェリーを中心に進んでいきます。小説家を目指しながらコメディの脚本家として芽が出始めたジェリーは、ある日コメディアンの事務所でドーベル(アレン)に出会ったことをキッカケにツルむようになるのね。

ジェリーは自分のことや悩みを何でも話し、それに対するドーベルの言葉にどんどん影響されていくの。ジェリーの最大の悩みは恋人・アマンダ(クリスティーナ・リッチ)とのこと。そもそもが友人の恋人同士と知り合うもお互い一目惚れ、隠れた逢瀬の果てに付き合うようになって1年経った二人。アマンダをめちゃくちゃ愛しながらも自己チューな彼女に振り回されて悩みは尽きないジェリーに、ドーベルは自分の人生観も交えながら助言するんだけど、それは的を得ているような得ていないような…しかもドーベル自身もめちゃくちゃなことをやってたりして。そんなドーベルに半ばそそのかされながら、ジェリーはある決断をする……。

皮肉を孕みながら展開する様子は何ともウディ・アレンらしいというかね。それぞれがめちゃくちゃやってるんだけど、着地点は何か納得、っちゅうところが実に絶妙でした。

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2007.09.27

『フラガール』★★★★★

Furasub レンタル屋ではずっと貸し出し中で借りられなかったんですが、先日台湾に行った時の往復で機内で観ました。『フラガール』です。ちなみに、台湾旅行記は追ってまた書くことにしますね。ついでに、先日の筋少のレポ(?)もまだ書いてないんですけど。

いわき市の炭鉱の町でのお話。代々、男は炭坑夫として、女は選炭婦として生きてきた地域なんだけど、石炭から石油へとエネルギー源が移りつつある時代で、鉱山も閉山に追い込まれるところが出てきている。そんな中、炭鉱会社がその危機を救うために考えたのが「常磐ハワイアンセンター」の建設。しかし、炭鉱の仕事に誇りを持つ町の人々は、当然ながらレジャー施設の建設に反対。

しかし、そこに住む若い娘たちは違う夢を持つ子たちもいて。ハワイアンセンターのダンサー募集の貼り紙を見て、“選炭婦”しかない将来から抜け出すために、早苗と紀美子(蒼井優)らは応募するの。しかし、肌も露なダンサーの姿を見てほとんどの娘たちは逃げ出してしまい、残ったのは早苗と紀美子、小百合(南キャン・しずちゃん)らの5人だけ。

その素人の5人にフラを教えるべく、SKDのダンサーだった平山まどか先生(松雪泰子)が招かれる。最初は田舎すぎる町と素人すぎる娘たちを見て教える気をなくすまどか先生だったんだけど、まどか先生の踊りを見て感動した紀美子たちの意欲に触れ、次第に真剣になっていく。

厳しいレッスンではあったんだけど、“どんな時も笑顔で踊るのがプロのダンサー”というまどか先生の教えは紀美子たちの心にも染み渡り、ダンサー予備生の数も徐々に増えていく。そうはいってもやはり町の人々からの風当たりは強く、いよいよ紀美子たちが人前でのダンスを披露しようというその時、町の人たちとダンサーを目指す娘たちとの軋轢によって、ある事件が起こってしまい…

いや~機内なのに母と二人で大泣きしました(笑)。これはまたちょっとちゃんと観たいかも。ダンスに頑張る彼女たちの姿や、まどか先生との心の交流なんかがすっごい胸に来ましたよ。しずちゃんの演技にいちばん泣いちゃったりして。そしてやはり、蒼井優のフラは凄かったね! 松雪より凄かったかも。この映画で終わっちゃうのはもったいないほどのフラでした。あとはウクレレの音楽も良かったな~。

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2007.09.22

『ボビー』★★★★☆

Bobby 大統領選に出馬したロバート・ケネディが、カリフォルニアでの予備選に勝利した矢先に暗殺されるまでの数日を描いた『ボビー』です。

1968年、キング牧師が暗殺され、ベトナム戦争では大量虐殺という混迷を極めたアメリカの現状を憂い、ロバート“ボビー”ケネディが大統領選に出馬。カリフォルニアでの予備選を目前にして陣営本部となるアンバサダーホテルでは、そんな選挙の喧騒と並行して、それぞれの日常が流れていく。

ホテルのオーナーとの不倫関係を解消した電話交換手。そのオーナーに解雇された、人種差別主義者でもある厨房の責任者。オーナーの妻であり夫との関係に悩むホテルの美容師。その美容室を訪れる新婦。厨房スタッフ、ホテルでショーを行う歌手、ケネディを取材するためにホテルに居座る記者、ケネディを盛り上げるスタッフ、ホテルを見守るドアマン……そんなそれぞれの日常の中に、一人の男がぶつかったのだ。

カリフォルニアでの勝利を受けて演説を終えた直後、男の銃弾にケネディは倒れ、ホテルはパニックに――。

アンソニー・ホプキンス、クリスチャン・スレーター、デミ・ムーア、シャロン・ストーン、リンジー・ローハン、ヘレン・ハント、イライジャ・ウッド、ヘザー・グラハム、アシュトン・カッチャー…といったそうそうたる出演陣で描かれる“日常”に対し、ケネディの姿はほぼ当時の映像。その映像の温度差が実に絶妙でね。ケネディ本人の目線でも客観的にも見せる一夜の出来事。こんな絶妙な映画を作れるアメリカなのに、今どこへ行こうとしてるのか、ちょっと切なくもなりました。

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2007.09.17

『寝ずの番』★★★☆☆

Main 久々に邦画を借りました。中島らも原作、マキノ雅彦(津川雅彦)監督作の『寝ずの番』です。なんつーか、らもさんの酔っ払った感じがよく出ていたのは良かったんじゃないかなーと。

落語家・笑満亭橋鶴(長門裕之)が危篤の床につく。弟子たちが師匠の最期の希望を聞こうと耳をそば立たせると…“ソソを見たい”とのこと。その役目を任されたのが弟子・橋太(中井貴一)の嫁・茂子(木村佳乃)。師匠のためと腹を決めた茂子の潔さにみんな感激するも、再び口を開いた橋鶴が言うには“ソトを見たいと言った”とのこと。全員が呆れる中で師匠は亡くなってしまう。

師匠のお通夜の晩、火を消さぬための寝ずの番をする一同。師匠の生前のめちゃくちゃな思い出を語りつつ、師匠の十八番の落語を完成させようと死体と共に踊りながらも、改めて悲しみを募らせる。

そんな矢先、今度は一番弟子・橋次(笹野高史)が急逝。彼もまた師匠に違わぬめちゃくちゃな私生活だったようで、寝ずの番をする兄弟弟子たちも泣き笑い。

そして、平穏を取り戻した頃、師匠の妻・志津子(富司純子)が急に亡くなってしまう…

めちゃくちゃな生前を憂い笑いながらも、その死をより感じて歎き悲しむ…それがリアルで余計に涙を誘うんだよね。そこがらもさんにも通じるようで、より切なかったり。らもさんもこうして、自分のことを笑って思い出してもらいたいのかな…。

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2007.09.10

『包帯クラブ』★★★☆☆

Photo 久々に試写会に行ってきました~。天童荒太原作、堤幸彦監督作『包帯クラブ』です。試写会場が東映の試写室だったんですが、フツーに会社のフロアの一角にあるところだったので、行く時にほんのりドキドキしてしまいました(笑)。

母と弟と暮らすワラ(石原さとみ)は高校3年生。卒業後は就職することを決め、普通に暮らしているんだけど、理不尽な現実に希望を見出せなかったりすることもある。そんな中、怪我をして行った病院の屋上でディノ(柳楽優弥)という少年に出会う。ぶしつけな態度にムカつくワラだったけど、ワラの話を聞いたディノがその場所に包帯を巻いたことで何となく癒しを覚えるの。

