映画(ま~わ行)

2009.04.01

『onceダブリンの街角で』★★☆☆☆

Once イギリス英語を聞きたいなーっていうことで、正確にはイギリスじゃないけど、アイルランドが舞台の作品『onceダブリンの街角で』を観ました。

実家の掃除機修理業を手伝いながら、プロのミュージシャンを目指してストリートで歌っている男(グレン・ハンサード/ザ・フレイムス)。夜になり、自作の曲を歌っていたところに、女が話し掛ける。楽器店でピアノを弾くことを楽しみにしながら、一人娘を抱え、チェコに住む夫と別居して生活している彼女。男が、楽器店で彼女の弾くピアノを聴き、そこでのセッションに感化される。男は、自分の曲への作詞を彼女に依頼。二人は音楽のやり取りを通して、心を通わせ始めるの。

だけど、男には想いの断ち切れない元カノと夢があり、彼女も夫との生活を立て直したいという想いもある。そんな中、男は元カノを探すため、本格的にミュージシャンを目指すためにロンドン行きを決意。そのためのデモ音源を作るレコーディングをすることに。男は、彼女とストリート仲間を誘ってスタジオに入るの。ワケ分かんない連中との仕事に、スタジオのエンジニアも最初はやっつけで接するんだけど、彼らの歌を聴いて奮起。メンバーもスタッフも心を込めたデモ音源が出来上がる。そして、男がいよいよロンドンに旅立とうとする時――

う~ん、何て言うか、“あっ、そう”って感じで終わっちゃった作品なのよねぇ。二人の関係性も、何やねんな!って感じだったし。この二人、実生活では本当にパートナーなんだっけな? 音楽自体も良かったし、音楽を通じて関係を築いていく…っていうところは良かったけど、う~~~ん…って気持ちの残る作品でしたなぁ、あたしには。

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2008.12.27

『みんな誰かの愛しい人』★★★☆☆

Jacvi フランス映画、アニエス・ジャウイ監督作の『みんな誰かの愛しい人』を観ました。いや~~実にフランス映画らしい、ちょっと陰鬱さもある会話劇、って感じでしたねぇ。

ロリータは返事のしないタクシーの運転手に苛立っていた。途中、父親とその妻を乗せ、父親もタクシーの運転手にキレながらも着いた先は、父親カサールの小説の映画化パーティーの会場。新進気鋭の作家ピエールを紹介され交流を持つようになり、いろいろと世話を焼く反面、自分はスランプから抜け出せないでいたの。

ピエールの妻シルヴィア(アニエス)は、ロリータに声楽を教える教師なんだけど、ロリータの暗さに嫌気がさして担当を降りようとする。が、彼女の父親が自分がファンであるカサールだと知るやいなや、練習を続けようとする。

カサールには若い妻がいるんだけど、心とは裏腹にいじわるな言葉ばかり浴びせてしまって、しまいには実家に帰られてしまうの。

一方ロリータは、父親の別荘に行く時に、仲の良いセバスチアンを誘うんだけど、本命は近所の別荘でパーティーを開いているマチューだったりする。

…といった具合に、登場人物同士が、なかなかはっきりと示さない愛情を胸に抱えながら、関わり合いを持っていくの。なかなかに、あたしのあまり得意じゃないタイプのフランス映画だわって感じです。最後はほっこりして良かったんですけどね。

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2008.12.14

『4ヶ月、3週と2日』★★★☆☆

4_months 2007年のカンヌ・パルムドールを受賞した『4ヶ月、3週と2日』です。

時代は1987年、独裁政権下のルーマニア。ルームメイトのオティリアとガビツァは、朝からある準備を始めていた。二人は大金を用意し、まるでキャンプに行くかのように荷物をバッグに詰めるガビツァ。オティリアは、学校で彼氏にさらにお金を用立ててもらい、ホテルの予約確認へ。ところがガビツァのミスで予約が取れていない。仕方なく別のホテルを予約。それからオティリアは、ベベという男に会いガビツァと合流する。そこで彼女たちの準備の目的が分かる。

ガビツァは妊娠していた。中絶は犯罪のため、医師にお金で中絶を依頼したのだ。しかしそこで見せたガビツァの態度は、オティリアの緊張をよそに、生理不順を理由に妊娠期間を偽っていたり、中絶の仕方を聞いて動揺したり、中絶のための準備が中途半端だったり、とにかく他人事のよう。お金が足りないためにオティリアが身体で払うことで中絶の処置はスムーズに終わる。

その後オティリアは、彼氏の母親の誕生日パーティーに行くも、連絡が取れなくなったガビツァを心配し、すぐ戻る。ホテルに戻ったオティリアが見たものは、熟睡するガビツァと、トイレに放置された堕胎児の姿――

繊細な心で友達を思い行動し、自分に置き換えて考えるオティリアに対して、ガビツァのアホさにとにかくムカついちゃって、歴史的背景なんかがあるにせよ、妙齢女子には厳しい作品なんじゃないでしょうかねぇ。

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2008.12.10

『マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋』★★★☆☆

Photo ダスティン・ホフマン、ナタリー・ポートマン主演の『マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋』をようやく観ました。夢のある作品でしたねぇ。

マゴリアムおじさんが(ダスティン)100年以上も営む不思議なおもちゃ屋で働くモリー(ナタリー)は、子供の頃は天才と言われながらも、今は自信を失いスランプに陥っているピアニスト。そんなモリーに、マゴリアムおじさんは“信じれば魔法を発揮する”という木のキューブをプレゼント。そして、これまでの売り上げ代などを計算すべく、会計士を雇う。マゴリアムおじさんのそれら準備は全て、“自分がこの世から消えるから”ということ。それを知った“店”もスネ始め、壁が変色し出し、店内の魔法もおかしくなる。マゴリアムおじさんは、モリーに店を譲ることを決めるんだけど、自信のないモリーは悩み始める――

夢のあるストーリーで、そういう映画スキーのあたしは楽しめたんだけど、反面、内容自体はちょっと薄いかも。90分強の時間だったから、編集しすぎなのかな? もうちょっと人物について詳しく描かれていてもよかったんじゃないかなー。だから、内容だけで考えたら星は2つぐらいでしょう。

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2008.10.27

『マーゴット・ウェディング』★★★☆☆

Photo ニコール・キッドマン主演『マーゴット・ウェディング』です。日本未公開作品のようですね。原題は『Margot at the wedding』のようでした。“at the”がないだけでやっぱ言葉の意味が違っちゃうよね。

マーゴット(ニコール)は絶縁状態だった妹ポーリン(ジェニガー・ジェイソンリー)の披露宴に突然招待され、息子クロードと向かうことになる。ポーリンはマルコムとは再婚になるため、あまり派手じゃなく、でも家の自慢の木の下で式を挙げたいと思ってる。だけどその木は隣人とのトラブルの原因にもなっている。ポーリンには娘イングリッドがいて、クロードとは仲良くなるの。

マーゴットは夫ジムとは問題を抱えていて、ジムから離れるため、そして自分の不倫相手に会うため、自分の公演会のために妹の家=自分の地元に帰ってきた、ってとこもある。

そんなマーゴットとポーリンは、お互いの性格や夫のことなどとにかく言い合うの。それは、相手を欺くようなことでも、いろいろな方法で。

…そういった会話劇が、紹介文では“コメディ”ってことなんだけど、イマイチ面白さは分からず…。個人的には何だか暗~い印象のある、不思議な作品だったのでした。

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2008.10.21

『魔法にかけられて』★★★★☆

0cf37e43f795240d550ee4aaddccd7f0 なんだか最近DVDのペースが落ちてます…引っ越ししてTSUTAYAが遠くなっちゃったのよねぇ。…というワケで、『魔法にかけられて』を観ました。原題は『Enchanted』というそうです。辞書で調べてみたところ(爆)、“魔法にかけられた”という意味で、邦題はそのまんまなんですねー!

森の中に動物たちと住む少女・ジゼルは、夢で見た王子を木で作っていた。そんな時、魔法の国の王子・エドワードが狩りの途中でジゼルの歌声を聴き、運命の女性だとジゼルに出会うの。途端に恋に落ち、結婚することになるんだけど、その当日、王子の継母であるナリッサ女王は、王子の結婚により玉座を奪われるのを避けるべく、魔法でジゼルを井戸の中の“幸せのない世界”に落としてしまう――

…と、ここまでは映像がアニメーション。ジゼルが落ちた先はニューヨークのど真ん中。ここからは実写になるの。

現代の世界で必死にお城と王子を探すジゼル(エイミー・アダムス)。全く勝手の違う世界で混乱するジゼルを、ロバートとモーガンの父娘に助けられて何となく家に連れていくの。的を射ないジゼルの行動のせいで恋人にも誤解され、仕事も失敗してしまったロバートは、ジゼルを何とか追い返そうとする。王子と女王の家来も、ジゼルを追ってニューヨークへ来ていたんだけど、家来に阻まれてジゼルに出会えないばかりか、ジゼルは女王の毒リンゴを与えられようとしていて……

そして、どこまでも純粋に王子を探し、幸せを振りまいていたジゼルにも、気持ちの変化が訪れる――

“ザッツ・ミュージカル!”って感じの音楽がとにかく良かった。自然に笑顔になれちゃうストーリー展開もステキだったんだけど、その展開の平坦な感じもあったりして、そこがちょっとガッカリなところ。ディズニーアニメの名場面がふんだんに盛り込まれているところもいいんだけど、もうちょっとヒネりがあってもよかったかも。

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2008.07.28

『リストランテの夜』★★★★☆

Big_night1 『リストランテの夜』という作品を観てみました。原題は『BIG NIGHT』と言って、主人公の兄弟の“勝負の夜”のことなんですね。これは原題のままでよかった気もしますね。

コックの兄プリモと、マネージャーの弟セコンドは、アメリカでイタリア料理店を開くイタリア系の移民の兄弟。だけど、イタリアンに理解のない客たちと、頑固者のプリモのせいで経営は思わしくなく、ついには銀行の融資を断られ、ギリギリのところまで来てしまうの。

近所にあるイタリア料理店は逆に繁盛していて、そこのオーナー=パスカルに兄弟は誘われるも、兄の気持ちを知るセコンドは断るの。だけどプリモの腕を評価しているパスカルは、兄弟の店で知人で有名なジャズ・シンガー=ルイ・プリモのコンサート後のパーティーを開くことを提案。しかしパーティーの準備を始めるも、プリモはパスカルの紹介だと知るや、店を出て行ってしまう。セコンドは店の現状を話しプリモを納得させ、再び準備を始めることに。

モテるセコンドの人脈と、実直なプリモの性格とでパーティーの準備は着々と進み、招かれた友人たちも続々と店に集まり出す。ダンスも始まり賑やかになっていくんだけど、ルイは一向に現れない。ついには、料理がスタートし、テーブルに次々と出される兄弟の故郷の料理に、招待客たちは感激に包まれていくんだけど――

スープ、リゾット、ティンパーノ…と続いていく料理が本当に美味しそう! 特にティンパーノなるものは食べたことがないので、ぜひ食べてみたいですねぇ。

何気ない兄弟の関係が、素朴なんだけどリアルに心に響くもので、鑑賞後は本当に美味しい料理を食べた後のような気持ちになる作品でした。

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2008.07.23

『ミネハハ 秘密の森の少女たち』★★★☆☆

Photo 前に観た『エコール』と同じ原作を元にしている『ミネハハ』を観ました。原題は『The fine art of love Mine Ha-Ha』というようです。んで“ミネハハ”とは作中で出てくるんだけど、“笑う水”って意味があるんだとか。

赤ちゃんで森の中に連れてこられた少女たちは、そこで厳しくバレエを教わり、躾られる。やがて少女たちは成長し、まだ見ぬ外の世界へも興味を持ち始めるの。そんな中、こっそり図書室に入ったヴェラやヒダラたちは、図書室から続く裏の小部屋の存在を知る。

そんな彼女たちは公爵に披露するプログラムの役に就くために必死に練習中。ヒダラとイレーネは励まし合いながら、友情以上のものを感じ始めるんだけど、かつて同じ境遇がバレて召し使いにされた二人に脅され、自分たちは違うと思って逃げる。

そしてついに配役が発表され、主役候補に選ばれたヒダラ。だけど足首の怪我で男役にされたヴェラや、“踊りはいいけど美しくない”と死んだ男役にされたイレーネは屈辱感を味わうの。その矢先に、ヴェラはヒダラとイレーネを誘って再び図書室への潜入を決行。裏の小部屋へ行ってみると、そこには彼女たちの“本当の”個人情報があり戸惑うも…ある引き出しを引くと警報が鳴って扉が閉まり始め、ヴェラが閉じ込められるの。それを知った校長はヴェラを放置、見殺しにしてしまう。ヴェラを助けようと、その途中で死体を埋めている校長を見てしまったヴェラの親友メルジーニは半狂乱で森から逃げ出すも、番犬に襲われ、校長に“処置”されてしまう。

主役候補の一人だったメルジーニがいなくなり、二人で主役を争うことになるも、ヒダラは外されることに。だけど主役に選ばれたブランカが教師と密通していることを知っていたイレーネは、ヒダラのためにそれを密告。ついにヒダラが主役となるんだけど――

もうね、『エコール』とは全然違っててビックリですよ! 『エコール』は、少女たちが森の中で知っていく危うさや汚さを見せながらも、あくまで彼女たちの成長する様といった少女性を強くを描いていたのに対し、『ミネハハ』は成長すること以上の、人の汚さや森の中の“裏”の面が強調されていて、物凄く恐ろしい作品になっていたような。原作で描かれているのは、どちらの世界が強いのでしょうか…

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2008.04.20

『ミス・ポター』★★★☆☆

Miss_potter_main_rgb ピーター・ラビットの原作者、ビアトリクス・ポターの生涯を描いた作品『ミス・ポター』です。英語的には聴いてて何となく心地良かったですね、さすがに。

1902年、ロンドン。ビアトリクス・ポター(レネー・ゼルウィガー)は自分の絵本を様々な出版社に売り込みにいく中で、一つの会社からOKが出る。兄弟で運営しているその会社なんだけど、母親の世話をさせてきた三男ノーマン(ユアン・マクレガー)が働きたいと言い出したために、失敗しそうなこの企画を押し付けることにしたのだ。

だが、ノーマンはビアトリクスの絵本にいたく感動。限られた予算の中でカラフルな絵本を作り出し、これが予想以上にヒット。次作の案を練り始める。

一方ビアトリクスの実家は裕福な上流階級で、30も過ぎた娘が結婚もせずに絵を描き、商人=編集者と付き合うことが理解できない。だけど、ようやく理解者を得たビアトリクスは凄くイキイキし始める。ノーマンの家でのお茶会に誘われたビアトリクスは、同じく独身のノーマンの姉ミリー(エミリー・ワトソン)に会い、急激に仲良くなるの。

そしてビアトリクスはクリスマス・パーティーにノーマンとミリーを招待。そこでダンスをした時にノーマンに求婚されたビアトリクスは、ミリーにも相談しつつ、それを受けることにする。だけど身分の違う結婚に両親は当然反対。それでも気持ちの変わらぬビアトリクスに、夏の休暇を経ても変わらないなら…という条件を出す。

それを受けた二人は手紙のやり取りで愛を育むも、やがてノーマンからの手紙が届かなくなる。不思議に思うビアトリクスのもとに、今度はミリーから、ノーマンの病気の知らせが届く。急いでロンドンに戻るも、時すでに遅し。ノーマンの葬儀にも立ち会えなかったビアトリクスは、ショックで部屋に引きこもってしまう――

ビアトリクスの生涯と、それに影響を及ぼした事柄を、彼女の可愛らしいイラストを交えながらしっかり描いているんだけど…ビアトリクスが出版に漕ぎ付けるまでとか、ノーマンとの関係とか、もっと濃くても良かったと思うのよね。トータル90分強という短さだったから、もうちょっとシーンが増えてもよかったかも。

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2008.04.13

『魔笛』★★★☆☆

Mateki ケネス・ブラナー監督作『魔笛』を観ました。オペラを映画化した作品…になるんでしたっけ? まさに!な作品でしたねぇ。

冒頭、ずっと戦争のシーンが描かれる。激しい戦禍の中、気絶した一人の兵士を3人の看護士が助けるの。安全な場所に連れて行かれたその兵士タミーノは、そこで見た娘パミーナの写真に恋をする。するとそこに娘の母親である女王が現れる。邪悪なザラストロの館に連れ去られた娘を助けてほしいと言うのだ。助けてくれれば娘をやると。

タミーノと共に館に行く兵士としてパパミーノが選ばれ、二人に女王から魔法の笛と鐘が贈られるの。そして、3人の少年の導きで館へ辿り着く。先にパミーナを見つけたパパミーノはパミーナを外へ連れ出す。一方タミーノはザラストロと対決しようとするも、実はパミーナが連れ去られたのはザラストロの悪事のせいではないと知るの。

そしてタミーノはパミーナと一緒になるために3つの課題を課せられる。それを笛と鐘で達成すると――

元々ミュージカルは好きなあたしでしたが、これは難しかったー。時代背景もよく分からないこともあって、なかなか入り込めず…。だけど、色彩が綺麗だったのは良かったし、何よりこれは劇場でor本物のオペラを観たほうがいい作品だなーとも思いました。

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2008.04.12

『向かいの窓』★★★☆☆

P_mukainomado イタリア映画なのかしら? 『向かいの窓』は、パッケージの感じとか、何やら妖しい作品なのかなぁと思ったんですが、どっちかと言うと不思議な作品でした。

1943年、ローマ。パン屋の主人を殺して逃げる弟子の少年の姿から物語は始まります。そして場面はすかさず現代へ――

言い争いながら歩くカップル。ふと、道に迷っている老人を見つけるの。記憶喪失のようで身元が分からない老人を、夫が警察に連れて行こうとするも、そのまま家に連れて来てしまう。妻のジョヴァンナは、そんな夫を怒りながらも、ある時ケーキを作っている時に助言をしてくれたことをキッカケに、少し心が通じ始めるの。

ジョヴァンナは向かいに住み窓越しに見えている男性、ロレンツォのことが気になっているんだけど、ケーキを知り合いの店に届けに行っている間に、車から消えた老人を一緒に探してくれたのがロレンツォで。それから二人は親しくなるんだけど、実はロレンツォも窓越しにジョヴァンナを見ていて気になっていたとのこと。

一方、何とか見つけて家に連れ帰って来たはずの老人が、また家から姿を消す。ジョヴァンナは、老人が持っていた1通の手紙をもとにある家を尋ねてみると――

老人が辿って来た人生と、ジョヴァンナの関わり…それらはステキなものだったりするんだけど、その他の関わりが意味深かと思いきやそうでもなかったりして、その辺が何だかビミョーな作品でした。

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2008.04.03

『ラッキー・ユー』★★★☆☆

Main ドリュー・バリモアの出演している『ラッキー・ユー』です。ドリューはやっぱ可愛いですねぇ。

ラスベガスでポーカー・プレイヤーとして生活しているハック(エリック・バナ)。冷静な判断力で勝ちを掴んでいく彼の試合運びなんだけど、どこか無理をしているところもあって、それは同じくポーカー・プレイヤーとして偉大な父親に対する許せない想い、っていうのがあるせいだったりするの。

そんな頑ななハックは、歌手志望のビリー(ドリュー)に出会う。ビリーはハックのプレイや日々の言動を見て、孤独を紛らわすためのギャンブル依存だと指摘。その言葉に動揺するハックなんだけど、それをキッカケにビリーに惹かれていき、父親とも真剣に向き合ってみようとする。やがてハックは、父親が3度目の優勝をかけるポーカーの世界大会に出場することになり――

ポーカーを通じた人間関係の変化を描いた作品で、内容としてはフツーなんだけど、登場する他のポーカー・プレイヤーがプロの人たちを使ってるらしく、ポーカーのシーンはかなり面白かったです。…ポーカーはまるで分からないんですけども。

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2008.03.28

『もしも昨日が選べたら』★★★☆☆

Click_c267_df02177_r_rgb ようやく『もしも昨日が選べたら』を観ました。でも決して“昨日を選ぶ”という内容じゃなかったんで、原題の『CLICK』のままでよかったんじゃないかと思うんですけども。

建築士のマイケル(アダム・サンドラー)は超多忙の仕事男で、家族のこともあまり顧みず、妻のドナ(ケイト・ベッキンセール)は理解しながらもちょっとイライラも募っている。ある時マイケルに数日で仕上げないといけない仕事が舞い込むものの、休みをキャンセルしなければいけなくなったことで家族の不満も爆発。資料用のDVDを観るのにリモコンが分からずマイケルもイライラ。万能リモコンを買うために家を飛び出すの。

深夜に開いていたのは寝具専門のホームセンターだけ。とりあえず入ってみたそこで、“BEYOND(その他)”という不思議な扉を発見するの。その扉の奥にはモーティ(クリストファー・ウォーケン)という科学者がいて、“返品不可”という万能リモコンを渡される。

帰って何の気無しにリモコンを使っていると、やがてそれが人に対しても使えることが分かるの。愚痴を言い出したドナを一時停止してみたり、うるさいドナの友達を消音にしてみたり、風邪が治った後まで早送りしてみたり、最初は楽しく使っていて、そのために仕事でも成功するの。だけど、約束されていた昇進が、その仕事が終わった後、ということを聞いて、リモコンを使うことを思いつく。“昇進するまで”早送りした先は何と1年後。周りも様変わりする中、“社長”を想像しただけで、今度は10年後へ早送り。そこにはマイケルの想像しえない世界が待っていて……

とりあえずコメディータッチだから油断してたら最後に号泣しちゃったりね。…と思ったら結末は他にあったりして。だから裏にあるのはハートウォーミングなところで、意外にも真面目な作品でしたね。

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2008.03.25

『リトル・ダンサー』★★★★☆

Image07 イギリス英語を聞くのに良い作品だっちゅうことを聞きまして、『リトル・ダンサー』を観ました。原題は『BILLY ELLIOT』と言って、主人公の男の子の名前なんですね。ちなみに英語に関してどうだったかと言うと…まるで分かりませんでしたー。

炭坑夫の父親を持つビリーはボクシング・クラブに通っていたの。炭坑のストライキの関係で同じフロアでバレエ・クラブの練習も行われるようになったんだけど、その練習の様子を見て興味が沸いたビリーは混ざってみるの。彼の動きに可能性を感じたクラブの先生はバレエシューズを与えて練習を続けさせるの。