その後、同級生のタンシオの失恋話を聞いたワラは、何となくその場所に包帯を巻いてあげるの。感激したタンシオがその写真をメル友に回したことをキッカケに、ワラとタンシオ、そのメル友ギモとで“包帯クラブ”が結成される。そしてその行為の言い出しっぺのディノも誘って、みんなでHPを立ち上げるの。

HPを通じて送られてきた“人々の心の痛み”に対して、それを作った場所に包帯を巻きに行き、写真を撮って依頼者に送る…その行動が受けることで4人は喜びを感じる。そんな善意の行為のはずだったんだけど、“人の痛み”を想像することで自分自身の“痛み”を省みることにもなり、そして彼女たちの行動は別のところにも影響を与えていて…

役者陣に甘っちょろさを感じるところはなくもなかったんだけど、若いって、生きるってこういうことなんだよな~って意外にホロリとすることもあってね。だからこれは原作のほうを読んでみたい作品かも。文章だったらもうちょっと描写されてるのかも…とか、もうちょっと想像したいところかも…とか感じるところがあったからね。あとは柳楽くんの目が良かった。優しかったり厳しかったり色気もあって。彼がもうちょっと大人になった時もまた楽しみですね。

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2007.08.12

『硫黄島からの手紙』★★★★☆

Main ようやく観ました、クリント・イーストウッド監督作『硫黄島からの手紙』です。ちなみに“硫黄島”って正しくは“いおうとう”なんだそうですね。

第二次世界大戦下の“硫黄島の戦い”を日本側から描いた作品です。本土決戦を回避するための激しい攻防戦の場となった硫黄島。圧倒的に不利な戦況に本土からも半ば見放される中、新しく着任した栗林中尉(渡辺謙)を中心とした軍人たちの、それぞれの考えや苦悩を描いていく。

“投降した日本兵を射殺したアメリカ兵”をきちんと描いていたのはさすがだったな。 日本は今の政治や教育もそうだけど、こういう自分たちの非を認めるような描き方、絶対しないからね…。実際、硫黄島の戦い自体、学校では習わなかった気がするし。
あとは銃撃戦や自決の様子がリアルすぎて見てられなかったな…

ニノ(二ノ宮くん)は確かに良かったです。目の輝きの変化とか。あとは加瀬亮とか中村獅童なんかも良かったかも。裕木奈江にはちょっとだけ驚きでした。っていうか、ニノの嫁役にはトシが合わないんでは…

アメリカ側から描いた『父親たちの星条旗』も近いうちに観てみますわ。

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2007.07.24

『ヘイヴン~堕ちた楽園~』★★★★☆

Haven これは完全に、あたしがオーリーに萌えたいがために借りちゃいました、『ヘイヴン~堕ちた楽園~』です。

脱税の容疑がかかる男。そこにFBIの捜査が入られるとの情報を得て、娘を連れてケイマン島へと逃亡する。ケイマン諸島は納税が免除され、そういった人たちが集まってくる場所でもある。

そのケイマン島で育った漁師の息子シャイ(オーランド・ブルーム)は、自分の雇い主の娘と愛し合っていて、娘の誕生日に結ばれるも父親に見られてしまう。レイプされたと思った父親は半狂乱、姿を見た兄がシャイを追い詰めるの。

父親と共にケイマン島へ逃れて来た娘は、地元のワルに誘われてパーティに出かける。そこでワル同士の揉め事に巻き込まれて補導されるも、横では発砲事件が起きていた。

恋人の兄に追い詰められて薬品をかけられたシャイ。顔を火傷し姿を隠し、加害者は刑務所に。

脱税者の逃亡に始まった物事は、様々な悲劇を引き寄せて大きくなって転がってゆく。『クラッシュ』や『バベル』なんかとストーリーの展開は似てるんだけど、最後まで希望があるようなないような、結末も見えるような見えないような…というところは2作とも違う印象。この絶妙な感じは脚本の良さでしょう。パッケージとかで見るほどオーリーは主要人物って作りではないんですが、やはりオーリーには萌えました~。

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2007.07.15

『微笑みに出逢う街角』★★★★★

Main2_1 出演者陣が気になったので『微笑みに出逢う街角』を観ました。ソフィア・ローレンの100本目の出演作であり、監督は彼女の息子さんなんだとか。原題が『BETWEEN STRANGERR』で、他者同士の係わり合いが描かれた作品内容ってことを考えると、原題のほうがいいですねぇ。

3人の女性を中心に描かれる物語。車椅子の夫と二人暮らし、スーパーでパートをしているオリビア(ソフィア)。彼女は夫に内緒で絵を描く趣味も持っていて、かつてはフィレンツェで学ぶ夢を抱いていたこともあって、かなりの腕前。

アンゴラで撮影した写真が初めてTIME誌の表紙を飾ったフォト・ジャーナリスト=ナタリア(ミラ・ソルヴィーノ)。父親もTIMEで何度も表紙を飾ったことがあるカメラマンで、父親を越えようと頑張ってはいたが、アンゴラでの記憶がないことに悩まされてもいた。

22年間の刑期を終えて出所した男の後を、銃を手にしてつける女=キャサリン(デボラ・カーラ・アンガー)。彼女は国際的チェリストなんだけど、夫と娘の元から逃げ出していた。

彼女たちはみんな、現状にある以上の悩みや秘密があって、徐々に明らかになっていく中でそれらが彼女たちを悩ませ、変化を与えていく…。彼女たちだけの前に、歌いながら微笑む少女が現れるんだけど、それが彼女たちの転機でもあって。

静かに進んでいく作品なんだけど、紡がれる言葉や人物の関係などが実に良かったですね。作中やエンドロールに流れる曲がいいなぁと思ってたんですが、『トリコロール』3部作なんかの音楽も担当されてる人のようですね。

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2007.06.28

『ブラック・ダリア』★★★☆☆

Bddesk4_800 ブライアン・デ・パルマ監督作『ブラック・ダリア』です。劇場公開前、鮮烈なヴィジュアルでの宣伝に目を惹かれました。1947年にロサンゼルスで起きた“ブラック・ダリア事件”という実際の事件を元にしたフィクションである。

“ミスター・アイス”と呼ばれるバッキー(ジョシュ・ハートネット)と、“ミスター・ファイア”と呼ばれるリーはボクサーとしてライバルの関係だったが、共に警官へと転身。そんなふたりに、ロサンゼルス市警のPRのための慈善試合の企画が持ち上がる。市警の中ではエリート部署でもある特捜課への異動をかけたものでもあったんだけど、バッキーは父親の施設費のために敢えて負ける。そして、予定通り特捜課へはリーが異動になったんだけど、バッキーに誘いの声がかかる。

“氷と火”の名コンビとして交流を深める二人。バッキーは、リーと同棲する恋人=ケイ(スカーレット・ヨハンソン)に出会い惹かれつつも、そんな気持ちを押し殺して二人と付き合っていく。そして、数々の犯罪を取り締まる中で、二人はある銃撃戦に巻き込まれる。リーの言葉で命拾いをしたバッキーだったが、その現場のすぐ近くで女性の惨殺死体が発見されるのだ――それが“ブラック・ダリア”と呼ばれる女優志望のエリザベス・ショートだった。

自分とバッキーを“ブラック・ダリア事件”の捜査に当たれる殺人課に回れるよう画策しつつ、事件解決に異様なまでの執着心を見せるリー。そんなリーを気にかけつつも、バッキーは段々と事件の核心に近づいてゆく…。

これまた、人物相関図を見ながら映画を観たほうが分かりやすいかも的な作品だったんですが、とにかくラスト20分ぐらいの展開が凄まじい。“へ!? そっちだったの??”みたいな展開で、目が離せませんでした~。あとは、衣裳やら映像の雰囲気やらがとにかくステキでした。

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2007.06.27

『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』★★★☆☆

Potc3_group_1024x768 チケットだけ買って観に行けていなかった『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』ですが、代休を取ってたのもあって空いてそうな地元の映画館に観に行ってきました。何て言うか…もうホントにこれで完結でいいんじゃね?という感じでした。

前作『デッドマンズ・チェスト』で、デイヴィ・ジョーンズの心臓は東インド会社率いるペケット卿の手に渡り、操られてしまっている海賊たちの状況を打破すべく、そして海に沈められているジャック(ジョニー)を救うべく、ウィル(オーリー)とエリザベス(キーラ)や海賊たちがどうするか…というのが今作のお話。

ペケット卿の海賊狩りで危機に瀕した海賊たちがある歌を口ずさむ。それは世界の9人の海賊たちを集めて行なう評議会の召集の歌であり、ジャックもバルボッサもその一員なわけで。そのために1作目で死んだバルボッサを甦らせ、ジャックのいる“海の墓場”へ行くため、それが描かれた海図を持つサオ・フェン(チョウ・ユンファ)のいるポルトガルへ向かった一行。ペケット卿の攻撃をかわしながら海図を得た彼らは、バルボッサの指揮のもと、“海の墓場”へ辿り着き、ジャックとも再会を果たす。

そこから、彼らそれぞれの思惑が絡み、凄まじい戦いが始まるの。これがね、ウッカリすると“何でこの人とこの人が戦ってるんだ!?”って混乱してきたりして。先日プロモーション来日したキャスト陣が“今回は愛の話”的なことを言ってたけど、愛が絡む実情が次々と暴かれてきて、複雑な人間関係も見せていて。

そういう、ちょっと切ない群像劇的なところはよかったけど、結局ドタバタな感じも否めなかったりして、それが“何だかなぁ”感になっていたりして。まだ続きを作れそうなエンディングでもありましたけど、“振り出しに戻る”って感じでもあったので、やはりこれで完結でいいんじゃないですかね? やはりオーリーには萌えましたけど、ジョニー萌えにはちょっと物足りなかったとこもあったりして。

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2007.05.31

『マッチポイント』★★★★☆

Match ウディ・アレン監督作『マッチポイント』を観ました。ウディ・アレンの作品って数本しか観たことないけど、これは何か面白かったです。脚本の感じとか。

アイルランドからロンドンに渡りコーチの職を得た元テニス・プレイヤーのクリス。そのクラブの会員であり会社経営者の息子トムと出会って意気投合。彼の家に招待され、そこで出会った妹のクロエと付き合うようになり、父親の会社へも就職を果たすの。

金持ちの生活に染まり始めたクリスだったけど、休暇を過ごした別荘でトムの婚約者ノラ(スカーレット・ヨハンソン)に出会い、急速に彼女に惹かれ始める。一度ノラと過ちを犯すも、クロエと結婚に至る。子供を欲しがりそのことばかり口にするクロエとの生活に満たされない想いを抱く中、トムとノラが別れたことを知り、さらに偶然街中でノラと再会を果たすと、一気に愛欲にまみれた生活に堕ちていくクリス。

義父に気に入られ会社でも重要なポストを与えられて、妻とも子供を作るために生活を続けつつ、ちょっとした合間をぬってノラとも会うという危険な関係を続ける中、妻より先にノラの妊娠が発覚。そのことでだんだんと狂気性依存性を増して追い詰めてくるノラに対してクリスが取った行動は……

徐々に高ぶっていく狂気の様が、目に見えるように描かれているのが何か良かった。ただ、この作品でスカーレットがまるで脱いでないのは不自然、と言われてたけど確かに…ってところもありましたわ。最後の“マッチポイント”がああいう結末に繋がるとは、ちょっと意外な気もしつつ。ネットに乗ったボールがどちらに転がるか…自分の人生にこんなことってあったかなーなんてこともちょっと思いました。

ちなみに、アメリカ女(ノラ)とイギリス家庭のお話っちゅうことで、米語と英語の発音の違いがちょっと分かったのは嬉しかったわん。

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2007.05.22

『僕の大事なコレクション』★★★★☆

Photo_47 イライジャ・ウッド主演作『僕の大事なコレクション』です。こんなに不思議で切ない展開を見せる作品だとは思いませんでした。そんな結末が待っているんだけど、とても良い作品でした。

ジョナサンの趣味は家族にまつわるものを集めること。その“コレクション”の対象は、“家族が一瞬でも携わったもの”であれば何でも、と多岐に渡るんだけど、そんな中、祖母が死ぬ間際に彼に1枚のモノクロの写真を渡すの。それは、すでに亡くなっている彼の祖父と見知らぬ女性が写されたもの。ジョナサンの祖父にまつわるたった一つのコレクションにバッタが透けて見えるペンダントヘッドがあったんだけど、写真に写る女性の胸にそれが光っていて…。

“祖父の命の恩人”だと話す祖母の言葉と、写真の裏に書かれたメモを頼りに、ジョナサンはウクライナに旅立つの。そこで出会ったガイドと名乗るアレックス、盲目だと言い張りながら車を運転するアレックスの祖父、その盲導犬という3人と1匹で旅が始まる。

そして、ヒマワリ畑に囲まれた一軒家に辿り着くんだけど、そこで様々な封印されていた過去が紐解かれていって…

言葉や文化の違う3人の旅ながら、探していたものはある一つの歴史的事実にまつわることだったわけで。そこに辿り着く物語だとは思ってなかったから、観終わったところで何かそこはかとない寂しさが広がったり。でも、ちょっと温かいものも残る、いい作品でした。

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2007.04.25

『2番目のキス』★★★★★

Fever1 ドリュー・バリモア主演のラブコメ『2番目のキス』を観たんですが…いや~バカで可愛くて好きでしたね、コレ。アメリカじゃないと…と言うか、日本じゃちょっと成り立たないぐらいの作品なんじゃないかなぁ。原題は『FEVER PITCH』で確かにそうなんだけど、これだとラブコメな感じはちょっと分かりづらいのかもね。

キャリアウーマンで仕事に一途に打ち込むリンジー(ドリュー)。彼女の会社に社会見学のために生徒を連れてきた教師ベンは、そんな彼女に一目惚れ、その場でデートに誘うの。だけどデートの初日、ベンがリンジーの家に迎えに行くと、彼女は食中毒で超グロッキー状態で、ベンはゲロの掃除もして彼女を献身的に介抱する。そんな彼の姿に感動し、二人は付き合い始めるの。

付き合い始めたのが冬だったのが運のつき。“冬”のベンは優しくてユーモアがあって、今までリンジーが付き合ったことのないタイプだったのもあって、二人の仲はどんどん深まっていくの。だけど3月、リンジーが春休みに実家に一緒に帰ることを提案すると、ベンはあることを告白する。

23年前からの熱狂的なレッドソックスのファンで、春休みは毎年チームの合宿を見に行くということ。それをロマンチストだと受け止めたリンジー、今までそんな女性に会ったことがなく感激したベン…開幕戦は二人で観に行く約束をするの。亡きベンの伯父が残したシーズンチケット席で観た開幕戦、当然回りも昔からの顔馴染みの熱狂的なファンたち。そんな様子を見てリンジーは彼のためにレッドソックスの勉強をし、ホームでの試合があるたびに一緒に観に行くようになる。だけど、“夏”のベンは熱狂的どころではなく、ホームでの全試合を観に行くという生活の全てがレッドソックスに染まってしまう男に豹変。当然リンジーの仕事が忙しくなるにつれ少しずつズレが生じ始め、そしてアタマにファウルボールを受けたことをキッカケに、ベンに同行するのをやめるの。