父親に内緒でボクシング・クラブを休んでバレエに通っていたことがバレ、バレエの練習を断念しそうになるも、先生がロイヤルバレエへの受験を勧め、父親を説得し、何よりビリー自身の意志もあって個人レッスンを開始する。バレエという弱々しいイメージに、ビリーの夢をなかなか受け入れられない父親だけど、やがて自分のポリシーを変えてまでビリーを応援するようになるの。そうして、ついにロイヤルバレエの試験に合格する。

そして時が経ち、ロイヤルシアターの幕が上がる――

ビリーの純粋な心と家族との関わり――実に心に染みる作品でした。でも、英語がまるで分からなかったので星4つです(分からないのは自分のせいですがsweat02)。

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2008.03.04

『マイ・ブルーベリー・ナイツ』★★★★☆

Tmbn555_1011 ウォン・カーウァイ監督作、ノラ・ジョーンズ初主演作、2007年カンヌ国際映画祭オープニング作品という、話題盛り沢山の『マイ・ブルーベリー・ナイツ』の試写会を観てきました。いろいろと話題のある作品なので超満席なのかと思いきやそうでもなく、会場のニッショーホールは8割の入りといったところでしょうか。意外にもウォン・カーウァイの初の英語作品らしく、それもあってか英語の会話が分かりやすかったので、今後の勉強のためにも使えそうです(笑)。

男の浮気により失恋したエリザベス(ノラ)は、ニューヨークにあるカフェを訪れる。そこはジェレミー(ジュード・ロウ)が経営するカフェで、彼との会話とそこにあるブルーベリー・パイで落ち着きを取り戻し始めるエリザベス。だがまだ失恋の癒えない彼女は旅に出ることに。

メンフィスで、昼はカフェ、夜はバーで働き始めるエリザベス。そこでアル中の警官と、彼が執着する別れた妻(レイチェル・ワイズ)に会い、二人の愛に形を知る。

Portmanblue やがてエリザベスはカジノでレスリー(ナタリー・ポートマン)と出会う。信じるのは自分の運と力だけというギャンブラーの彼女に持ち掛けられた賭けで負けたエリザベスは、彼女と二人で彼女の父親がいるというラスベガスへ車で向かう。旅の間の彼女との会話から人生について考えるエリザベス。

そして、その土地土地で知った人生について考えながら、ジェレミーへ何通も手紙を送るのだ。その手紙を通して心を通わせていった二人はやがて再会する――

ガラスとか、何か越しに映った人物の映像がすごく多いんだけど、それがウォン・カーウァイらしい綺麗な映像でね。役者陣もみんないいんだけど、中でもジュード・ロウ。大きく優しい感じが、今までになくめちゃくちゃカッコよかった! ノラ・ジョーンズはヘンな初々しさはなくて良かったけど、妙に幼く見えました。

時間軸と距離の関係が時折分かりづらくなることもあってか、1時間35分という上映時間以上に長く感じたのは、やや難ってところでしょうか。

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2008.02.11

『恋愛睡眠のすすめ』★★★★☆

Sos_sub03 ガエル・ガルシア・ベルナル主演の『恋愛睡眠のすすめ』です。原題は『The Science of Sleep』で、こっちのほうが内容には近いのかなぁ、やっぱ。

父親を癌で亡くし、母親の住むフランスにメキシコからやって来たステファン(ガエル)。母親の推薦でカレンダー会社のデザイナーとして就職するも、実際の仕事は写植貼りで、会社の同僚たちも何だか風変わりで、ステファンは当然上手くいかないの。

ある日、隣にステファニー(シャルロット・ゲンスブール)が引っ越して来て、彼女の友人ゾーイを気に入るんだけど、どこか自分と波長の合うステファニーのことも気になって、やがてそれは恋心に変わっていく。

ステファンは6歳の頃から夢と現実の境がつかない癖があって、上手くいかない現実を夢で良いように作り替えることで、現実を違って見るようになっているの。そのせいで実際の仕事はますます上手くいかなかったり、ステファニーとの関係が危うくなったり…。周りもそんなステファンのことを理解しきれず振り回されてしまうんだけど、ステファニーへの想いが募りすぎて……

ステファンの性質はおかしなところもあるんだけど、上手くいかない現実を夢や妄想で作り替えることって、案外誰でもやってることだし、そうすることで現実が好転することを願うのって普通なことだったりするのよね。それだけに、この作品自体が夢と現実を行き交ってるような感覚があって。で、その感覚って『エターナル・サンシャイン』を観た時と似てるなぁと思ってたら、同じ監督さんの作品だったのねー。

シャルロットが出てましたけど、トシ取ってますますお母さんに似てきたな!ってビックリしました。

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2008.01.17

『善き人のためのソナタ』★★★★★

M_yokihito_ph アカデミー賞外国語映画賞を獲っている…んだっけ? ドイツ映画『善き人のためのソナタ』です。いやー良かった。ドイツモノに感銘を覚えやすいあたしではあるんですが、ホント良かったです。

時は1984年。まだ東西ドイツに分かれていた時代の話。独裁政権下の東ドイツでは、シュタージという秘密警察による反社会主義者狩りが行なわれていた。中でも特にマークされるのが芸術家たち。劇作家のドライマンも、大臣のお気に入り女優クリスタと恋人関係にある嫉妬も手伝い監視されることに。ヴィースラー大尉の指揮のもと、極秘で家中に盗聴機が仕掛けられ、ドライマンの行動&発言は全て記録されることになるの。

厳しい監視を続けるヴィースラーなんだけど、ドライマンとそこに集まる芸術家たちの純粋な会話を聞くにつれ、大臣の悪事を知るにつれ、だんだんと心に変化が生まれて来るの。そんな中、ドライマンが慕う脚本家イェルスカが自殺。悲しみに暮れるドライマンが、イェルスカの誕生日プレゼントの楽譜「善き人のためのソナタ」を弾くピアノの音を聴いたのをキッカケに、ドライマンとヴィースラーの関係が変わってくる……

どうしようもない社会と時代に縛られまくった人たちの、どうしようもない苦しみ。起こる出来事も散々切なくてどうしようもないんだけど、時代と社会が変わり、最後の最後にホッとする瞬間があるのがちょっとした救いでした。

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2008.01.15

『レンブラントの夜警』★★★★☆

Yakeisub1 あたしの好きなピーター・グリーナウェイ監督の最新作『レンブラントの夜警』がいよいよ公開っていうんで、公開2日目に朝早く起きて行って来ました。今回は新宿の高島屋にあるテアトルタイムズスクエアなんですが、1回行ったことあるはずなのに場所が分からなくて、映画館のある階に着いたら長蛇の列…でもきっと開店前のお店に並んでるんだろうって思ってウロウロすると、結局その列が映画館から出来ているもので! いくら公開2日目とは言え、こんなに人が来る映画だと思ってなかったから(シツレイ…)ビックリ!! とりあえず並んで入ってみると、ほぼ満席ですよ! ただ、朝早いのと作品の内容とでか、年配のお客さんが多かったわ…

これはレンブラントの絵画「夜警」に隠された裏事情をモチーフに、レンブラントの人生を描いた作品。絵画が知られるようになり、地位と名声を築いていたレンブラント。待望の長男も生まれ、子どもにさらなる財産を残すために、レンブラントのマネージャーを務めていた妻=サスキアに懇願され、アムステルダム市警団の集団肖像画の依頼を受けることに。

肖像画を描くに当たって、その人物の人となりを知ってからでは描けないため、レンブラントが市警団の内情を調べると…出るわ出るわ、怪しい裏事情の数々。そこでレンブラントはそういったことも絵に描くことで市警団を告発しようとするの。

だけどそれには当然邪魔も入るんだけど、それを振り切りレンブラントは絵を描き上げてしまう。まさに仕上がるというその時、産後の体調が回復しなかったサスキアが亡くなってしまうの。絵を描き上げてしまったレンブラントへの嫌がらせのために送り込まれた家政婦との情事で悲しみを忘れようとし、そこからどんどん破滅の道へ…

光の使い方やら、エログロな感じやら、実にグリーナウェイらしい作品でしたねぇ。舞台装置的なセットの使い方とかも、らしい感じだったし。ただ、“レンブラント”っちゅう確固たるテーマ(事実)がある分、今までの作品とは若干趣きが違う印象も受けました。これまでの作品にも強い意志はあったけど、それ以上のものというか。この作品はグリーナウェイの作品だってこと以上に、“レンブラントの「夜警」”について、前もっての知識があったほうが楽しめるような気はしましたね。あたしはまるで知らなかったので、ちょっと大変でした……

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2008.01.13

『マリア・カラス最後の恋』★★★★☆

071130_maria_callas_sub2 また試写会が当たっちゃったの。その『マリア・カラス最後の恋』は観たかったので嬉しかった~。

舞台で大歓声を浴びるマリアの姿から映画は始まります。ステージ袖で夫と抱き合い喜ぶマリア。そこから一気に時は遡り、マリアがオーディションを受けるシーンに。太っているせいで馬鹿にされたマリアは泣きながらその場を逃げ出してしまう。だけど姪をオーディションに連れて来ていたある男――それは後の夫なんだけど――に呼び止められ、オーディションを受けるチャンスを得るの。半ば呆れムードの審査員たちだったんだけど、マリアの歌声を聴いた途端に驚きで固まってしまう。

時は進み、マリアは人気の絶頂にいた。マネージャーを務める夫の取ってくる仕事とマリアのテンションも合わず、夫婦仲も徐々に冷えていく。そんな時、あるパーティーでマリアは世界の海運王=アリストテレス・オナシスと出会う。自信家のオナシスにマリアは最初は拒絶感を抱くんだけど、その後再会した時に、同郷ということもあって一気に恋に落ちていくの。

それからはマリアは歌だけではない幸せを実感するんだけど、マリアが感じる幸せはそんなに長くは続かなくて……

マリア・カラスってあたしと同じ誕生日ってのもあって親近感はあったんだけど詳しくは知らなくて。だけどこの作品でマリアの歌をたっぷり聴けたし人生も垣間見えたし、非常に良かったです。ただ、歌うシーンが声と合ってなくてね…そこがちょっともったいなかったです。

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2007.12.28

『LUNACY』★★★☆☆

011 ヤン・シュヴァンクマイエル監督作品の『LUNACY』を観ました。ヤン・シュヴァンクマイエルって、ラフォーレで展覧会をやってた時には観に行ったんですけど、それまではあんまり知らなかったんですよねー。ちょいちょい話に聞くぐらいで。というワケで、“ご覧いただく作品はホラーです”という、シュヴァンクマイエル自身の語りに始まるこの作品も、何とも不思議なものでした。

泊まっていたホテルで悪夢にうなされ部屋をめちゃくちゃにしたジャン・ベルロ。だが、それを“伯爵”が弁償してくれ、馬車で送ってもらうことに。だが豪雨の中で草原に突然降ろされてしまい、しばらく歩くと笑いながら伯爵の馬車が近づいてきて、“冗談だ”とか言ってまた乗せられて、今度は伯爵の屋敷へ連れられるの。

何が何だか分からない中、ジャンはヘンな儀式をやっている伯爵を見てしまい、伯爵を罵り逃げようとするんだけど、それが出来ない。そうこうするうちに、伯爵が発作を起こして死んでしまう。お手伝いと伯爵を葬るんだけど、夜が明けるとなぜか墓場から鐘の音が……

造形作家でもあるシュヴァンクマイエルの創作物が映像の合間に度々出てきて、それが気持ち悪かったりもするんだけど、何とも意味深かったりしてね。とにかく、話の展開も不思議なんだけど、その裏には“自然”“神”“宗教”っていうものが描かれていて、いろんな気持ちも残る作品でした。

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2007.12.07

『モーツァルトとクジラ』★★★★☆

Sub2 久々のDVDは、ジョシュ・ハートネット主演の『モーツァルトとクジラ』です。

一見普通の青年ながら、アスペルガー症候群という障害を抱えて普通の生活が出来ないでいるドナルド(ジョシュ)は、小さな頃から数字に執着して、数字を見ると他のことが頭に入らなくなる。そのため、仕事でも失敗ばかりで長続きしない。

そんな彼が作った、同じような障害を抱える仲間たちのグループに、美容師のイザベルが入ってきた。彼女もまた、人の言葉を文字通りに解釈してしまい、コミュニケーションの上で悩みを抱えていたのだ。思ったことを口にして奔放に振る舞うイザベルに対し、外に出られないドナルドは憧れから恋心に。同じ悩みを抱える二人は、やがて付き合うようになるの。

新しい家を借りて新しい生活を始める二人なんだけど、“普通に”生活をしようとするドナルドに対し、“普通”ではない自分に悩むイザベル。そんな二人の仲は、愛し合っていながらも離れてしまうんだけど…

アスペルガー症候群とは自閉症の一種で、対人関係の障害などが特徴らしい。こういう障害のことに詳しくないのであまり言うのはなんだけど、ドナルドとイザベルのように、相手を求め合いながらもアタマではどうにも出来ないことって、本当に切ないよね。でも二人はそれを受け入れ乗り越え近づこうとする。そんなピュアな関係が可愛らしい作品でした。

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2007.11.19

『ラブソングができるまで』★★★★☆

Musicandlyrics_wallpaper_1 ヒュー・グラント好きでドリュー・バリモアも好きなあたしとしては観るしかないでしょ!的な作品『ラブソングができるまで』です。原題は『Music and Lyrics』で、確かにそういう話なんだけど、これは邦題のほうが分かりやすくて夢のある感じでイイかも。

80年代に一斉風靡したポップバンド“PoP”のヴォーカリスト=アレックス(ヒュー)は、“元アイドル”の肩書きに甘んじて、“元ファン”だった往年のギャルたち相手のイベントに出演したり、冴えない日々を暮らしているの。

だけど、そんなアレックスの元に大人気の歌姫コーラが、昔聴いたPoPの曲で立ち直れたことを理由にアレックスに新曲の依頼をしてくる。だけど彼は、半ば昔の記憶がトラウマ状態になっていて作曲が思うように進まず、さらには作詞が苦手。相性の合う作詞家じゃないと…と、最初の作業に挫けそうになっていた時、アレックスの家に植木の水遣りのヘルプに来たソフィー(ドリュー)が口ずさんだフレーズが、アレックスの心を打つ。

彼女こそ適任!とソフィーを口説き、締め切りの迫ったコーラへの新曲を作るべく、寝ずに作業を進める二人。ソフィーも実は心に悩みを抱えていて、そんな二人がすれ違い、作業も難航したりするんだけど――

これはね、ヒューとソフィーだったから成り立った作品なのかも。二人の魅力がなければ、ここまでの魅力ある作品は出来なかったかもなー。あと、オープニングに流れる“PoP”のPVが笑えました。な~んかTM NETWORKのデビュー時のPVみたいだなぁ…なんて思ってたんだけど、ヒューが“PoPのアレックス”を演じるにあたって参考にしたのがデュラン・デュランとのこと。TMも最初はデュラン・デュランに影響を受けてたって言ってたから、そういうことなんだよねー(笑)。

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2007.09.08

『リトル・ミス・サンシャイン』★★★★★

Photo 『リトル・ミス・サンシャイン』、ようやく観ましたが…ほっこりしつつ笑いもあって、ホント良かったです。

両親と祖父、兄のドウェーンと妹のオリーヴの5人で暮らす家に、母の兄であるフランクが来る。自殺未遂を起こして引き取られたのだ。そんな彼のことを厄介的な目で見る父と祖父だが、そんな家族もまた、それぞれに問題を抱えているのね。そんな時に、オリーヴが以前出場して2位だった子供のミスコンの地区大会で、優勝者が失格となったことで繰り上げ優勝。カリフォルニアで行なわれる大会に出場できることに。

家族で揉めながらも、結局は家族全員でバンで出掛けることに。今度は車中で、個々の抱える問題が形となって噴出。だけどそれによって、またオリーヴの大会を契機に、それぞれがそれまで逃げて来た家族との関わり方や自分の問題について、深く対峙することになるの。それは徐々にに家族の形を変えていき……

オリーヴ役の女の子がとにかく可愛いんだよね。無邪気な笑顔にほんわかした気持ちになるっちゅうかね。で、自分でも気付かないうちに自然に涙が出ちゃう映画でした。

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2007.09.01

『麦の穂をゆらす風』★★★★☆

Photo ケン・ローチ監督作、カンヌでパルムドールも受賞した『麦の穂をゆらす風』です。ドキュメンタリー・テイストの濃い作品で、何とも切なかったですねぇ。

1920年、イギリス占領下のアイルランドが舞台。英国軍の傍若無人な行動に、義勇軍(IRA)を組んで蜂起。やられたらやり返すという終わりのない戦いがどんどん激化していくの。

兄のテディをリーダーとする軍への加入を求められながらも、医学を学び、ロンドンの病院へ行くことが決まっていたダミアン。だけど、幼なじみが家族の目の前で殺害され、ロンドンへ向かうための列車で車掌が暴力を振るわれる――そんな許しがたい英国軍の行動を目撃し、義勇軍への加入を決意する。

テディを中心に、言わばテロ行為を繰り返すダミアンたちは、仲間の死という犠牲を払いながらも、信念を貫き続ける。そんな彼らの、アイルランド国民の想いは、停戦条約に辿り着く。そして束の間の平穏な生活を取り戻すも、それはそれまでの国民の生活を無視した条約だったわけで、それによって生まれた自由国軍と義勇軍はぶつかり合うことに。しかも皮肉なことに、自由国軍も義勇軍も同じアイルランド人なわけで、ダミアンは自由国軍に入ったテディとも戦うことになってしまうの。あくまで信念を貫き通そうとするダミアンはやがて……。

しかしアイルランドってやっぱ英語でも全然違うんすね。“How much money have you got?”って言っててイギリス英語の言い回しだわ!って分かったのだけはレッスンの甲斐がちょっとだけあったということでしょうか(笑)。

IRAの結成のキッカケって知ってるようで知らなかったから、切なくも仕方のないことだったのかなと思ったり…。だけど特に今のIRAは当時の信念からも歪んじゃってるよね。あたしが10数年前にロンドンに行った時はIRAの活動が激しかった時期で、爆破予告現場近くで事件に巻き込まれたこともあったの。そんなこともこの作品で思い出して…。やっぱり暴力の連鎖は何も生まないし良いこととは思わない。それは今も昔も同じこと。

争いのない平和な世の中を切に願います。

麦の穂をゆらす風 プレミアム・エディション DVD 麦の穂をゆらす風 プレミアム・エディション

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2007.08.26

『ゆれる』★★★★☆

Photo な~んか時間なくてDVD観るのもサボってました。オダギリジョー主演の『ゆれる』を観ました。言葉にしない映像の感じが良い作品でした。

東京でカメラマンをしている猛(オダジョー)は母の法要のために久しぶりに実家に帰った。その道すがら、実家の営むガソリンスタンドで働く幼なじみの千恵子に会うも、目線を合わせることなく実家へ。相変わらずの父親の頑固っぷりにうんざりしながらも、久々に会う兄・稔(香川照之)の温かさにホッとする。

稔をガススタに送り、帰りに千恵子を家に送る時にようやく言葉を交わす二人。んで、セックスもしちゃうんだけど、自分の写真集が並ぶ部屋に嫌気がさした猛は部屋を飛び出してしまう。

家に帰ると、千恵子に好意を寄せる兄が、昔家族でよく出掛けた渓谷へ3人で行くことを提案。そして翌日――。

昔と同じようにジャレ合いながら出掛ける3人。だけどそれは昔のままのはずもなく、現状から連れ出してほしいと願う千恵子から逃れた猛は、写真を撮りながら衝撃的なシーンを目撃してしまう。猛への想いを感じながら千恵子に言い寄る稔。その稔を険悪する千恵子――二人が絡む吊橋から千恵子が転落したのだ。

事故として通報、処理されるものの、稔が起こした別の事件をキッカケに殺人事件として検挙され、裁判へと移っていく。自分の見た何かを封印し、あくまで兄の無実のために動く猛だったんだけど、“始めから人のことを疑って、最後まで一度も信じたりしない、そういうのが俺の知ってるオマエだ”との兄の言葉に何かが切れてしまった猛は、“見たこと”を話すために証言台に立つのだが…。

“二人の間に流れる川”を見せた中盤から最後のシーンが良かったですねぇ。兄弟二人の関係性の表し方というかね。事件はありつつも淡々としているんだけど、強く響くものがある作品でした。

ゆれる DVD ゆれる

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2007.08.17

『マリー・アントワネット』★★★★☆

Marie2 ソフィア・コッポラ監督作『マリー・アントワネット』です。これ、カンヌで酷評されてたからあんまり期待してなかったんだけど、それだったからか、逆にそこまでヒドいとは思わなかったなぁ。使われてる音楽とか衣裳とか、フランスにはちょっとパンクすぎたのかな?と思いましたけどね。それにやっぱり、この題材で英語は不自然だし。

オーストリアのハプスブルグ家の末娘マリー・アントワネット(キルスティン・ダンスト)は、同盟のためにフランスの王太子(後のルイ16世)と政略結婚するの。映画はその輿入れのシーンから始まる。その時彼女はまだ14歳。なのに、結婚初夜から宮殿中の人からも母からも妊娠のプレッシャーをかけられる。それに反した夫のつれない態度。夫は最初、不能者だったわけで、マリーはその寂しさを紛らわすために買い物やギャンブルにのめり込む。その暮らしの中で、後に彼女の生活を変えることになるフェルゼン伯爵とも出会うの。

そんな中、治療をした夫との間に第一子を妊娠。生まれた子供は期待に反して女の子だったんだけど、子供との暮らしに少しの安らぎを見出だすの。そしてその後も、夫とのすれ違いに悩みフェルゼン伯爵との浮気に興じるも、王太子を生み王妃としての地位を得たかと思ったのもつかの間、マリーが見てこなかったフランス国民の暮らしは悪化していて…

マリーの女としての孤独感やちょっとした幸せなんかは上手く描かれていて、その辺はホロリと切なかったり、ほっこりしたりしたんだけど、フランス革命が起きるまでの堕ちていく落差なんかがイマイチ分かりづらかったかも。

キルスティンは思いの外ブサイクじゃなくて、この映画のためにちっと痩せたのかしら…って感じがしちゃいました。しかしこの映画、靴が欲しくなる作品だわね。『プラダを着た悪魔』なんかもそうだったけど、やっぱオシャレは足元からっちゅうことなのかしらん。

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2007.08.05

『ルイーズに訪れた恋は…』★★★☆☆

Main 実は台湾に行く前に観ていた作品なんですが、書くのが遅くなっちゃいました。『ルイーズに訪れた恋は…』です。原題は『p.s.』なんですね。ん~いろいろな意味が考えられますな…。