そして、リンジーがパリの出張にベンを誘ったのに、ヤンキース戦を理由に断ったことがもとに、二人はお互いの付き合い方と自分にとって何が大切なのかを改めて考え始めることに…

ドリューはとにかく可愛いし、ベンとその仲間たちの熱狂ぶりもおかしいし、とにかくバカバカしさもあってあたしはスゴい好きでした。こういう、アホみたいに少年な男子、あたしは好きだけど、ここまで熱狂的だったらどうなのかなぁ。リンジーみたいにちゃんとついて行けるか、ちょっと悩んじゃうけど、でも二人の関係は羨ましかったりするよね。

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2007.04.24

『ピュア』★★★☆☆

Pure キーラ・ナイトレイ出演作『ピュア』を観てみました。…が、キーラはDVDのパッケージはかなり主演扱いなものの、ホントはかなりのちょい役でした。彼女がブレイクする、まだ前の作品なんだから、そりゃそうでしょう。

父親を亡くし、ドラッグ中毒の母親メルと弟と3人で暮らすポール。最初、具合が悪い母親が摂っている薬は普通の薬だと思っているポールなんだけど、母親の友達がオーバードーズで死に、母親のパート先の同僚に言われたことで、その薬がヘロインだと知るの。母親を愛しながらも、父親の親友でありドラッグの売人=レニーに依存するところには嫌気がさし、母親をドラッグから断たせようとする。メルも子供たちのため、自力でドラッグを断とうとするも、禁断症状の苦しみから、またレニーにドラッグを与えられてしまう。

そんなダメダメな母親の姿を目の当たりにして、街のウエイトレス=ルイーズ(キーラ)に慰められるポールなんだけど、実は彼女もまたドラッグ中毒者であり、しかもレニーの子供を妊娠していて…

母親を愛し理解し、時には厳しくし、そして周りに対してもしっかり踏ん張るポールの姿がカッコよかった。ポールを演じたハリー・エデンって子が良かったなー。どうやら、『オリバー・ツイスト』に出てた子のようでした。

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2007.04.20

『バベル』★★★★☆

2_1 『バベル』のブロガー試写会ってのが当たりまして、昨日こっそり会社を途中で抜けて行ってまいりました。GAGAの会社&新試写室が東京ミッドタウン内ミッドタワーにあるっていうんだから、ミッドタウン初体験のあたしはそれだけで軽く興奮です(バカ)。上からの眺めは凄かったなー。会社自体も凄かったけど。あんな中にある会社で働けば、もうちょっと出会いとかもあったりするんだろうなぁ…(軽く妄想…さらにバカ)。

Babel_kate_1024x768_1 で、映画ですよ! モロッコで起きた銃撃事件が、メキシコ、日本にも波及していく…というのが全体のストーリー。モロッコで、山羊飼いの兄弟が銃の腕を比べるために遠くを走る観光バスに狙いを定める。弟の放った銃弾はバスに命中していた。

夫婦の絆を取り戻すためにモロッコを旅行中のアメリカ人夫婦(ブラッド・ピット&ケイト・ブランシェット)。観光バスに移動中のところ、突然妻が血まみれになっていた…。兄弟が放った銃弾に当たったのだ。瀕死の妻をガイドの村に連れて行き応急処置をするも、アメリカとモロッコの国同士の問題で救助がなかなか来られない。夫は苛立ち、さらに一緒に連れてこられてしまった他の観光客たちも怒りが爆発し、それぞれの主張ばかりぶつかっていくの。

警察の調べで、事件に使われた銃は登録上は日本人のものだと分かる。その所有者ヤスジロー(役所広司)は、妻が自殺してしまい、聾唖の娘チエコ(菊地凛子)との距離を埋められないでいた。チエコもまた、言葉が通じないために自分の愛情が伝えられないもどかしさに苛立ち、それを身体で伝えようとする。

事件に遭ったアメリカ人夫婦の二人の子供たちは、メキシコ人の乳母と一緒に留守番しているんだけど、その乳母の息子の結婚式があり、夫婦が代わりの乳母を見つけてくれるはずだったのがダメになり、仕方なく子供たちもメキシコに連れて行くの。その帰り、国境で車を止められた時、飲酒運転だった乳母の甥(ガエル・ガルシア・ベルナル)はその発覚を恐れ、そしてアメリカ人のメキシコ人に対するこれまでの想いが爆発して無理やり国境を越えてしまう…

それぞれの国で、それぞれの人同士、想いや言葉が通じないことで生じる苛立ちが次々と被さってきて、それが心に重くのしかってくるんだよね。その“通じない世界”の対比の描き方が良かったなぁ。あとちょっとね、『クラッシュ』を観た時に感じた心苦しさとかと同じようなものを感じたかなぁ。『クラッシュ』と同じく、この『バベル』でも銃問題や人種問題なんかが存在する世界…さらにアメリカ、というのが前提で描かれているからね。最後の最後でちょっとした救いもあるんだけど、それよりもあたしは、モロッコでようやくアメリカの救助ヘリが到着した時、助けてくれていたモロッコ人ガイドに夫が差し出したお金をガイドが断ったシーンが、なんか象徴的というか、アメリカや世界の持つ差別だとかの悲しさを感じ、涙が出ました。

ところでアメリカ人夫婦の娘役、ダコタ・ファニングに似てるな〜と思ってたら、実の妹なのね。お姉さん同様憂いがあってよかったわ。あの子も良い女優さんに成長するといいねぇ。あと菊地凛子。期待が大きすぎたのか、日本人が日本人を見てるからか、言うほどでは…って気もしなくもなかったけど、目の表情とかは確かに良かったです。

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2007.04.12

『プルートで朝食を』★★★★☆

Plutoニール・ジョーダン監督作、『プルートで朝食を』を観ました。なんか煌びやかな衣裳や音楽が、すっごい良かったですねぇ。

時代は70年代のイギリス…しかもIRAのテロ行動が激しかった時。アイルランドで生まれ、生まれてすぐに教会の前に捨てられたパトリック(成長するとパトリシア・キトゥンと名乗る)。養子に出されて普通の男の子として育てられるも、彼の興味は綺麗なドレスや化粧品…だから変わり者として見られるんだけど、チャーリーとアーウィンとだけは変わらずに仲良く育っていくの。

ある日キトゥンは母親を探すたびに出ることを決心し、母親がいると信じるロンドンへ向かう。そこで様々な人に会い、愛され、裏切られ、事件に巻き込まれ…と散々な目にも遭うんだけど、キトゥンはどこまでも前向きで可愛らしくて、そんな姿勢がまた周りに愛されて。

ロンドンのお店で働いていたところ、“母親を知っている”という男がお客として来る。その男は母親の住所を教えてくれ、しかも話を聞くうちに男の正体も分かって…

いろいろなことがキトゥンの周りには起きすぎるし、背景にIRAのことなんかも入ってくるから決して明るいだけの作品じゃないんだけど、ラストがいいの。清々しい。キトゥンは女の子じゃないんだけど、女の子の可愛らしさをギュッと凝縮して見せてくれた感じでした。

ニール・ジョーダン作品には常連のスティーヴン・レイもまさに怪演で良かったですね。

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2007.03.29

『ホテル・ルワンダ』★★★★★

Rwandaすっかり筋少ちゃん漬けの日々で、ここ最近はまるでDVDを観てませんでしたが、ようやく社会復帰(?)して観たのは『ホテル・ルワンダ』です。

とにかく、凄まじい現実をつきつけられました。1994年に起きた事実であるのに、まるで知らなかったあたし。ほんの10数年前の出来事で、あたしだってすっかり大人になっていたはずなのに、全然世の中のことを見ていなかったんだな、と。

これは、アフリカ・ルワンダで起きた、フツ族とツチ族による民族抗争から発展した大量虐殺と、その真っ只中で家族と1000人以上の難民を守ったミル・コリン・ホテルの支配人=ポールの活動を描いた作品。民族抗争と言っても、その根源は第一次世界大戦によって周りの国々の損得のために植えつけられた人種差別なわけで。それまで普通に暮らしていたルワンダの民族たちに無理矢理差別感情を植えつけた。それが、たった100日の間に100万人が虐殺され、大きなの難民危機を生み出してしまうことに。

それまで普通にご近所さんとして接していたり、結婚したりしていた二つの民族が、お互いを裏切り、扇動されることで、こんなにも悲しい結果を生み出してしまうとは。基本的には単一人種の国、日本に住む者としてはあまりに理解できない出来事だけに見過ごしてしまいがちだけど、まずは“知る”ことだけでも大切なんだよね。とにかく、凄まじい作品でした。

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2007.03.14

『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』★★★☆☆

Potc2_jackking_800x600今さら、『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』を観る。もう劇場公開から半年以上経っちゃって、もはや前作の内容も忘れちゃってるんですけども。

ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)は、ある鍵を探すために航海に出る。捕えられたエリザベス(キーラ・ナイトレイ)を救うため、ジャックの持つコンパスを取ってくるよう命じられたウィル(オーランド・ブルーム)は、そのジャックと再会する。そしてウィルはジャックにうまいこと言われて難破船に足を踏み入れるの。それは、ジャックの探す鍵を持つデイヴィ・ジョーンズに襲われた船であり、デイヴィに捕えられたウィルは、そこで呪いにかけられた実父と再会する。

ジャックの探す鍵は、デイヴィの心臓が隠された宝箱(デッドマンズ・チェスト)を開ける鍵で、その心臓はいろんな人がいろんな思惑のために狙ってるのね。

牢から逃げたエリザベスもジャックの船に合流して、デイヴィの魔の手と戦うんだけど、エリザベスの機転(?)でジャックは船もろとも沈んでしまうの。そのジャックを救うべく助っ人船長として現れた男は……

…ってところでマジに映画も終わってしまうという、まさに次作ありきの作り! 何じゃコリャ! 年末のフジドラマ『アンフェア』スペシャルを観た時と同じようなズッコケ具合です。

何か全てがあまりにコントっぽすぎたし、次作に期待。前作のほうがやっぱ好きだわ、あたしは。最初、3部作で完結しないって話もあったようだけど、これはもう3作できっちり完結したほうがいいような気がします。ま、ジョニーにもオーリーにも萌えっぱなしでしたけどね(笑)。

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2007.03.10

『ブロークン・フラワーズ』★★★☆☆

Brokenジム・ジャームッシュ監督作『ブロークン・フラワーズ』を観ました。あたしの好きなジュリー・デルピーが出てるんですねー。

何と言うか…オトコの人生のロード・ムービーといった感じでしょうか。独身のままたくさんの女性と付き合ってきて、年を取ったドン(ビル・マーレイ)。ある日家に帰ってくると、一緒に暮らしていたシェリー(ジュリー)が出ていってしまい、その時にピンクの封筒の手紙が届いていた。

手紙の差出人はなし。だけど手紙の内容が、“20年前に産んでひとりで育てたあなたの息子が、旅に出ました。たぶん父親探しの旅です”というもので、どうやら20年前に付き合っていた女性からのものらしい。

ドンの友達は手紙の差出人探しをするために、ドンに女性のリストを作らせ、その女性たちの現住所を調べ、ドンに彼女たちを訪ねる旅をさせる。

嫌がりながらも旅に出たドンは、ピンクの花束を持って一人ひとり訪ねるの。どの女性もピンクのものを身に付けていて、どの人も疑う余地があるんだけど息子がいるという確証も得られない。

最後の最後には殴られちゃったりして、ドンは帰ってくる。すると、自分をやけに見ている男の子に会う。ドンは彼が訪ねてきた息子だと思って話すんだけど、どうやら違うようで。そして、家に着いてみるとまたピンクの封筒が…

結末はビミョーに分からないままなんだけど、何だかオトコってなぁ…って感じでした。それぞれの女性とドンの昔の付き合い方と今の状況の違いが何だか面白かったです。ジム・ジャームッシュ的、ちょっと冷めた目線と言うかね。

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2007.03.05

『ナイトミュージアム』★★★★☆

Night1また試写会当たっちゃったー。でもどうして忙しい時期の試写会しか当たらないのかしら。と言いつつ、また会社を脱走して観てきたのは『ナイトミュージアム』です。

妻と離婚し、養育権の条件で週2は息子と住むことになっているラリー(ベン・スティラー)。だけど定職が決まらずアパートも追い出され続け、このままでは息子と住めないばかりか、妻の新しい恋人になつき始めた息子の姿を見て一念発起。ハローワークで紹介された仕事は、自然史博物館の警備(夜間)だった。

話になかった夜間ということに不満を感じながらも仕事の第1日目…そこは昼に見せる博物館の顔とはまるで違うもので、展示物全てが閉館時間を過ぎると一斉に動き始めるの!

ありえない状況に逃げ出そうとするも、息子の手前グッと我慢。そして、動く展示物たちともちゃんと向き合うようになってみると、いろいろなことに気付くと同時に、それとは違う裏の動きも知ることになり……

ベン・スティラーが主演ってだけでかなり楽しいんだけど、そこにロビン・ウイリアムズも絡むとあっちゃ、も~~楽しくて仕方がない展開。…と言いつつ、こういう子供向けアドベンチャーもの…特にロビン・ウイリアムズの出演作には多いけど、ちょっと教訓めいたことが見える展開に、“あ、やっぱねー”的なところもなきにしもあらず。

でも、とにかく笑えてちょっとホロリとさせられるところもある、楽しい映画でした。

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2007.02.06

『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』★★★★☆

Photo_35またも試写会に当たりました~。今日観たのは、広末涼子主演『バブルへGO!!タイムマシンはドラム式』です。今日は仕事も忙しいし行くのやめようかと思ったんだけど、同僚M子ちゃんの“もったいないじゃん?”の一言で俄然行く気になりまして…ビンボー人だわ…。

母(薬師丸ひろ子)の突然の死去で悲しみに暮れる真弓(広末)のもとに、財務省の下川路(阿部寛)が訪ねてくる。死んだと思われた母は、財務省の極秘の計画により、母が偶然作ってしまったタイムマシンで17年前、バブルがハジける前の日本に行き、そこで行方不明になったというのだ。突如真弓に与えられた使命は、同じく17年前に行き母を捜し、バブル崩壊のキッカケとなった政策の施行を止めることだった。

90年と言うと、あたし高2か。高校生の頃は女子大生ブームで、大学生の時は女子高生ブームだったっちゅう、いちばん何の恩恵に与れていない世代ってやつです。だからなのか、バブルなんて感じたこと全然なかったし、バブル崩壊のキッカケに不動産何とか法ってのがあったなんてことも全然知らなかった。だからこの映画、あたしにとっては懐かしくもあり、勉強になったところもあり。