コロンビア大学の入学選考部長のルイーズ。離婚した元夫ピーターとはいい関係が続いていて、旦那の愚痴ばっか言う友人ミッシーからは頻繁に電話がかかってきて。そんな何気ない日常だったけど、大学院志願者の名前を見た瞬間に衝撃が走るの。それは忘れられない昔の亡くなった恋人スコットと同姓同名だったから。

ルイーズは実家にある“思い出”を確かめると、スコットを面接のために呼び寄せるの。そこに現れたのは若い男性。決して“あの”スコットではないんだけど、どこか過去を彷彿させる言動に、ルイーズはスコットに急速に惹かれていく。だんだんと混乱しながらもルイーズの恋はどんどん突き進んでいくんだけど…

何だか不思議なテンションの映画だったなー。ルイーズは本当に幸せになれたんでしょうかね…。

ルイーズに訪れた恋は… DVD ルイーズに訪れた恋は…

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2007.07.27

『約三十の嘘』★★☆☆☆

30 久々に邦画を見ました。『約三十の嘘』です。出演陣は豪華だったけど、内容は予想以下でした…ショボン。

大阪駅構内、豪華寝台車に続々と集まってくる詐欺師たち。久々の仕事として集まった彼ら、今回の仕事は偽物の羽毛布団を売りさばくこと。全部売れれば1憶以上の儲けになる。

のど飴中毒の元リーダー・志方(椎名桔平)。クールな女詐欺師・宝田(中谷美紀)。宝田が連れてきた新人・横山(八嶋智人)。若手詐欺師・佐々木(妻夫木聡)。頼りない新リーダー・久津内(田辺誠一)。途中乗車してくるワケアリの女詐欺師・今井(伴杏里)。ある事件で解散してた彼らが挑んだ久々の仕事は大成功。持ってきた白いスーツケースは札束でいっぱいに。

そのスーツケースの管理を任された横山だが、そのスーツケースが行方不明に。そこから彼らの複雑な関係や過去が絡み、それを隠すために重ねた嘘が、密室で起きた事件をより複雑にしていく…。

なんかこう、もうちょっと複雑に見せるとこもあるかと思ったんだけど、そうでもなくてちょっと拍子抜け。脚本がちょっと飽きちゃう原因だったのかしら。

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2007.07.11

『レミーのおいしいレストラン』★★★★☆

Remmy ちょっと観たいな~と思ってたら、ちょうど試写会が当たりましたお! 『レミーのおいしいレストラン』です。コレ系のアニメ、あんまり観ないあたしですが、これは心もほっこりして面白かったです。

嗅覚と味覚に優れ、シェフになる夢を持っているネズミのレミー。ある日、棲家かつ料理の知識をテレビで得ていたお婆さんの家の屋根裏を追われ、家族とはぐれてしまうんだけど、そこにレミーの尊敬するシェフ=グストーの姿が突然現れる。グストーの言葉に導かれながら辿り着いた先は、何とグストーのレストラン。だけどグストーに替わってオーナーの座に着いたシェフはグストーの“誰でも料理人”という教えを無視し、金儲けに走ってしまってる。そんなところへ、新米スタッフ=リングイニが入ってくるんだけど、彼は料理がまるでダメ。スープもダメにしてしまう…ところに、レミーは勝手に作り変えてしまうの。

レミーの作ったスープはお客も絶賛。その姿を見てしまったリングイニはレミーとの協力を持ちかけ、レミーもまた自分の考えを理解してくれる人間がいたということで、その話に乗るのね。

だけど、ネズミというものはレストランにいてはいけない存在なわけで、リングイニの著しい成長を妬むオーナーは、彼の影に見え隠れするレミーの存在に気付いてしまう。さらに、リングイニにも彼自身も知らない、レストランの存続に関わる重大な秘密も隠されていたわけで…

普通はあり得ないこの関係だけど、それぞれがそれぞれを想う気持ちによって変わっていく状況が、心を温かくしてくれるんだよね~。オチとしては、“あ、そうなんだ!?”って思うところもなくはなかったけど、良い作品だと思いました。

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2007.06.13

『ワールド・トレード・センター』★★★★☆

Wtc ようやく観ました、オリバー・ストーン監督作『ワールド・トレード・センター』です。『ユナイテッド93』のほうはすでに観たんだけど、同じ“あの日”にまつわる事実を描いた作品でも、心に残る印象はまた違いますね。

『ユナイテッド93』は、“あの日”のもう一つの事実的な、ハイジャックされながらも乗客の勇気と判断で標的への激突を避けた航空機で起きた事実を描いた作品。多くの乗客とその家族や背景も一緒に描くことで、より深い悲しみと、その逆の希望も少しだけ見える作品になっていて。

そしてこちら、『ワールド・トレード・センター』で主に描かれた事実とは、2機が激突したWTCのツインタワーの救助に当たる港湾警察の二人の警官ジョン(ニコラス・ケイジ)とウィルと、その家族。

“あの日”の朝、1日が緩やかに始まるところから、あの事件へと急転。当時のニュース映像や大統領の発表したコメントなどを交えながら、だんだんと事件が明らかになっていく様が描かれる。現場周辺の市民も救助機関も、何が起こったのか、何が原因なのかも分からないまま、WTCへ急行する。通常はニューヨーク市内の警備担当ではない港湾局の警官たちも救助に要請され、ジョンを班長にウィルらが現場に駆けつける。

タワーの上の階に取り残された人々の救助に向かうため、酸素ボンベをかき集め、いざ昇ろうというその時、タワーが一気に崩れ始める。ジョンの指令で鉄骨の強いリフト部分へ逃げた彼らだったが、崩壊が収まった時に声が聞こえたのはジョンとウィルの他1名だけ。しかし、彼も2度目の崩壊の時にウィルの目の前で生き絶える。

薄れゆく意識の中、恐怖と痛みにパニックになりながらも、お互いに声を掛け合い生還を強く願って、外へサインを送るの。遠くから響くそのサインを聞いた二人の海兵隊員が二人を発見する。そこからまた凄惨で命がけの救出が始まり…

描かれる中心人物が、二人の警官と家族だけだったことで、“あの日”の焦点が定められていて、“あの日”起きたことへの現地での受け止め方が“こうだったんだな”というのがより深く分かり。あるはずのないことの連続で、その事柄を急に理解できるわけがないわけで。その情報の錯綜する様、人々の気持ちの混乱する様に、こちらにも混乱した空気が伝わってきて、なかなか事実だと受け入れられない。

警官を演じた二人、ほぼ目と声だけの演技で切迫した空気を作り出しているのが、作品により臨場感を与えていて。何より、ビル崩壊のシーンとか、どうやって撮ったんでしょうか。“アメリカ”が作った作品だから、というところもなくはなかったけど、とにかく凄まじい、記憶と記録に残したい映画でした。

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2007.06.09

『夕凪の街 桜の国』★★★★☆

ブロガー試写会に当たったんだお。なのでまた会社をぴゅ~っと抜け出して観に行っちゃいました。田中麗奈・麻生久美子主演『夕凪の街 桜の国』です。試写会場がIMAGICAの試写室だったんだけど、このIMAGICAの建物が味があって良くてね。こちらこそ撮影に使わせていただきたいわ。なーんて。

Main2 原爆が投下されてから13年後の広島に、母と二人で住む皆実(麻生)。街も復興してきて、だんだんと平穏な生活を取り戻し始めているんだけど、皆実の心からは原爆で父と妹を亡くし、“生き残った”という罪悪感が消えないでいる。職場に想いを寄せる同僚(吉沢悠)もいるんだけど、その罪悪感があるがゆえに、新しい一歩を踏み出せない。

Main_2 一方、現代の東京に、父親と弟と暮らす七波(田中)。父親は皆実の弟・旭で、その父親が家族に隠れて電話したり出かけるのを不審に思った七波が跡をつけてみると、広島に辿り着く。七波は母や祖母が亡くなった原因を知ることなく、その記憶に蓋をして生きてきたんだけど、広島で父親の姿を追いかけることで、だんだんとその記憶と真実が結びついていくの。

原爆や戦争のことを強調して非難する描き方ではないんだけど、何気ない日常を奪われた女性たちの心を繊細に描かれていて、それがとてつもなく切なくて。人はみんな、生きる権利も幸せになる権利もあるわけで。そう考える心すら燃やしてしまい、後世まで想いを残す戦争というもの…唯一の被爆国である日本だからこそ描けた心の映画なんだと思います。

監督が『半落ち』の佐々部清で、こういう繊細な表現の仕方は納得。すっごい泣いちゃいました。隣のねーちゃんはもっと泣いてたけど。あと、田中麗奈も麻生久美子も良かったけど、吉沢悠が意外に良かったです。

夕凪の街 桜の国 DVD 夕凪の街 桜の国

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2007.06.07

『RENT』★★★★☆

Rent DVD観るペースが完璧落ちちゃってますわね…。ようやく観た作品は、ブロードウェイ・ミュージカルを映画化した『RENT』です。ミュージカルって苦手だっちゅう人もけっこう多い中、あたしはわりと…と言うよりむしろかなり好きなんですねー。んでこの『RENT』、日本版の舞台では宇都宮くんも出てましたが、残念ながらこの映画が初見だったわけです。

芸術家の卵たちの集うNYのアパートに住むロジャーとマイク、そしてそのふたりに関わる男女6人のストーリーなんですね。家賃滞納のためアパートのオーナーから追い出されそうになる現実と戦いながら、彼らが抱くさらなる問題はエイズやドラッグ、ゲイやレズという自分自身と向き合わなければいけない現実なわけで。

自分を愛せず相手を愛せない彼らが回り道をしながら現実と向き合おうとするんだけど、そこにはまたいくつかの壁もあって、なかなか理想に辿り着かず…

生きるための様々な問題が歌で描かれていくことで、より深い感動や想いを心に刻みつけていくんだけど…この映画はミュージカルがダメな人にはホントにダメなんじゃないかなー。あたしもこういうストリート系の作品は映画よりやっぱ舞台を観たいと思っちゃった。

『プロデューサーズ』なんかと近い、“舞台でやってることをそのまま映画で”という作り方の作品だったように思うけど、『プロデューサーズ』はわりと室内劇だったからスクリーンに入ってもアリだったけど、こちらのようなストリート系だと、画面に映ってない人や街の動きも大切だから、ちょっとビミョーなとこもあった感じだなー。

レント DVD レント

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2007.05.25

『みなさん、さようなら』★★★★☆

Photo_48 父親の最期を看取る家族や友人の、その“最期”までを描いた『みなさん、さようなら』を観ました。いや~切ない映画でしたねぇ。

ロンドンでディーラーマンとして働くセバスチャンに、母親から“パパの具合が悪い”という電話がかかってくる。女グセが悪く家族を困らせてきた父親とは、両親が離婚してからほとんど口をきかなくなっていたセバスチャンだったが、母親の声にただならぬものを感じて、婚約者と共に故郷のカナダに帰るの。

父親のレミは、設備の整っていない病院の大部屋に入院していて、セバスチャンは友人の医師に頼んでアメリカの病院でCTを撮ってもらうことに。そして診断結果はやはり末期ガン。

母親の“楽しい病室にして”という願いを聞き、仕事で海の上にいる妹からビデオ・メールを受け取れるようにし、病院と交渉して病室を広い部屋に移し、レミの友人や“過去の”女性たちと連絡を取るセバスチャン。そんな間にも悪態をつくレミとは口論が耐えなかったりするんだけど、友人や女性たちと語るレミの過去話や今の心を知り、そしてレミもまたセバスチャンの心の内を知るにつけ、だんだんと二人の間は溶けていく…