だけど、政策一つでバブル崩壊が止められたか、止めたところで2007年現在が幸せかどうかは分からないよね。それに、バブルの時代があったから今があるんだし。でも今も好景気って言われててあたしは全くピンと来てなかったけど、この映画を観てたら、確かに今も異常なほど贅沢な世の中かも、って思っちゃいました。

この作品、原作が『私をスキーに連れてって』とかのホイチョイ・プロダクションズ、製作が亀山千広で脚本が君塚良一という、フジテレビ系ヒット作チームなわけです。だから、“らしい”トンチのきかせ方は面白かったですね。あとは、劇団ひとりにかなりウケました(^-^)

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2006.12.17

『ナニー・マクフィーの魔法のステッキ』★★★☆☆

Nannymcphee_01エマ・トンプソンが主演&脚本も手掛けている『ナニー・マクフィーの魔法のステッキ』を観ました。原作がイギリスに古くから伝わる児童書的な作品だということで、イギリスらしいファンタジーと言うか何と言うか…って感じでした。

末っ子のお産で母親を亡くしたブラウン家の子供たち。葬儀屋の仕事が忙しく子供にあまりかまってやらない父親(コリン・ファース)のせいもあって、やりたい放題に育ってしまった子供たちは、得意のいたずらで乳母(ナニー)を17人も追い出してしまっているの。ブラウン氏は、資金を援助してくれている叔母さんから“1年以内に再婚しないと援助をやめる”と言われ、子供たちは愛しているとは言え、ますます子供どころじゃない。

そんなところへ、伝説のナニー=マクフィー(エマ)が突如現れる。イボだらけで出っ歯もある醜い顔の彼女だけど、杖をひと突きすると魔法がかかる。最初はこれまでどおり乳母に反発する子供たちなんだけど、マクフィーの“子供たちの味方”って気持ちも伝わって、元々賢い子供たちだけに、自分たちで考えて行動を起こそうとする。そして、“5つの約束を果たすのが条件”の彼女が、子供たちやブラウン氏にその“約束”を果たさせると、徐々に顔が変わっていくの。

何となくの展開も読めちゃう作品だけど、こういうファンタジー、あたしは好きだなー。小さい頃、よく読んでたし。これの原作も読んでみたいですね。

それにしても、コリン・ファースはやはり萌えます。イギリス人イイ!!

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2006.11.22

『ブレイブ』★★★☆☆

Thebraveジョニー・デップ初監督作『ブレイブ』を観ました。うぅむ、何と言うか…ジョニーはこういう作品がやっぱ好きなのね、というのは分かりましたが。

ネイティブ・アメリカンの生活を題材にした作品です。ジョニー演じるラファエルは、極貧の家族のため、はたまた村のため、仕事を探しているのですが、バーの男に紹介された仕事は、何と“死”だったわけで。拷問されて死ぬ、という役目のために、自分を5万ドルで売っちゃうわけです。

“最期の日”まで1週間の猶予をもらい、前金を手にしたラファエルは、その1週間で家族や村にプレゼントをしていき、最期を迎える準備をする。それまで、酒と犯罪に溺れて死んだような日々だったラファエルは、最後の最後に“生き”始めるのね。そして、牧師に諭されながらも、ラファエルが迎える最期は……

『デッドマン』とかみたいな、ジョニーも出てたジム・ジャームッシュ的淡々さはありながら、ビミョーに退屈なんだよねぇ。“ネイティブ・アメリカンが題材”っちゅうのも、特典映像を観て後で知ったぐらいで伝わりづらいし。やっぱジョニーは俳優に徹していたほうがいいんでしょうか。まぁ、これは97年の作品なんで、彼の顔も演技も若いから、今後やってみたらどうなるか分かんないけどねー。

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2006.11.12

『ぼくを葬(おく)る』★★★★★

Photo_31最近話題作を続けて発表している、フランソワ・オゾン監督作『ぼくを葬る』です。フランス映画は苦手なあたしですが、この人の作品は、過去のも含めていつもわりとちゃんと観られますなぁ。

内容はまさにタイトルどおりなんだけど…31歳、新進気鋭のフォトグラファー=ロマンが、末期がんで余命3ヶ月と告げられるところから始まります。治療すれば治る可能性はなくはない、と医者に言われるも、ロマンは治療を選ばず“ぼくを葬る”準備を始めるの。

最初は全ての周りの人とただ単に別れていこうとするんだけど、祖母だけに真実を告げ、幼い頃の自分(の幻影)と対峙することで、きちんと理解し許していこうと思い、相手との関わり方が変わり始める。

全ての作業を終えたロマンは海に辿り着く。そこで彼は、“自分”に許されて、静かに目を閉じる…

『死ぬまでにしたい10のこと』に近い内容でもあるんだけど、こっちはもっと精神論。あたしだったら、余命3ヶ月と告げられて、この若さでここまで自分のココロを整理できないだろうなぁ。

フランソワ・オゾンの画く作品のテンポと雰囲気が、実に内容に合っていました。

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2006.10.28

『プラダを着た悪魔』★★★★☆

Prada『プラダを着た悪魔』、観てきました! ずーっと前に原作本を本屋で見た時に“実在のファッション誌の鬼編集長をモデルにした話”というコピーを見てめちゃくちゃ読みたかったんだが、その時の財力では買えず、映画化されてしまった今ではまるで本屋になく、注文したamazonからもまるで届かず……ということもあり、めちゃくちゃ観たかった映画だったので、片っ端から試写会に応募! それが見事に当たりましたの。

最初に書いたとおりに、舞台はファッション誌『RUNWAY』編集部。ファッション界の権威である編集長=ミランダ(メリル・ストリープ)と、彼女の第2アシスタントとして雇われてしまった、ファッションに興味のないジャーナリスト志望のアンドレア(アン・ハサウェイ)。その二人を中心に話は展開していきます。

編集部の人たちにとってミランダは圧倒的な存在であり脅威でもあり、アンドレアはそんな職場に最初は馴染めない。“努力してるのに認めてもらえない”と愚痴る彼女に、同僚は“努力していない”と諭す。その言葉に目が覚めたアンドレアは、見ようとしなかった“ファッション”を受け入れ、仕事を忠実にこなしていくの。

そして、仕事=ミランダ中心の生活になった彼女は、だんだん彼氏とも友達ともすれ違い始めるんだけど……

厳しさはまるで違うとは言え、同じ雑誌を作る人間として、“努力していない”って言われるシーンは何か堪えたなぁ。そう言われると、あたしも努力していない気がする。毎日の波に流されて、何となく仕事をこなしていて。『RUNWAY』とは比べものにならないけど、あたしも少しは憧れる人がいるような雑誌を作ってるのにね。仕事に対して、改めて考えさせられました。

と同時に。ラストにかけての展開は、同業者がゆえに納得できないところもあり。っていうか、ああいうのは日本の社会じゃまだ認められないだろ。…っていう意味で星4つ。ところでこれ、まさに同業なファッション誌の編集者が観たらどう思うんだろう?ってのも知りたいですね。

メリル・ストリープは圧巻だったし、アン・ハサウェイは可愛いし、キャスティングも良かったんじゃないでしょうか。アンって、“可愛く成長する”役が似合いますねぇ。

だけど、今回の試写会がりそな銀行とかの主催で、映画が始まる前に“仕事に頑張る女性のための○○”とかの話があって、それになーんかカチーンと来ちゃってね……映画を観ていても思ったけど、やっぱ仕事だけの生活は淋しいし、そもそも仕事だけに生きたいわけでもない。第一、“仕事に頑張る”とかいちいち冠付けられなくても、常にみんな頑張ってるわけで。女性の幸せとは、結婚なのか仕事での成功なのか、まだあたしには分からないけど、女がナチュラルに生きるのはまだまだ難しいのかなぁなんて思いました。