父親と息子という複雑な繋がりを持つ両者の、死を介在にした微妙な変化を繊細に描いた作品で、ほとんどが“会話”で進んでいく展開とか、非常にしっとりとしたいい作品でしたね。脚本も良かったかと。

みなさん、さようなら DVD みなさん、さようなら

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2007.05.01

『ラッキー・ガール』★★★☆☆

Jml3_800 リンジー・ローハン主演作『ラッキー・ガール』を観ました。もうね、リンジーの魅力ばっかりが全面に出まくったラブコメです。

信じられない幸運の持ち主で、仕事もプライベートも順調すぎるぐらいのアシュレー(リンジー)。対して、運にとことん見放され、やることなすこと裏目に出まくっている青年ジェイク。その二人が仮装パーティーで運命の出会いを果たす。それは、アシュレーが企画したレコード会社のお披露目イベントで、ジェイクは自分が目を掛けているバンドをレコード会社のボスに売り込もうと潜り込んでいたんだけど、そこで出会いキスをした二人は、それをキッカケに運命が入れ替わってしまうの。

キスを境に、アシュレーはことごとく運に見放され始め、会社をクビになりイイ雰囲気になっていた男性にはフラれ、めちゃくちゃな人生に転落。反対にジェイクは運を手に入れ、バンドは瞬く間にブレイクするの。

パーティーに来ていた占い師に“キスで奪われた運は、キスで取り戻せる”と聞いたアシュレー。ジェイクを探し出し、キスで運を取り戻すんだけど…

運が良ければ、それだけ良いこともあるんだけど、運だけでは片付けられない自分の感情とか相手の事情とかもあるわけで、そんなことをちゃんと見つけられたアシュレーがどん底から綺麗になっていく様子が気持ち良い映画でした。…が、ちょっと行き切ってない気がするところもあったりなかったり。監督さんが『10日間で男を上手にフル方法』と同じ人だそうで、『10日間~』もそういえば行き切ってない感はちょっとあったな…なんて思ったり。その行き切ってない感は、リンジーにもちょっと感じるんだけどね。

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2007.04.05

『レイクサイド マーダーケース』★★★☆☆

Lake東野圭吾の作品を基にした『レイクサイド マーダーケース』という作品です。基本、ミステリーなわけですが、どうやらコレ、原作とは犯人の描き方とかだいぶ違うらしいですね。原作のほうは読んでないのですが、こっちの映画は映像は綺麗だけど、犯人云々の表現方法は分かりづらかったかも。敢えて、なんでしょうけど。

舞台は、名門中学お受験のための勉強合宿地である姫神湖畔の山荘。そこに、男女3人の受験生である子供と、その両親=並木夫妻(役所広司・薬師丸ひろ子)、藤間夫妻(柄本明・黒田福美)、関谷夫妻(鶴見辰吾・杉田かおる)が宿泊しながら、講師である久津(豊川悦司)による勉強や体力作り、親子面談など受験のための全てを指導することになっていた。

並木夫妻は実は別居中で、夫と娘とは血の繋がりもない。受験のために顔を合わせた二人は、会うなり波長の合わなさ全開なんだけど、そこに突如、夫の愛人である英里子が現われる。そして、夜の密会を英里子が告げるんだけど約束の場所に英里子は現われず、山荘に引き返すと、そこに英里子の死体が…。

妻の“私が殺した”の言葉から、子供たちのため、山荘の持ち主である藤間夫妻の世間体のため、3組の夫婦が出した結論は死体を湖に沈めること。6人が必死に“事”を成し遂げるも、そこに新たな疑惑が…。

殺人事件そのものよりも、親が子供を守るために何をするのか、過剰なまでの親の愛がここには描かれていて。結局、映画では真犯人が誰なのか、誰が悪かったのか…というところのはっきりしたところは描いているようで描いていないんだけど、『レイクサイド』という原作タイトルに対して、“マーダーケース”という言葉が加えられているまさにそのことが、この映画の内容を表しているような感じです。原作も読んでみたいですね。

レイクサイド マーダーケース DVD レイクサイド マーダーケース

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レイクサイド Book レイクサイド

著者:東野 圭吾
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2007.03.17

『リトル・ランナー』★★★★☆

Little何かのDVDで予告が入ってて観たかったコレ、『リトル・ランナー』です。

カトリックの学校に通うラルフは、神も信じてないし、校内での喫煙や遅刻は当たり前、性へのエネルギーも激しくて、そのどれもが神への冒涜行為として校長の神父に目をつけられているの。だけど家に帰れば戦死した父親の軍服を着て過ごし、病気で入院中の母親を熱心に看病する優しい息子であり、彼のそんな境遇が校長に退学処分を思い止まらせているところでもある。

ある時、母親の具合が急激に悪化し昏睡状態に陥ってしまい、医師には奇跡が起きない限り目覚めないと言われてしまうの。絶望の中でラルフは、授業で“奇跡が起こせるのは聖徳者ぐらい”という言葉を聞き、それを“聖徳者なら奇跡が起こせる”と解釈。どうすれば聖徳者になれるか考え始めるの。

そして別の日、体育の授業でまるで走れないラルフは“ボストン・マラソンで優勝するなんて奇跡だ”と言われ、奇跡を起こすために走ることを決意するの。

クラスメートや校長の反対も聞き入れず走り続けるラルフ。そんな彼に同調し、元オリンピック選手の教師=ヒバート神父がコーチを引き受ける。やがて、地域の大会で優勝を果たしたラルフは、本格的にボストン・マラソンを目指し、ついに出場。すると、クラスメイトや校長も変わり始め、ついには最愛の母親も……

前半は、思春期の男子の悶々とした想いを描きながら、後半は奇跡を起こすため…と言うより、生きる目的を見出だして少し大人になった男子の姿が描かれる。人生は何が起こるか分からないのであって、言ってしまえばそのどれもがきっと奇跡のようなものなんだよね。

リトル・ランナー DVD リトル・ランナー

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2007.03.12

『間宮兄弟』★★★☆☆

Wall01_800TSUTAYAの半額レンタル期間を利用して、ガンガンDVDを借りております。そんなに観るヒマないんですけども。んで、昨日観たのは森田芳光監督作『間宮兄弟』です。昔観た、森田監督の『ハル。』は好きでしたねー。

30過ぎて結婚もしないまま、二人暮らしをしている間宮兄弟。兄・明信(佐々木蔵之介)は、幼少期の色水好きが高じてビール会社の研究員として働いている。弟・徹信(ドランクドラゴン・塚地)は、数々の資格を取り小学校の用務員として働いている。二人は、横浜ベイスターズを心から愛し、いろいろなDVDも二人で一緒に観る。時には二人で銭湯に出掛け、風呂上がりに飲むのはビールとコーヒー牛乳。

そんな気ままに仲良く暮らす二人なんだけど、ある日、徹信が自分の学校に勤める依子先生(常盤貴子)を明信に紹介しようと言い出したことをキッカケに、家でカレー・パーティーを開くことに。そこには、気になるビデオ屋店員・直美(沢尻エリカ)にも声を掛けて、4人でのパーティーが行なわれるの。

最初は怪しまれもする二人なんだけど、屈託のない二人の様子に周りも打ち解け、そんな輪が何となく広がっていくの。そんな中、明信は上司の離婚・不倫問題に何となく巻き込まれ、徹信は直美の妹と何となく仲良くなり、いろいろな変化の中で二人の生活が変わるのかと思いきや…

波のない生活も、ちょっとした波が立っている生活も、それぞれ大切なんですよね。何を幸せに思うのか、ってところで幸せの意味も違ってきたりしてね。そんなちょっとしたことが、間宮兄弟の生活から感じられる作品で。

中島みゆきが二人のお母さん役で出てて、しかもちゃんと“お母さん”やってて、ビックリするやらビミョーな気持ちになるやら…(苦笑)。間宮兄弟の二人はもとより、常盤貴子の、ちょっとドン臭いような計算高いような依子先生も可笑しくて良かったです。

これ、江國香織が原作なんですね。…ってところで、原作本もちょっと読んでみたいです。

間宮兄弟 スペシャル・エディション (初回限定生産) DVD 間宮兄弟 スペシャル・エディション (初回限定生産)

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2007.02.25

『笑う大天使(ミカエル) 』★★★☆☆

Photo_36やっと『笑う大天使(ミカエル)』、借りられました。星3つにしてますが、星3つ半ってとこでしょうかねぇ。面白くなかったわけではないんだけど…みたいな。

母ひとり子ひとりで貧乏暮らしをしてきた史緒(上野樹里)。その母親が急死してしまったことで、突然生き別れになっていた裕福な家に暮らす兄に引き取られ、名門お嬢様学校=聖ミカエル学園に転校させられるの。

庶民の暮らしからいきなり別世界に来てしまった史緒は学園の生活に違和感を感じまくり。挨拶は“ごきげんよう”だし、朝イチにはお祈り、歯の浮くような生徒たちの会話…。

ある日、耐えられなくなった史緒が校舎の裏でチキンラーメンを食べていたところ、それをクラス委員長・柚子と副委員長・和音に見られたことがキッカケで、柚子と和音の本性も明らかになって3人は打ち解けるの。その時に3人には特殊な力も備わってしまうんだけど…

そんな中、学園の生徒が行方不明になり、3人もその大事件に巻き込まれることに…。

映画全体の世界観とか色使いとかはあたしの好きな感じなんだけど、ストーリー展開が慌ただしくて散漫な感じなんだよねー。CGの使い方もちょっとオーバーだし。ナレーションも何だかウザいし。それで星の数を減らしたっちゅうところもあったり。これ、コミックが原作なんだよね。だからむしろコミックのほうを読みたくなりました。

しかし史緒の兄役だった伊勢谷友介、『松子』でも思ったけど何かいいっすねぇ。上野樹里はやっぱ可愛いし。あと、菊地凛子も出てて、今まで知らなかった女優さんだけど、存在を知った上で観ると華のある女優さんなんだなぁって思いました。

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2007.02.11

『ユナイテッド93 』★★★★☆

U93_1『ユナイテッド93』、ようやく観ることが出来ました。あの日からもう6年半も経ってるんですね…。あの日あたしは会社で知ったんだな。出勤前に知った他の社員がつけたテレビで。観ていて信じられなかったし、とにかく恐かった。事件の背景を知るにつれ、余計に恐くなった。『ワールドトレードセンター』はまだ観てないんですが…あたし、9.11関連のドキュメント観ると涙が止まらなくなるので、これも予想どおり…。とにかく、この映画は切なすぎました。

2001年9月11日の朝。あるホテルの一室で神に祈りを捧げる4人の青年たちの姿から映画は始まる。他の乗客と同じように、ユナイテッド93便に乗り込んだ彼らは、その時を待っていた……。

9.11の朝からの出来事を、93便の乗客だけでなく、次々と旅客機がハイジャックされ激突&墜落していく様を目の当たりにする管制や空軍の状況を、ドキュメンタリー・タッチで描いている。

空港の混雑のために離陸が遅れる93便。そのことが結果的に彼らの運命を動かしていたわけで。次々と旅客機がハイジャックされていく中で、離陸が遅れたために“行動”も遅れた93便。それゆえに、これが自爆テロだと気付いた乗客たちは、犯人=4人の青年に立ち向かっていったのだから。

悲しいだけの映画にしたくない、という製作者側と遺族の意向があったからか、ただあの日の時間を追うだけでなく、そこに彼らの生活も覗かせていて、それが余計に悲しくさせる。それに、アメリカ政府のダメっぷりもちゃんと見せていて。その全てが悲しすぎて切なすぎて。

ボーナス映像に、実際の遺族たちの言葉や、演じた俳優たちとの関わりが収められていたんだけど、それがまた悲しくもあり、ちょっとした救いでもありましたね。

ユナイテッド93 DVD ユナイテッド93

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2007.01.28

『ロシアン・ドールズ』★★★☆☆

C0000746_0『スパニッシュ・アパートメント』の続編となる『ロシアン・ドールズ』です。前作にも今作にもオドレイ・トトゥが出てるのね。前作の内容はほぼ忘れちゃったという有り様なんですが、もうちょっと面白かったような気がするの。

勉強のために様々な国からバルセロナに来ている男女がルームシェアをして、そこでの人間模様やら文化の違いやらを描いていたのが前作。今作は、そこから5年後。バラバラになっていた彼らが、仲間の一人の結婚式を期に集まるところから、彼らの1年前からの生活をパリに住むグザヴィエの目から語られるの。

前作ではマルティーナ(オドレイ)と付き合っていたグザヴィエだけど、彼女とは恋人関係を解消しつつもイイ関係ではある。だけど、理想の相手を見つけられずに様々な女性を行ったり来たり。だけど、新しい脚本の仕事をキッカケに、ロンドンに住むかつてのルームメイト=ウェンディと密に接するようになって……

グザヴィエは、“理想の女性に出会うために様々な女性を経験すること”をマトリョーシカに例えていて、それがタイトルに繋がっているんだと思うんだけど…何と言うか、自由恋愛の国、って感じです。“様々な女性との出会い”ってのがグザヴィエの成長に繋がっていたのかもナゾだし。“数年後の関係を描く”ってところで、『ビフォア・サンセット』と比べるとダメな感じがしちゃいますね…。

ロシアン・ドールズ スパニッシュ・アパートメント2 DVD ロシアン・ドールズ スパニッシュ・アパートメント2

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2006.12.20

『歓びを歌にのせて』★★★★☆

Heaven_wp2_1024スウェーデン映画の『歓びを歌にのせて』を観ました。前情報は“良い”という評判のみで、詳しい内容は知らず、むしろこういう話だとは思ってなかったので、それだけにまた深い感動もありましたねぇ。

8年先まで公演の予定が入っている指揮者=ダニエルは、ある公演中に心臓発作で突如倒れてしまう。仕事を全てキャンセルしたダニエルは、ボロボロの心臓を抱えて、幼少期を過ごした村に帰り着くの。

でもその村は、彼がいじめられたことが原因で出ていったというトラウマのある場所でもある。音楽家としてデビューする時に名前を変えているとは言え、ダニエルは最初は村の人と関わりを持とうとしないのね。

だけどある時、聖歌隊の指導を頼まれ、そこで“心を開く音楽”を見つけた彼は、聖歌隊の指導に没頭し、そんな彼の心に村の人々も惹かれていく。それぞれに問題を抱えた村の人たちも、それをキッカケに“目覚め”ていく。

音楽で人の心を扇動していく彼に、嫉妬や疑念を感じる者もいるんだけど、そんな村を支えたのが、天使のような“声”の響きだった…

心の底から吐き出された、無垢な声ってホントに素晴らしいですね。声にホントに感動させられました。またラストがね、温かくも切なくて。やっぱちょっとした宗教観もあったりするんでしょうか。

歓びを歌にのせて DVD 歓びを歌にのせて

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2006.12.18

『ロミオ&ジュリエット』★★★☆☆

Rj4現代(でもないけど)版“ロミオとジュリエット”という、ディカプリオ主演の『ロミオ&ジュリエット』を今さら観ました。別に特別観たかったわけでもなかったんだけど、仕事の参考資料的に観なきゃならなくなっちゃったんだよーぅ!

内容は、別に改めて書く必要もなく、シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』がベースになってるわけで、台詞回しも原作にならったものが出てきます。

ジュリエット役のクレア・デーンズはこれでブレイクしたんでしたっけ? 可愛かったけど、う~ん…って感じ。それ以上に、別にレオ様ファンじゃないあたし的には、レオが何だか若すぎてやわすぎて、う~ん…って感じ。シェイクスピア自体の世界観が好きだから、それで余計に微妙に感じちゃうのかも。

ロミオ&ジュリエット DVD ロミオ&ジュリエット

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2006.12.13

『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』★★★☆☆

C0000246_0ジム・キャリー主演『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』をようやく観ました。そんなに別に“不幸せ”感はなかったんですけど。

突然の家の火災で両親を亡くしてしまったボードレール家の3人の子供たち…発明が得意な長女=ヴァイオレット、家にある数千の本を読破し、内容を全て覚えている弟のクラウス、噛むことが得意で不思議な赤ちゃん語を喋る妹のサニー。3人は後見人となる“遠い親戚”のオラフ伯爵(ジム)の家に預けられることになるんですが、このオラフ伯爵がどうも怪しいと気づく3人。なんと彼は、ボードレール家の膨大な遺産を狙い、3人の命をも狙う悪魔だった!

3人と“後見人”の間を持つ銀行員も、怪しい伯爵の行動を見るたびに3人を違う“後見人”のもとへ連れて行くんだけど、そのたびに伯爵が巧みな変装と演技で登場、“後見人”を次々と殺して3人(と言うより遺産)を取り返そうとする。

“打つ手はある”と信じ続けていろいろな策を考え出す3人は、そこから両親の死の謎と、“後見人”たちの繋がりに気づき…

とにかくやっぱ、ジム・キャリーが凄いね! 昔の『MASK』の変幻ぶりとかも凄かったけど、こういう変幻自在な演技ってのは彼の本領発揮ってとこでしょう。あと、子供たちの衣裳&表情がめちゃくちゃ可愛かったー。ヴァイオレットの衣裳はなぜか若干ゴスでしたけどね。

“後見人”役のメリル・ストリープとか、レモニー・スニケット役(声だけ)のジュード・ロウとか、ほんのり出てくる人たちも良かったです。

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2006.11.05

『メリンダとメリンダ』★★★★☆

Merinndaウディ・アレン監督作『メリンダとメリンダ』です。ウディ・アレンの作品って、そんなにちゃんと観たことないってのもありつつ、またも半分寝ながら観ちゃったので、途中が若干難解だったんだけど(会話だらけだし)、“人生における悲劇と喜劇を描く”というのは、ウディ・アレンの根本にあるものなんじゃないかなーと思って観てました。

あるレストランで劇作家の二人と友人が“人生とは悲劇か喜劇か”について語り合うところに始まります。片や、喜劇を描くことを信条の作家は“いかに喜劇なのか”を主張します。片や“悲劇”派の作家も“実に悲劇だ”ということを主張する。そして二人は、同じ設定の女性の人生の、喜劇Ver.と悲劇Ver.を考えていくの。

離婚したばかりの傷心のメリンダという女性。彼女が問題を抱えながら知人の夕食パーティの場に転がり込んでいく…というのが同じ設定。そこから、離婚を悲劇と取るか喜劇と取るか、その先に起きる出来事をどう捉えるか…ということで、二人のメリンダの人生はちょこっとずつ変わっていく。

人生をどう選びどう捉えるか、というのが描かれた作品なんだけど、ウディ・アレンだけに台詞が多いし、二人のメリンダの絵が混ざりながら進んでいくので、途中でワケ分かんなくなっちゃったりして(バカ)。クロエ・セヴィニーがあんまり毒のない役で出てるので、最初は彼女にも気付かなかったりして(ますますバカ)。

でも、人生を喜劇にするか悲劇にするかなんて、ホントにほんのちょっとの選択の違いだったり、気の持ちようだったりするんだよね、きっと。

メリンダとメリンダ DVD メリンダとメリンダ

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2006.10.29

『マダムと奇人と殺人と』★★★☆☆

C0000581_0 前からちょっと気になっていた『マダムと奇人と殺人と』を観てみました。…1日延長してます、ちなみに(^_^;)

墓地で手のない女性の死体が見つかることが話の始まりです。それから同じ手口で殺された死体が連続して見つかるの。その捜査をする刑事とその母、刑事の同僚、刑事が立ち寄るホテルのオーナーやコック、宿泊客…と、様々な登場人物がまさに“マダムと奇人”なわけで、何だかみんなクセモノで。事件とその人たちが無関係のように展開しながら、被害者の身元が分かったことで、急速に全てが絡んでいきます。

連続殺人事件っちゅう深刻な問題が軸にあるにもかかわらず、ベルギー映画っていうためもあるのか、出て来る人も物も景色もみんなカラフルで、何だか陽気な映画でした。

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2006.10.17

『ミュンヘン』★★★☆☆

Photo_29 スピルバーグ監督作『ミュンヘン』を観ました。劇場公開当時、映画館で観たかったんですが、結果的に、行かなくてよかったような(苦笑)。なんせ、長いの。150分超え。ついでに、怖い。だから映画館で大画面で観てたら、個人的に大変なことになってたと思うの。

1972年のミュンヘン・オリンピックで起きた、パレスチナ・ゲリラによるイスラエル選手団襲撃事件がモチーフで、この映画では“その後”を描いている。イスラエル政府が決定した“報復”という任務に、平凡な警察官だったアヴナーが選ばれる。彼を中心とした暗殺集団が結成されて、アヴナーたちはただひたすら“任務”を遂行していく。

その報復に応えるのはやはり報復…この終わらぬ闇の連鎖に、だんだん精神も蝕まれていくアヴナーたち。そんな彼らに最後に光は射すのか…

しかし、あたしの生まれる前のミュンヘン・オリンピックで、こんなことが起きてたなんて知らなかった…。あたしが知ろうとしてなかったのか分からないけど、埋もれさせてしまった歴史なのかもしれません。だから、それを敢えて描いたスピルバーグは凄いけど、この題材で映画化するというのも凄い。アラブ系テロリストを描いた作品で、いくら史実とは言っても9.11後という今の世界、何かアメリカ人の思惑を感じちゃうよねぇ。

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2006.10.08

『乱歩地獄』★★★★☆

Photo_6江戸川乱歩原作の「火星の運河」「鏡地獄」「芋虫」「蟲」の4本の作品を映像化したオムニバス映画『乱歩地獄』をようやく観ました。元ナゴギャみたいなもんなんで、こういう世界観の作品は好きなんですね。とは言え、あたしは乱歩より横溝派なんですけども。

んで、内容はというと。それぞれ監督さんの違う作品なんですが、4本全てに浅野忠信はいろんな役柄で出てきます。

あたし的には「鏡地獄」が絵柄的に好きでした。ちょっと天井桟敷的というか。あとは「蟲」の色使いと緒川たまきね! 緒川たまき、こういうちょっと上品で妖しい役柄をやらせるとやっぱサイコーですな!