まぁともかく、イイ服を着てイイ仕事をして、イイ恋をしたいですね。…とか言いながら、今日も超安い下着を買っちゃったんだけど(苦笑)。

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2006.10.03

『ホワイト・プリンセス』★★★★☆

Photo借りてるDVDが観ずに溜まって来ている今日この頃…ようやく『ホワイト・プリンセス』を観ました。ケイティ・ホームズ主演です。トム・クルーズの子ども産んじゃいましたねぇ。

大統領の一人娘=サマンサ(ケイティ)は大学進学に当たって、住まいであるホワイトハウスから遠い学校を選んで寮生活を始めるの。サマンサの夢は大学まで自分の運転する車で旅をすること…だけど当然現実はそんなわけがなく、厳重な警備の元で大学まで送られ、学生生活もボディガードに常に囲まれ、周りからも好奇心の目で常に見られる。

“普通の女の子”になりたいと望む彼女は、ルームメイトのミアに“普通”の学生生活を教わり、ひょんなところから出会った寮長のジェームスには恋心が芽生えるんだけど…

常に“大統領の娘”であり続けて育てられてきたサマンサが、一人の女性として強さと愛を掴んでいくストーリーなんですが、こういう展開、アメリカってホント好きですねぇ。でもまぁ、頑張るサマンサの姿にちょっとホロリとさせられたり、あたしも嫌いじゃないです、これ。

ケイティも可愛くて良かったけど、『エイプリルの七面鳥』ん時の彼女のハチャメチャっぷりのほうがあたし的には好きだったなぁ。

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2006.09.27

『プリティ・ヘレン』★★★★★

Photo_4ケイト・ハドソン主演、『プリティ・ヘレン』です。原題は『Raising Helen』らしいですが、そっちのほうが内容に合っているような気がしますね。

モデル・エージェンシーに勤めるヘレンは、仕事もよくこなし、上司の評価も良く、昇格も約束されていたの。そんな最中、ヘレンの上の姉夫婦が事故で急逝してしまい、夫婦の遺言により3人の子供たちの親権がヘレンになります。

独身生活を謳歌していたヘレンは困惑しながらも母親代わりになるように努め始めるの。でも、まさに“良い母親”の2番目の姉からは叱られっぱなし、子供たちの心も掴み切れず落ち込むヘレン……。でもそこから、ヘレンは立ち上がっていくの。

コメディタッチもあり、セクシーなシーンもあり、ちょっとホロリとさせられるこの作品の中で、ケイトの良さが凄く出てたなー。ちょっと前の彼女の作品は、その辺の振り切れ感が何だか中途半端だったけど。

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2006.09.24

『NOEL』★★★★☆

Noel微妙に時期に合ってないけど、『NOEL』を観ました。

クリスマスイブ~クリスマスに起こる“奇跡”を描いた物語で、3組のお話が時折混ざり合いながらもオムニバス形式で進んでいきます。

バツイチ子無し独身のローズ(スーザン・サランドン)は児童書編集者として仕事は順調だけれど、10年に及ぶアルツハイマー症の母親の介護を第1に考えるがあまり、自分のことは全部後回し。それゆえに新しい一歩が踏み出せないでいるの。

1週間後に結婚を控えたニーナ(ペネロペ・クルス)とマイクは、幸せの絶頂にいるんだけど、異常なまでのマイクの嫉妬深さにニーナは耐え切れず、マイクの元を出て行ってしまう。

14歳のクリスマスに入院した時のパーティーが、自分のいちばんの思い出だと語るジュールズ。誰からも愛されてこなかったと思う彼は、もう一度その“クリスマス”を体験するためにあることを考え付く。

そんなそれぞれがそれぞれに出会う人との関わりで、本当の幸せと幸せなクリスマスを取戻していくのね。それがやっぱりクリスチャンの国なんだなぁというか、日本ではここまで純粋になれないかもっていうぐらいの奇跡なわけで。それが心温まることでもあり、羨ましく思うところでもあり…って感じでした。

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2006.09.12

『ヘイフラワーとキルトシュー』★★★★☆

Photo_8ロリコンぎみ(爆)のあたし、『ヘイフラワーとキルトシュー』は超観たかったのだ!! いや~、とにかく可愛かったねぇ(*^o^*)

しっかり者のお姉ちゃん=ヘイフラワーと、お転婆でちょっと我儘な妹=キルトシュー。二人は凄く仲の良い姉妹なんですが、お姉ちゃんにはちょっと悩みがありました。姉妹の両親は、おイモの研究に没頭するパパと、家事が苦手なママ。二人ともヘイフラワーに頼りっきりでキルトシューの世話をしてくれません。でも、ヘイフラワーは1週間後から小学校に通うことになっていて、そうするとキルトシューの世話は誰がしてくれるんでしょう…と。そこでヘイフラワーは、普通の家族になれるように神様にお祈りするの。

そんな中、家族団欒を計るべくみんなでオリンピックを開くんですが、我儘放題のキルトシューは勝つためにズルをして、ずっとイイ子でいたヘイフラワーはそれにブチギレちゃうの! そこから家族はちょっと変わろうとしていきます…

長女のあたしも、なーんかヘイフラワーの気持ちも分かったなぁ。別にあたしは親に対してイイ子でいたわけじゃないし、ウチの弟もここまで我儘なわけじゃないけど、やっぱり弟のために親に対して1歩引くこともあって、そういう時に何かのキッカケでキレたくなる時もあったんだよねー。

大人すぎるヘイフラワーと大人になりたくないキルトシュー。二人ともステキな大人に育つといいね☆

ちなみにこの作品、フィンランド映画なんですが、やっぱり家具や小物も可愛いし、色調も鮮やかで良かったな~。

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2006.09.03

『フライトプラン』★★★☆☆

Photo_10ジョディー・フォスター主演の『フライトプラン』を観ました。元々飛行機が嫌いなあたしにとっては、自分が飛行機に乗ってる時にこんなことがあったら恐すぎるっちゅうの! しかもあたし、2週間後にひとりで8時間のフライトなのにーっ。

んで内容。これはミステリーなので、ここでは詳しく書きたくないですが…100分弱の中で実に上手くまとめてありましたねぇ。それぞれの立場の人たちが、それぞれにひとつの感情に固執して突き進んでいく状況、現代人の特質、そして9.11以降の世界が常に孕んでいる情況…そのどれもがこの作品には絡み合ってきて。オープニングや、様々に挟まれる意味深な映像はどこへ導くのか…そう思っているうちに見せる、ラスト30分での劇的な展開。それが上手くまとまってた。

…が、このぐらいの長さじゃなかったら、見ていてもっとイライラしてたかも!ってところもあるにはあるので、星ひとつ減らしちゃった。

しかし、ジョディーは相変わらず綺麗ですね。スッピンでも疲れた顔してても、やっぱ綺麗。スゴいね。ここではドイツ語も喋ってたし、他の映画ではフランス語も喋ってたし、そんなところもステキな人です。

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2006.08.20

『ハイ・フィデリティ』★★★★☆

Photo_12ジョン・キューザック主演の『ハイ・フィデリティ』です。6年前の作品のようで、日本公開はされてるのかな? どうなのかな? パッケージを読んで観てみたくなったの。だって主演のジョン・キューザックの他、キャサリン・ゼタ姉さんだのティム・ロビンスだの、さり気なく大物も出てるんですもの。

レコード店を経営するロブ(ジョン)が同居していた彼女=ローラに出ていかれてしまうところに始まります。そこから、彼自身の過去の恋愛での別れた理由を思い返しながら、ローラとよりを戻すために自分自身について考え始めるの。

ちなみに、キャサリン姉さんはロブの元カノ役、ティム・ロビンスはローラがロブのもとを離れてから同居していたイアン役、ついでにリリ・テイラーもロブの元カノ役で出てました。だからみんな、出演もちょっとでそれもビックリ。

話の展開的には、ほとんどロブの一人語りの会話劇って感じだから、ともすれば単調になるところだけど、脚本にジョンも関わっているからか、コメディもこなすジョンの演技のためか、軽快な良い作品になってましたねぇ。でもこれがフランス映画だったら、きっとおいら寝てたと思うの(^_^;)

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2006.08.07

『プライドと偏見』★★★★☆

Pride800イギリスの女流作家=ジェーン・オースティンの小説『プライドと偏見』の映画化作品です。ジェーン・オースティンの作品は、『いつか晴れた日に』(Sence of Sensibility)や『エマ』(EMMA)なんかも映画化されていて、どちらも良い雰囲気の映画になってましたねぇ。特においら、『エマ』は好きです。

というワケで『プライドと偏見』です。18世紀のイギリス、両親と5人の娘とで暮らすベネット家を中心に起きる様々な出来事で物語は展開していきます。

心優しい父親と、娘の良縁を強く願う母親。おっとりした性格に遠回りをしつつも幸せに辿り着く長女。奔放すぎる性格から果てはダメ男と駆け落ちしてしまう末娘。周りに流されないけど自身についてもまだ混乱期の三女と、陽気すぎる四女。そして、その時代にそぐわないほどの頑固なまでの自分を持ち、誤解を重ねながらも彼女に合った幸せを掴む次女=エリザベス(キーラ・ナイトレイ)。

女が地位を持たない時代の物語ながら、描かれるのはまさに女の物語。イギリスのこの時代の小説って、女が主役の女の物語が多い気がするのはどうしてなんでしょう?

社交界の礼儀とか作法とか、それ自体は違うけれど、そこにある現代にない品格とかは昔の日本に通じるところも感じたり。日本とイギリス、同じ島国だけあってこういうところも似てるんですかねぇ。

特典で、撮影で使われた実際にある大邸宅の映像がたくさん入ってたんだけど、それがまたスゴい! イギリス、まだまだ見に行ってみたいところがありますねぇo(^-^)o

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2006.05.17

『バッド・エデュケーション』★★★★☆

Photo_23ペドロ・アルモドバル監督作『バッド・エデュケーション』を観ました。

ある日、映画監督のエンリケのもとにイグナシオが訪ねてくるところから始まります。エンリケとイグナシオは神学校の同級生だったのが、ある事件をキッカケに別れて以来16年ぶりの再会。んで、イグナシオは“自分たちの少年時代のことを書いた”「訪れ」という小説を持って来ていて、それを映画化してほしいとエンリケに頼む。エンリケは「訪れ」を脚本化し、映画を作っていく中でいろいろなことを知っていく。ある“訪れ”もあり……。

話の中心となるのは同性愛なんですが、同性愛だとかそういうことにこだわらない、人間関係とか愛というものを描くことが得意なアルモドバルらしい作品だったような気がしますねー。彼の作品らしく、色彩も豊かでしたし。

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2006.05.07

『ヒトラー~最期の12 日間~』★★★★★

Photo_24ついに観ました、『ヒトラー~最期の12日間~』。劇場で公開されている時から観たい作品ではあったんだけど、先日『アドルフの画集』という作品を観てからますます観たかったの。

とにかく、衝撃的でした。何なんでしょう、この切なさは。あたし、前世があの時代のドイツ人なのか!?っちゅうぐらい、この時代の映画はいつも気になり、観れば号泣してるんですけども。

タイトルからも分かる通り、背景は第二次大戦時下、それも戦闘停止間近のドイツ。ヒトラーの秘書=ユンゲが見た、ヒトラーの最期とドイツの状況が描かれています。

ヒトラーは、分かっていたのか分かろうとしなかったのか、どんどん悪化する戦況にもかかわらず、ひたすら軍隊を立て直そうとしていく。そんなヒトラーにあくまで忠誠を誓う人たちと、無駄な戦いはしたくないと考える人たち…これってきっと日本も同じ状態になってたんだと思うの。どう考えても悲しい戦い、それを日本人もやってたんだと思うと、それがまた余計に切なくて。

でもヒトラーって暗殺説もあるんじゃなかったっけ? ここでは完全に自決として描かれているけど、ホントはどうなんだろ? 自決した後のヒトラーの顔を映さなかったのは、そういうナゾをちょっと示唆しているのかも。

だけど日本でも、こういう暗い部分をきっちり描いた映画を残したほうがいいと思う。日本はどうしても美談にしてしまいがちだからね…

しかしヒトラー役の俳優さん、ラストのほうはまるでヒトラー本人ですよ。。。

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2006.04.30

『ブラザーズ・グリム』★★★☆☆

Photo_26童話好きとしては観ないと!だった『ブラザーズ・グリム』です。

怪物や魔女を退治(する小芝居を)して名を馳せている“グリム兄弟”。そして、娘たちが次々と行方不明になっているという村に、今までのノリで向かうのですが…。

これ、前半はちょっとイライラ。不可解な現実を目の当たりにして、それでも現実的な兄=ウェル(マット・デイモン)と、伝承物語を研究してきたことでこの現実を受け入れる弟=ジェイコブとの小競り合いがもどかしい!

だけど、話の端々に“グリム童話”のいろんなテイストが入っているのを見つけるのが宝探しみたいで、なんか懐かしい気持ちになりました。

“グリム童話”ってホントは残酷なんだよね。小学生の時におとんが買ってくれた原文に近いっぽい全集を読んで何だか恐かった。 この映画も絵的には相当恐いんだけど、“グリム童話”の残酷さに比べたら、希望もあるし明るい気がします。

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2006.04.28

『巴里の恋愛協奏曲』★★★★☆

Photo_27オドレイ・トトゥが出てるってことで観てみた『巴里の恋愛協奏曲』です。

まさにタイトルそのままな恋愛劇。人妻ジルベルトに言い寄る男性2人に、その1人に恋するユゲット(オドレイ)がいて…と、幕開けから波瀾万丈なんですが、ジルベルトの夫婦の家のパーティに招待された夫の仕事の取引相手というのが彼女の前夫だったから、事態はそこで超混乱。ラストにかけてもドタバタな展開なんですが、なぜかステキな結末が待っていたり。

ほんのりミュージカル風で(字幕では“オペレッタ”となってたけど)、それがステキなスパイスになっていまして。

こういう、ちょっとオトボケなフランス映画はいいですねぇ。衣裳やセットも可愛くてステキでした。

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2006.04.23

『プロデューサーズ』★★★★★

Photo 劇場鑑賞券が当たっちゃったので、ママンと『プロデューサーズ』を観に行ってきまんた! 何でも懸賞に出しとくもんだね!

行ったのは、地元に出来てから初体験のTOHOシネマズ。ポップコーンが美味かった!

んでんで、内容はと言うと、評判に違わず大満足。“ミュージカル映画”ってとこでは先頃の『オペラ座の怪人』より良かったし好きだわ。まぁきっと、こっちは“舞台をそのまま映画に”って作りで、『オペラ座~』は“舞台で出来ないことを映画で”っていう作りだったから、その違いが顕著に出ていて、そこに対する好みもあるんだと思うけど。

でもこれは、ミュージカルが苦手な人でも問題なく観られるんじゃないかなぁ。

ユマ・サーマンのオトボケ姉さんぶりがステキでした(^-^)

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