でもやはり乱歩だけあって、全編エログロなんで、こういうのが好きじゃない人は観ないほうがいいかも…な作品でした。

乱歩地獄 デラックス版 DVD 乱歩地獄 デラックス版

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2006.09.04

『理想の恋人.com』★★★★★

Photo_9ジョン・キューザックのもの、また観ちゃったよ。どうやらあたし、けっこうジョン・キューザック好きみたいです。観たのは『理想の恋人.com』で、原題は当然そんなタイトルではなく、『MUST LOVE DOGS』というのね。この言葉は主人公の、ある決め手の言葉だったりするわけですけども。

内容です。離婚をしたばかり、傷心中のサラ(ダイアン・レイン)に、家族はおせっかいばりに新しい恋人候補を紹介してくるの。そんな中、サラのお姉さんが出会い系サイトに勝手に登録しちゃうのね。そこにはいろいろな男性からガンガンメールが届くわけで、サラは姉妹に言われるがままに、その中の人たちの何度かデートをしてみるの。どの人に対してもウンザリするサラは、“犬好き”のジェイク(ジョン)と会い、彼の不思議な魅力にちょっと惹かれるの。

対してジェイク。彼も離婚が成立したばかりのボート職人。弁護士の友達に女の子を紹介されるも、軽い付き合いはしたくないと断り続け、友達がこれまた勝手に登録した出会い系でサラと出会い、ジェイクはサラに一目惚ればりに気に入るのね。

イイトシした男女の、ドタバタの恋愛劇なんだけど、その純粋さがなんか可愛らしいんだよねー。サラとジェイクが2度目のデートで一気に燃え上がり、街中をコンドームを探し回るシーンはすっごい笑えた。

やっぱ待ってるだけじゃダメなのよね。…とか、自分に照らし合わせてちょっと思ってしまいました。

理想の恋人.com DVD 理想の恋人.com

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2006.08.18

『ローズ・イン・タイドランド』★★★★★

Tideland先走ってチケ屋で鑑賞券買っちゃってたので、もうすぐ公開終わりそう~ってことで、昨日会社帰りに猛ダッシュで観に行って来ました。『ローズ・イン・タイドランド』です。

結論から言うと、あたし、この映画の世界は超好きでした。「不思議の国のアリス」をちょっとベースにしてるところもあるというお伽話的展開は、個人的ツボを突きまくり。テリー・ギリアム監督の前作『ブラザーズ・グリム』は、同じお伽話ベースでもあんまりグッと来なかったので、それだけに今作はかなりヒット。

とりあえず、主役=ローズ役のジョデルちゃんが超可愛い! ローズって女の子は、4人の人形の頭を友達にしているんだけど、その人形たちの性格はローズの妄想が生み出しているものだから、結局ジョデルちゃんが5役やってるようなもんなんだよね。それがまたスゴいし。

ただ、話のオチが見えなさすぎるところはちょっと飽きちゃうところもあるのかも。あたしは、うぅ~む…と思いながら普通に観てたけど、周りの人は飽きてそうな人もいましたねぇ。

でもこの映画、なんでR-15になってんのかなー?って思ったけど、グロさもあるからだとは思うけど、話の展開が微妙にエロいしヤバいんだよねー。ファンタジーの体ではあるけれど、よーく考えると……!!みたいな。結局、童話は美しいだけじゃないのよね、ってことなんでしょうか。

ローズ・イン・タイドランド DVD ローズ・イン・タイドランド

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2006.07.25

『リンダリンダリンダ』★★★★★

Photo_17『リンダリンダリンダ』というタイトルからも想像できるけど、文化祭でバンドをやった女子高生たちの話です。いや~、これはあたしには最高に面白かった!

以前から同じバンドを組んでいた5人の女の子たちは、一人が怪我でギターを弾けなくなったことをキッカケに分裂しちゃうの。それでも半ば意地で文化祭に出る!と決めちゃった恵(香椎由宇)・望・響子(前田亜季)の3人はまずはヴォーカルを探し始める。んで、喧嘩相手と言い争ってる間のドサクサで、韓国からの留学生=ソンにヴォーカルを頼んじゃいます。

で、ブルーハーツのコピーに決めてから、4人は寝る間も惜しんで練習を始めて……

もうねー、とりあえずはソンちゃん役の子がメチャクチャ可愛い! 頑張ってる姿とか純粋に喜んでる顔とか。香椎由宇も可愛かったけど、ソンちゃんには負けてるねー。

高校の文化祭ネタだから当然バンド以外の話も織り交ぜられるんだけど、その全てが何だか可愛らしくてちょっと切なくて。

まさにあたしの高校時代の文化祭も、ブルーハーツはリアルタイムで、「リンダリンダ」なんか特に必須曲だったし、あたしも当時バンドっぽいこともやってたし、すっごく分かるから余計に感動しちゃったりして。軽音の先輩も好きだったなぁなんつってねー。

そういう懐かしさもありつつ、純粋な気持ちになれる映画でした。

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2006.07.11

『モンスター』★★★★★

1TSUTAYAの半額クーポン実施中だったため、普段借りないものを観てみようということで、観たくないわけじゃなかったんだけど、何となく敬遠していた『モンスター』を観ました。実在した殺人鬼=アイリーンが殺人鬼になっていく過程と生涯を描いた作品だったのですが…いや~とにかくスゴかった!

何がスゴいって、まずはアイリーン役のシャーリーズ・セロンでしょ。あの人、すげーキレイな人のはずなのに、この役のために13kg太ったとかで、もう凄まじい形相になってまして。完全に本人の魂も入ってたね、あれ。これでオスカー獲ったのも頷けます。同じ実在の人物を演じたってとこで、『ウォーク・ザ・ライン』のリースの受賞よりも、むしろ全然納得できます。

で、内容もやっぱスゴくて…娼婦やってるアイリーンが、ある日バーでセルビー(クリスティーナ・リッチ)に出会う。お互いが居場所を探してるような状態だったからか、意気投合してやがて恋愛関係なようなものに。んで、ふたりで一緒にいるために、アイリーンは“仕事”を続け、ちょっとした過ちから殺人を犯してしまうの。そして彼女はそれからも、その一つの罪から逃れるため、自分を受け入れてくれたセルビーを離さないために、嘘を重ね殺人を重ねていく。最後はセルビーと警察に仕掛けられた電話によってアイリーンは自白させられてしまうのだけれど…。

自分を理解されたいという気持ちがセルビーへの歪んだ愛情になり、それを最期まで信じ続けたアイリーンは、とにかく壮絶で悲しかった。

ちょっと病的なセルビーを演じたクリスティーナも良かったです。散々アイリーンに頼り切っていたのに、最後の裁判でのアイリーンを蔑むような目…あんな表情が出せるクリスティーナは見事でした。

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2006.06.29

『私の頭の中の消しゴム』★★★☆☆

Photo_20『私の頭の中の消しゴム』、DVDになってたのを忘れてまして、やっと観ました。

とりあえず、チョルス役のチョン・ウソンに萌えました。最近あたし、俳優に萌えてばっかですが、そんなことどっちでもいいんです。ヨン様にはまるでグッと来ないあたしですが、イ・ビョンホンとかこういうワイルド系韓国人は好きですねぇ。だいたいあたし、じーちゃんが韓国人らしいですから。…ってことは、つい3年前ぐらいに初めて知らされたんですけども。

だがしかし。内容にはあまり萌えず。涙腺ゆるゆるなあたしがほとんど泣けず。おすぎさんが、“記憶が薄れ始めてからの描写が弱い”って言ってたけど、まさにそんな感じ。恋に落ちるまでの描写のほうが細かくて、ちゃんと描いてほしいほうの、そこを描かなくちゃいけないんじゃないかってほうの話があっという間に終わっちゃうの。

言いたいこと、伝えたいことは分かるけど、へっ!?って感じもしちゃう映画でした。

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2006.05.28

『妖怪大戦争』★★★☆☆

Photo_21トヨエツも出てることだし、『妖怪大戦争』をやっと観てみたのです。

いやー、何と言うか、CGがバリバリ使われてるとは言え実写なんだけど、アニメのような映画でしたね。水木しげるだとか京極夏彦だとかの「怪」が製作にかかわっているだけあって、妖怪の描写・姿はめちゃくちゃ細かくて気持ち悪かった!

トヨエツの冷酷ぶりにはフツーに萌えたけど、隆之介くんとか阿部サダヲとか栗山千秋ちゃんとか出演者陣がみんな良かった。演出もトンチがきいてて良かったし。若干隆之介くんが叫びすぎな気もしたけど。

でもねー、“妖怪”というものが元々そういうところから生まれたものだし、そこに水木先生の強い意思が込められてるからなんだろうけど、“物は大事にしろ”とかの教訓めいたところが全面に出てるのが何だかなぁ感もあり。そこがアニメと言うか、ドラえもんの映画っぽいと言うか。ま、そうは言いながらも感動したところもあるんだけどね。

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2006.05.18

『リバティーン』★★★★★

Wp03_1280x1024 もうすぐ上映が終了してしまうっぽい!→でもこればっかりはスクリーンで観たいのー! ということで、同じくジョニー・デップ好きのライターN嬢と仕事帰りに『リバティーン』を観に行ってきました!

行ったのは、初めてのところだった新宿のテアトルタイムズスクエア。会場の奥行きに対してどう考えてもデカすぎるスクリーンに驚きつつ、21時過ぎからの回ということで人もまばらだったため、ひとまずイイ感じのところに着席。

んで、最初に買ったパンフに目を通すと…あたし、ストーリーは事前にあんまり読まないんですが、音楽がマイケル・ナイマンだった!というのは事前に知ってた気がしつつも忘れてたので、ここで改めて気付いてまず1感動。それから衣裳&美術の人の経歴を読んで2感動!! というのも、あたしの好きな映画監督=ピーター・グリーナウェイ作品のスタッフ陣だったから~。きゃー! これは観る前からクオリティが保障されたようなもの♪

そんな個人的感動の中、かくして映画は始まったんですが…前もっての情報だと“話が理解しがたい”というのが多かったと思うんですが、それほど難解でもなく、時折垣間見せるデップのトンチにちょっとほくそ笑みつつ、話自体は淡々とした展開だったように思います。やっぱ音楽はいいし、映像も綺麗だったしね。最後の最後のシーンに、何かやるせなさと言うか切なさを感じてちょっとドーンと来ましたけど。元々こういうコスチューム劇が好きなあたしにとっては、この映画のデップは超萌えポイントだらけだったし!!

しかしデップの演技はスゴいね。強さ/弱さをああも巧みに出せるっていうのは。でも彼自身もやっぱ相当病んでるんだろうなぁ(苦笑)。

ついでに言うと、せっかくのこのスタッフ陣ということでグリーナウェイ監督で観てみたい気もちょっとだけしました。イギリスのお話だし。ただグリーナウェイだと、もしかしたらエログロさが今回のよりも強調されてしまうのかもねぇ。

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↑なんだコレ! アフィリのために検索したらこんなものが出てきた! 超欲しいんだけどー!!

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2006.04.24

『ミリオンダラー・ベイビー』★★★☆☆

Photo_28ようやく観てみました、『ミリオンダラー・ベイビー』っす。オスカーは何賞を獲ってるんでしたっけ? 内容は事前にほとんど知らなかったんですが、クリント・イーストウッドの監督作ってわりと重いじゃん。気分の乗る時に観ないと、と思って。

で、ヒラリー・スワンク演じるマギーが、プロボクサーとして育っていく物語ではあるんですが……。

トレーナー=クリントと、かつての教え子(?)でジムの清掃員=モーガン・フリーマンとでマギーを育てていきながら、それぞれの人生を顧みたり。

いやしかし。日本ではつい最近もこの問題の騒動が起きたばかりだし、日本人には重い内容だよね、やはり。

ヒラリーもこれでオスカー獲ってるんだっけ? 彼女はやっぱこういう強い女性を演じるのは合いますね。

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